コブラ キング FORGED TEC アイアン2機種を比較試打


タイトT200(21年モデル、以下T200)からフォージドテック(以下FT)にスイッチしました。両者を比べながら述べて参ります。

○顔
T200より、ほんの少しだけ輪郭が大きいのと、ホーゼルの根元からフェース面にかけての湾曲の繋がりがやや急なところが見慣れたタイトとの違和感ですが、決してグースが付いてるわけでもなく、ストレートな美人顔です。

○打感、打音
ソリッドなアイアンのそれとほぼ変わらないです。T200には不満でしたので大変満足しています。

○オフセンターヒットの寛容性
両者高いほうですがFTのほうがセンターずれしたときの縦距離のロスがより小さいです。番手ごとのMAX距離は両者に変わりはないものの、平均距離が上がることでFTのほうがより高次元な寛容性があると言えるのではないでしょうか。

○飛距離性能
前述の通り

○弾道
機械で打ち上げ角やスピン量を測っていませんが、各番手T200よりは低いです。むしろT200が高すぎるくらいでしたので、低くなったといっても充分上がってくれてます。

○操作性
私にはドロー、フェードを打ち分ける技術なんて無いので、、、汗
そもそもドロー、フェードにそれほど敏感なアイアンヘッドはこちらも望んでいませんし(負け惜しみ)。
ラフからの抜け?すっぽり埋まってたら何で打っても難儀でしかありませんし、、、滝汗
クラブ重量は7番で417gでした、ご参考まで。

○その他
DG105が入っているBLACKをチョイスしたんですが番手の刻印も黒なんでバックから抜くとき老眼には見分けがつかず、早速白く塗り潰しました。それとバックフェースに小さくですがタングステンって文字入れしてくれてますが(ブラックは目立ちませんが)、今更そんな訴求は要りません、とメーカーさんに言いたい。

とは言うものの総じてクラブの完成度はかなり高いと私は感じています。


コブラゴルフ/KING/KING フォージドTECアイアンの口コミ評価

実際、天邪鬼で皮肉屋な我々スタッフのトニー・コビーですら、「KING FORGED TEC」シリーズを“コブラ史上最高のアイアン”と言うほどだ。

見た目
衝撃を受け一目ぼれ購入。バックフェースがカッコ良すぎる!
構えた感じ
グースも少なくストレート好きの私には好印象。フェースの形状もJAPANアイアンと変わらず好印象
打感
中空なので、ある程度妥協は考えてたけど、ナニコレ?フォージドと変わらないじゃん!
とても吸い付くような感触でグッドです。
全体感
MODUS3 TOUR105は重量的にも良かったけど、Sはスペックオーバー感あり。Rの設定も欲しかったです。
ラムキングリップも吸い付きはグッドでしたが、60口径サイズが欲しかった。

といっても大満足なアイアン。購入感は大満足です。

コブラcobra KING FORGED TEC コブラ中空アイアン

過小評価されたり正当に評価されていないアイアンといえば、まずコブラが頭に浮かぶ。PGAショーで新しくリリースされた「KING TOUR」アイアンを試したが、すごくイイ感じだったし、「KING FORGED TEC」は昨年の『上級者向け飛び系アイアンテスト』では総合6位。また同シリーズのさらに易しい「FORGED TEC X」は『初・中級者向け」(スコア改善型)アイアンテスト』では2位だった。

一方、コブラでは「FORGED TEC X」を「上級者向け飛び系」としているが、このモデルは、大きめのヘッド、厚いトップライン、大きめのオフセット、そしてストロングロフトということで、「上級者向け飛び系」と「「初・中級者向け」(スコア改善型)」の中間くらいと言えるだろう。

コブラ KING フォージド TEC-X アイアン 2022 KBS ツアーライト

「上級者向け飛び系」では良くあることだが、両アイアンともタングステンを搭載。「KING FORGED TEC」アイアンには、20gのタングステンで重心をクラブフェース中央にシフト。より「寛容性」の高い「KING FORGED TEC X」は65gのタングステンで可能な限りの低重心化を実現させ、簡単にボールを上げられるようにしている。

プーマジャパンから、コブラの中空アイアンのアナウンス。「プーマジャパンは、革新的なゴルフクラブを生み出し続けるCOBRA Golfから、新しくなった『KING FORGE D TEC』と『KING FORGED TEC X』アイアンを国内正規取扱店にて11月9日より発売致します」と、同社。

コブラ KING フォージド TEC-X アイアン 2022 KBS ツアーライト ..

今回のモデルサイクル途中におけるテコ入れでは、ワンレングスの選択肢について何も言及されていないことも特徴的だ。昨年、コブラは元々「KING FORGED TEC」のワンレングスを発売したが、今回のアップデートでは標準的な長さが変わる(ワンレングスではない)シャフトを装着したモデルのみとなっている。

コブラは、数年前にブライソン・デシャンボーと用品契約を結んだ時、想像するに、デシャンボーのために無駄骨を折ることになった。デシャンボーはワンレングスの広告塔だったが、彼との契約も今年頭に終了してしまったのだ。