バイスマと国内製バイアグラジェネリックの大きな違いは、国内承認の有無です。
画像のものが医薬品の大手卸売会社から仕入れた国内正規品(純正)のバイアグラ50mgです。25mgは1箱20錠入り、50mgは1箱20錠入りと100錠入りのものがあります。25mg、50mg共に10錠で1シートになっています。事項に25mgと50mgの箱や錠剤の画像の拡大写真を掲載しています。
水への溶け方に明らかに違いが出るバイアグラは偽物といえるでしょう。
当院に来られた患者様からがあり、薬の現物を見せてもらって驚きました。
どこをどう見ても国内では正規流通していない青と黄色とオレンジの薬を「メーカー正規品のジェネリックです」と言われ処方を受けたとのことです。おそらく青いのはバイアグラもどき、オレンジはレビトラもどき、黄色いのはシアリスもどきだとは思います。処分を希望する患者様からいただいた厚労省未認可薬の実物が下記画像です。この画像の薬を処方された場合、服用は避けた方が良いでしょう。
こちらが当院で処方している国内正規品のバイアグラ50mgの錠剤の拡大画像です。日本国内では25mgと50mg、2種類の容量しか厚労省から認可が下りていないので、国内正規品バイアグラで100mgは存在しません。つまり国内正規品バイアグラ100mgと謳っている場合は100%偽りということになります。
バイスマの主成分はシルデナフィルであるため、副作用はバイアグラと同じです。
インターネット上にある個人輸入代行業者の通販サイトの中から本物らしきバイアグラを扱っていそうな業者(安すぎない・ホームページの作りが良い)で実際に注文し、届いた薬が以下になります。本物のバイアグラは当院で処方しているもので、医薬品の大手卸売会社であるアルフレッサ株式会社から仕入れた正規品です。
これまで、以下のような偽物が見つかっています。
シアリス®の製造業者であるイーライリリー社では、どの国においても
また、これら以外に、「C20」など国内で承認されているシアリス®と同様の刻印があり、外観では判別が困難な錠剤も発見されています。
ここからは、偽物のバイアグラを服用する危険性を確認していきましょう。
1万円以上で送料無料。来院歴が無くてもOK。
即日配送。国内正規品のみ。土日も発送。
なぜこのように非正規品の薬が医療機関で処方されているのか?おそらくということなのでしょう。
最悪の事態を避けるためにも、バイアグラの偽物には十分に注意しましょう。
海外では正規ルートにも偽造薬が侵入する中、医薬品卸売業者を核とする強固な流通網が偽造薬の流通を防いできた日本。ところが、ネットという新たな流通経路の拡大により、そうした状況も変化しています。
これまで、インターネット上にある個人輸入代行業者の運営する通販サイトには偽物が多いので注意するよう各製薬会社とも協力しながらEDに悩む世の男性達に啓発してきました。ファイザー株式会社、バイエル薬品株式会社、日本新薬株式会社、日本イーライリリー株式会社の4社にいたっては厚労省とも協力して定期的に個人輸入の危険性についての啓発活動を行っているくらいです。しかし、まさか医師が処方目的で個人輸入に手を出すとは思ってもみなかったので大変驚かされました。
何故かというと患者様にとっても処方をする医師にとってもリスクがあるからです。ではどのようなリスクがあるのか詳しく説明していきます。
プリンター用の青いインクをバケツで混ぜて、正規品に似せていることもあります。
バイアグラの偽造品と真正品。右の3つが真正品、残りはすべて偽造品
バイアグラの効果や注意点、副作用を理解しておかないと、があるからです。
これまでは、「ED治療薬は病院で処方を受ければ安心なので個人輸入ではなくお近くの病院に相談しましょう」と発信してきましたが、ということになります。
繰り返しになりますが、個人輸入による海外製ジェネリックに関してはED治療薬の需要が非常に多いことからいまだに偽物が多く混入する危険性があります。これは医師が個人輸入を行っても同じようにリスクがあります。
ではネットでの個人輸入によって仕入れた4割が偽物であったという結果がでています。では55%であったため少しは改善されてきてはいるものの4割偽物というのは非常に多いのではないでしょうか。
非正規品を処方するクリニックは避けたいと思っている方のために以下のページを作成して詳しく説明しておりますのでご参考下さい。
またバイアグラには副作用やがあり、服用する際には注意が必要です。
怖いのは、偽造薬を服用することで起こる健康被害。調査に関わった昭和大藤が丘病院泌尿器科の佐々木春明教授は「偽造薬には何が含まれているかわからない。どういう場所で製造されているかもわからない。品質保証は全くできない」と指摘します。
ネット購入のED薬、4割が偽造品 「死に至る副作用も」専門家が警告
2011年1月、国内医療機関の救急外来において、冷や汗やふらつきを主訴に受診した患者さんが、その後、意識レベルの低下などの重篤な低血糖症を発症しましたが、来院前夜、タイ人の友人からもらった『Cialis 50』と書かれた偽造シアリスを服用していたことが判明しました。患者さんの血液を分析したところ、血液中から高濃度の血糖降下薬、グリベンクラミドが検出され、正規品には含まれていない血糖降下薬が偽造品中に大量に含まれていたために、重篤な低血糖症を発症したものと考えられます。
バイアグラの偽造品と真正品。右の3つが真正品、残りはすべて偽造品
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偽造バイアグラの見分け方|溶解検証 【偽造バイアグラの見分け方|溶解検証】.
