口唇ヘルペス デキサメタゾンについて | 医師に聞けるQ&Aサイト
口唇ヘルペスは免疫力が低下したためにヘルペスウイルスが活性化し、出てくる症状です。なので免疫抑制として働くステロイド系の薬を使用すると、結果としてウイルスを増殖させ、症状を悪化させてしまうことがあります。
口唇ヘルペスに効く市販薬|おすすめの選び方や日常生活の注意点を紹介
2年半前から接触性口唇炎で治療しています。医師と相談して色々薬を変えてみたりしてもなかなか治りません。今はビタミン剤と一緒に夜寝る前にデキサメタゾン口腔用軟膏0.1%を3ヶ月くらい使用しています。日中はアズノールを塗っています。医師は炎症がある間はデキサメタゾンを使用し続けても大丈夫とのことですが、ステロイドなので心配です。炎症が治ったら1日おきとのことで、先日落ち着いたと思い1日塗らなかったらすぐにまた悪化してしまいまた塗り続けています。なるべく唇に食べ物が触れないように注意したり、洗顔料や歯磨き粉も刺激の少ないものに変えていますが治りません。デキサメタゾンを使用していると食後は炎症がありますが落ち着くので使用を続けていたいと思いますが、こんなに長い間ステロイドを使用していても大丈夫なのでしょうか?
因みに今潰瘍性大腸炎の疑いで内視鏡検査をし組織を検体にまわしています。口唇炎が治らないのはこの病気が原因になる事もありますか?
単純ヘルペスウイルスによる感染症「ヘルペス」は、ウイルスの種類によって体のさまざまな部位に発症します。中でも最も患者数が多いのが、唇や口の周りに水ぶくれができる口唇ヘルペス。一度感染すると免疫力が弱まったときに再発を繰り返すことが多いので、症状のサインに気づいて早めにケアすること、他人の感染を予防することが大切です。
デキサメタゾン口腔用軟膏0.1% NKについて質問です 歯医者で口に塗ってくださいと言われ塗っ..
ヘルペス(疱疹)とは「皮膚や粘膜に小さな水ぶくれ(小水疱)が集まった状態」のこと。一般にヘルペスウイルスによる感染症をヘルペスといいます。ヘルペスがほかのウイルス性の病気と大きく異なるのは、一度感染すると症状がなくなった後もウイルスが体の中にウイルスの形でじっと潜み、生き延びている点です。そして、抵抗力が低下すると潜伏していたウイルスが活性化して増殖し、再発を繰り返します。
ヘルペスウイルスには8種類あり、そのうち、口唇ヘルペスの原因となるのは単純ヘルペスウイルス1型です。単純ヘルペスウイルスには2型もあり、それぞれの特徴は以下の通りです。
●1型
ウイルスが顔の三叉神経節に潜むため、おもに顔や上半身、とくに顔や口唇に症状が現れる。ほかに角膜炎や歯肉口内炎、咽頭炎、ヘルペス脳炎なども起こる。
市販の口唇ヘルペス再発治療薬「アラセナS」が提供する、口唇ヘルペスの治療法に関するページです。
口唇ヘルペスの症状の出方はその人の年齢や体質、体調によって異なります。小児の初感染では、何の症状もなく気づかないケースがほとんどです。大人の場合、4~7日の潜伏期間を経て、唇や口の周りが痛がゆくなった後、3~5ミリ大の水ぶくれやかゆみなどが出ます。発熱やあごの下のリンパ節の腫れ、頭痛、倦怠感などの全身症状を伴うこともあります。再発時の症状の進行は次の通りです。
(1) 前兆として皮膚がピリピリ、チクチクするなどの違和感やかゆみ、ほてりが出る。
(2) 前兆から半日以内に赤く腫れる(ウイルスの増殖が活発な時期)。
(3) 1~3日後、赤く腫れた上に水ぶくれができる。発熱など全身症状が出ることも。
(4) 1週間前後でかさぶたになり、数日で自然に治る。
再発は年1~2回ペースで起こることが多く、通常、再発のたびに軽症化しますが、症状が重くなることもあります。
チクチク・ピリピリといった違和感がある場合は、口唇ヘルペスの可能性が高いです。
ニキビは毛穴のある部分にできますが、口唇ヘルペスは毛穴のない唇や口の中にもできます。また口角炎や口唇炎とは違い、口唇ヘルペスは小さな水ぶくれが集まってできることが多いです。
どの疾患も、放置したりむやみに触ると悪化させてしまう可能性があり、また口唇ヘルペスだった場合、ウイルスが原因なので周りに感染する可能性もあるので、はやめに皮膚科を受診することをおすすめします。
