『コブラ』の「カゲロウ山登り」。 アニメや漫画に出て来た山登りの中でも最も過酷な部類に属するのではなかろうか。


前述の通り、カゲロウ山はその存在を信じなければ消えてしまう山である。こんな山に登る際に、その存在について曖昧にしたまま登ることを決心できる者がどれだけいるだろうか。この意味では自分の生殺与奪をレディに委ねている。「レディがいる」というその一点だけで、本当に存在するかどうかも不確かな山に登ることを決め、実際にやってのける男なのである。


COBRA THE ANIMATION 第6話 カゲロウ山登り

はレディに「この山は本当にあると思うか」と問いかける。これは奇妙な問いである。なぜなら、にとってはレディを助けることこそが重要であったということが、これまでのストーリーで示されているからである。はカゲロウ山の存在を疑っていないのではなかったのか(カゲロウ山の存在を確信していないのなら、なぜカゲロウ山を登り切ることができたのか)。

親友のジョニーから連絡を受け、とある港町の灯台にやってきたコブラ。
約束の時間になっても、なかなか姿を現さないジョニーを心配したコブラは、
漁師たちから、彼がバロン島の近くの海で、宝探しをしていたことを聞く。
そこは何人もの美女の亡霊が海底をさまよっているという伝説のあるいわくつきの場所だった。
ジョニーの行きつけの酒場のマスターから、彼の録音機を預かったコブラは、
そこで沈没船の美術品を集める女性・エリスと出会う。エリスは古代の歴史を専攻する学生で、
ジョニーの行方を追って、バロン島に向かおうとするコブラの船に、調査のために乗り込んでくる。
仕方なくエリスを連れ、バロン島へ出発するコブラだったが・・・・・・。

左腕に銃<サイコガン>を持つ不死身の男“コブラ”の新たなる冒険の幕が上がる!第6話「カゲロウ山登り」、第7話「山頂へ」を収録。 とじる

でははなぜカゲロウ山へ登ることを決め、そして山頂まで辿り着くことができたのか?

最終的に山頂へ辿り着いたのは神父セバスチャン、、の3人。実はセバスチャンは神父ではなく、金塊を積んだ飛行機を爆破して墜落させた張本人だった。金塊の存在を確信していたからこそ、カゲロウ山を登り切ることができたのだ。セバスチャンは金塊を独り占めするためとを殺そうとするが、の左腕のサイコガンがこれを阻む。セバスチャンは谷底へ落下していった。

仕方なくエリスを連れ、バロン島へ出発するコブラだったが・・・・・・。 第6話 カゲロウ山登り ..

『』の中に『カゲロウ山登り』というエピソードがある。私にはこの話が最もというキャラクターを的確に説明しているように思えてならない。

何もない雪原を飛行中、20トンの金塊を積んだ飛行機が何者かに爆破され、墜落した。
捜索隊が墜落した飛行機を空から探したが、何も見つからなかったという。
それから数日後、雪原の渡し場に、船を待つ数人の乗客が集まっていた。
彼らの目的は、この地方に十年に一度、カゲロウのごとく突如として現れるという
まぼろしの山・カゲロウ山に登ることだったが、吹き荒れる雪嵐に足止めをされていた。
そこへ自らをジョンソンと名乗り、素性を隠したコブラがやってくる。
そんなコブラに船を待つ乗客の一人、セバスチャン神父が、ほかの乗客の紹介を始める。
しかしコブラ同様に、乗客たちはそれぞれが本当の素性を偽っており・・・・・・。

1, COBRA THE ANIMATION コブラ TVシリーズ 第6話 カゲロウ山登り.

カゲロウ山を登るコブラたちを襲う氷塊と雪崩。コブラによって危機を脱したのも束の間、山の存在を疑ったバッキーは足場を失い、落下してしまう。洞窟で一夜を過ごすコブラたちだが、夜が明けるとデイジーが凍死しているのを見つける。彼女は事故に見せかけ殺されたのではと疑うコブラ。彼らの中に潜む犯人の正体とは…。

20トンの金塊を積んだ飛行機が何者かに爆破され、墜落した。それから数日後、雪原の渡し場に船を待つ数人の男女が集まっていた。彼らの目的は、この地方に10年に一度、カゲロウのごとく現れるというまぼろしの山“カゲロウ山”に登ること。そこへ自らをジョンソンと名乗り、素性を隠したコブラがやってくるのだが…。


感想 COBRA THE ANIMATION 第06話「カゲロウ山登り」

二十トンもの金塊を積んだ飛行機が山に突っ込み墜落する事故が発生した。その事故で突っ込んだ山というのが十年に一度現れるまぼろしの山「カゲロウ山」に突っ込んだとされており、コブラは二十トンの金塊を求め「カゲロウ山」へと向かうこととなった。

COBRA THE ANIMATION 第6話「カゲロウ山登り」感想

二十トンもの金塊を積んだ飛行機が山に突っ込み墜落する事故が発生した。その事故で突っ込んだ山というのが十年に一度現れるまぼろしの山「カゲロウ山」に突っ込んだとされており、コブラは二十トンの金塊を求め「カゲロウ山」へと向かうこととなった。