個人輸入代行業者が運営するインターネットの通販サイトで購入したバイアグラを、それぞれ水に浸して時間の経過とともに、どのように溶解していくかを観察してみました。国内の純正バイアグラと比較してどのような違いがあるかもわかりやすく画像で説明します。
メガリスの通販は危険|効果・副作用、通販のリスクや偽物の見分け方も解説 ..
今回の調査で入手したサンプルの含有成分を4社が分析したところ、
▽正規品の最大容量の1.5倍の有効成分を含んだもの
▽有効成分がほとんど含まれていないもの
▽正規品にない規格をうたうもの
▽商品名の成分ではなく、ほかのED治療薬の成分が含まれていたもの
▽正規品には含まれていない物質を含んだもの
が見つかりました。
バイアグラの偽物に注意!見分け方はある?思わぬ副作用の可能性も
有効成分が含まれていなければ効果がないのはもちろん、承認用量以上の有効成分を含んでいたり、正規品にない物質を含んでいたりする場合は、予期せぬ副作用や未知の症状が引き起こされる可能性もあります。
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。 バイアグラ(海外)
【アメリカ発送のバイアグラ】
100mg・50mgともに外側のコーティングから中身の白い成分が溶け出しています。溶け出し方が国内純正品バイアグラと似ています。溶解時間はアメリカ50mgと正規品50mgがほぼ同じ。アメリカ100mgは用量が多い分少しだけ溶解時間が長く感じました。4分後以降は溶けていく状態は同一に見えました。
バイアグラを名乗る偽造品やコピー品が後を絶ちません。 本稿では本物のバイアグラ ..
バイアグラなどのED治療薬には、偽物・偽造品と呼ばれるものが存在します。
日本を含む世界約60か国以上で「偽造バイアグラ(バイアグラの偽物)」「偽造レビトラ(レビトラの偽物)」「偽造シアリス(シアリスの偽物)」などと呼ばれるED治療薬の偽造医薬品が流通しています。
下の画像は偽物のED治療薬の一部です。 ※本物のバイアグラ, ※偽物のバイアグラ
【シンガポール発送のバイアグラ】
錠剤の溶解速度が国内純正品よりも1分~1分30秒ほど早く、シンガポール1分後の状態と純正品2分後の状態が同じであることが写真から分かるかと思います。外側のコーティングが溶けて中身の白い成分が水に溶け出す様子は純正品と似たところがありましたが、3分後以降の溶解の様子には違いが見られました。
市販されているバイアグラに関するいくつかの問題点があります。偽物や不正な商品、処方箋不要の販売などです。
【香港発送のバイアグラ】
溶解速度は純正品に比べて遅く、外側のブルーのコーティングが溶ける様子は誰が見ても純正品とは違うのが明らかです。30分後には中身の成分も溶け出しますが、純正品とは違い溶け出した白い成分の粉末がダマになっており、明らかに成分が違う物が混入しているように見えます。
【バイアグラが本物?偽物と見分ける方法とは!?】 | 松戸市五香
シンガポール厚生当局(The Health Sciences Authority)は、2008年2月以降、精力増強を謳う違法な製品を使用したことによると疑われる死亡例1例、昏睡例2例を含む89例の入院事例があったことを公式に発表しました。
また、違法な製品には、深刻な健康被害をもたらす可能性のある不明な成分が含まれている可能性があると強調しており、違法な製品を購入したり、使用したりしないようにと警告しています。
今回見つかった偽造シアリスには、正規品には含まれていないグリベンクラミド(血糖値を下げる成分)が45mg(日本での承認用量は1日最大10mg)含まれていたことがわかっています。
【バイアグラが本物?偽物と見分ける方法とは!?】 ネット上では海外製の
【中国発送のバイアグラ】
こちらも香港バイアグラと同じで、溶解速度・コーティングの溶け出す様子が純正品とは全く異なっているのが見て取れます。恐ろしいことに60分・120分経過しても錠剤の原型は残ったままでした。さらに中身の成分が純正品は真っ白なのに対して、中国発送のバイアグラは黄色がかっていました。
溶解検証を終えて薬剤を入れたシャーレを水洗いする際に、中国発送バイアグラだけシャーレに成分がこびり付いていて、手でこすらないと落ちませんでした。
【医師監修】バイアグラ(シルデナフィル)の効果・副作用・服用方法
今回の検証は、インターネットの通販サイトを運営している個人輸入代行業者を介して購入したバイアグラを、誰でも簡単に本物か偽物かを見分ける方法はないだろうか?と思い「ただ水に浸す溶解による比較」を思い付き行ってみました。
結果、が、違いがあまりないバイアグラに関しては本物かどうかを見極めることは難しいと感じました。若干の溶解の違いは製造国の違いなのか?用量による違いなのか?巧妙に作られた偽物なのか?専門機関にて成分分析でもかけなければ判断が難しいからです。