1週間前より唇にヘルペスができ、18日に歯医者でデキサメタゾン軟膏口腔用を処方され使用しましたが、痛みが酷くなり、
帯状疱疹は主に上半身の片側に帯状にあらわれるのが特徴ですが、顔面に発症すると、口唇ヘルペスとの見分けが難しい場合があります。
口唇ヘルペスを起こすのは「単純ヘルペスウイルス」、帯状疱疹を起こすのは「水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルス」で、ヘルペスウイルスの種類が違います。口唇ヘルペスは再発しやすいですが、帯状疱疹が再発することはまれです。どちらもはやく治療をはじめるほど、治療の効果が期待できます。はやめに皮膚科を受診することをおすすめします。
皮膚が健康な場合でも感染しやすいので注意が必要ですが、皮膚に傷や湿疹があったり、抵抗力が落ちている人が接触すると感染する率が高くなります。
ただし、感染するのはおもに症状が出ているときだけで、ウイルスが神経節に潜伏しているときに感染することはほとんどありません。ごくまれに症状がないときにウイルスが出ていることがありますが、口唇ヘルペスではとくに問題になりません。
昔は幼少期、親子や祖父母と孫など家族間でほおずりやキスをして感染するケースが多く、ほとんどの人が1~4歳までに感染していました。実際、60代以降の日本人の9割以上が単純ヘルペスウイルスの抗体を持っています。ところが最近は核家族化や衛生面の改善などによって、10代の抗体保有率は6人に1人程度です。幼少期に一度感染するとウイルスに対する抗体ができるため、大人になって再発しても軽症で済みますが、大人になって初めて感染すると、重症化するケースが多くなります。
ヘルペスは単純ヘルペスウイルスによる感染症です。ステロイドは炎症やアレルギーを抑える薬なので、ウイルスには効果がありません。
性器ヘルペスは性行為などによって単純ヘルペスウイルス1型、または2型に感染する性感染症の1つです。一般に初感染の症状は次のように進行します。
(1) 2~10日の潜伏期間の後、感染箇所に痛みやかゆみが出る。
(2) 小さな水ぶくれや赤いブツブツ(潰瘍)が多数現れ、ただれや激痛を伴う。高熱や灼熱感、足のリンパ節の腫れが出ることも。
(3) 2~3週間でかさぶたになり、自然に治る。
口唇ヘルペス同様、初感染では無症状のケースも少なくありません。免疫力が低下していると再発し、口唇ヘルペスでは平均年2回ですが、性器ヘルペスでは女性は年8回、男性は年12回と頻繁に繰り返すのが特徴です。お尻や大腿部、肛門周囲などに症状が出ることもあります。性器ヘルペスは20~30代の女性に最も多く、複数の相手との性交渉が一因となっています。
口唇ヘルペスに感染した人とのオーラルセックス(口唇と性器間の感染経路)によって、性器ヘルペスに感染したり、性器ヘルペスの人とのオーラルセックスによって、のどの粘膜に感染してしまうケースも少なくありません。性器ヘルペスは梅毒やエイズなど、ほかの性感染にもかかりやすくします。性交渉の際は必ずコンドームを使用してください。
【原則禁忌(次の患者には投与しないことを原則とするが,特に必要とする場合
水ぶくれなどの症状はほかの感染症や皮膚疾患などでも起こりやすく、口唇ヘルペスと間違えやすいので注意が必要です。口角炎や接触性皮膚炎、固定薬疹がその代表です。ウイルスや細菌の感染症としては、子どもに多く発症する手足口病やとびひが挙げられます。皮膚科では症状の起こっている皮膚や粘膜の水疱をハサミで取って顕微鏡でみる方法、ウイルスのタンパクを検出する方法、血液検査でウイルスの抗体を測定する検査などで、口唇ヘルペスかどうかを簡単に診断することができます。
[PDF] デキサルチン口腔用軟膏1mg/g 日本化薬株式会社
●アレルギー性口唇炎:化粧品、歯磨き粉、食品などに含まれるアレルゲンによって引き起こされます
●接触性口唇炎:刺激物質(強い酸や塩基性の物質など)との接触によって生じます
●日光性口唇炎:紫外線への過度の曝露によって引き起こされます
●感染性口唇炎:ヘルペスウイルスなどの微生物感染によって生じます
デキサメタゾン口腔用軟膏0.1%を3ヶ月くらい使用しています。日中は ..
帯状疱疹はヘルペスウイルスの1つ、水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こる病気です。通常、初感染は1~5歳ごろに水ぼうそうという形で発症し、年月を経て大人になってから帯状疱疹として再発します。発疹が神経に沿って帯状に出るところから帯状疱疹といわれます。とくに多いのが胸からお腹、背中など、胸髄神経節の領域と、顔面の三叉神経の領域です。
帯状疱疹も口唇ヘルペス同様、免疫力が低下したときに発症し、症状は次のように進行します。
(1) 体の右または左の片側の神経に沿って刺すような強い痛みやヒリヒリした感じが数日~1週間続く。
(2) 虫に刺されたような赤い発疹が出る。
(3) 発疹の上に、中央にくぼみのある水ぶくれが多数できる。
(4) 水ぶくれが黄色い膿を持ち、全身症状として発熱することもある。1週間前後でやぶれてただれる。
(5) 発症から2週間でかさぶたとなり、3週間で治癒する。
【口角炎におすすめ】薬剤師が厳選した市販薬 6選【モアリップなど】
口唇炎の症状としては、唇の腫れ、発赤、痛み、ひび割れ、かさつきなどが見られます。重症の場合は、水疱や潰瘍を形成することもあります。
患部に直接塗ることで、炎症による腫れや発赤、かゆみや痛みをやわらげます。 ..
口唇ヘルペスで最も多いのが、家族間での接触感染です。水ぶくれができているときはウイルス量が非常に多く、感染力が強い時期ですから、症状がなくなるまではほかの人への感染に注意を払うことが重要です。感染を予防するために次のことを心がけましょう。
通常1日2~3回、適量を患部に塗布する。 なお、症状により適宜増減する。 禁忌 ..
ヘルペスが発症している部分に関しては、ウイルスが活性化している状態だといえます。そのため、自己判断でステロイドを塗布してしまった場合にはより悪化する恐れがあります。
口唇ヘルペス(いわゆる熱の華)について
単純ヘルペスウイルスは母子感染する危険性があります。妊婦が神経節に単純ヘルペスウイルスを持っているだけでは胎児にはうつりませんが、妊婦が子宮頸部や性器に発症している場合、赤ちゃんが産道を通るときに感染して脳炎を起こしたり、全身に感染して死に至るケースもあります。これらは帝王切開によって予防できます。また、母親に口唇ヘルペスがある場合、感染予防のために母子別室にして授乳をさせないこともあります。
口唇ヘルペスについて ..
新生児は免疫力が弱いため、単純ヘルペスウイルスに感染すると全身に広がり、重篤な症状が出る恐れがあります。キスやほおずりに限らず、口唇ヘルペスに触った手ですぐに赤ちゃんを触るだけで感染することもあります。キスやほおずりは避け、新生児に触れる前には手をよく洗うようにしましょう。
口唇ヘルペスに使用される薬に市販薬はある?処方薬も紹介
口唇ヘルペスは免疫力が落ちているときに再発します。再発する頻度は平均すると1年に2回。感染している人はまず、日常生活を見直して自分がどんなときに再発するかを思い起こし、その状況をできる限り避けることが大切です。免疫力を低下させないために次のような生活を習慣にしてください。
第4回「口唇ヘルペスについて」
年齢や体質、体調などで差はありますが、ワッツヘルペスの調査※によると、口唇ヘルペスの再発患者さん(初期症状の自覚あり)のうち、約40%が年3回以上も再発していることが分かりました。
体の中に潜伏しているウイルスを排除する方法は、残念ながらありませんが、口唇ヘルペスの再発をくり返す方のために症状やライフスタイルに合わせて治療を選択できる時代になっています。
皮膚科の先生に聞く口唇ヘルペスQ&A
あなたは直近1年以内に何回程度、
口唇ヘルペスを発症していますか。