風邪の後、鼻炎症状に続いて、鼻水、鼻づまりが治らない、粘り気の ..


主に慢性副鼻腔炎に対して行われます。(一部の重症な急性副鼻腔炎にも行われます)
現在は、鼻の穴からカメラ(内視鏡)を使用しながら行う手術が主流です。局所麻酔(もしくは全身麻酔)の後に鼻の穴から内視鏡を入れ、モニター画面を見ながら鼻腔内のポリープ(鼻茸)を一つひとつ切除し、副鼻腔と鼻腔の通路を広げて空気や分泌物の出入りを良くします。内視鏡手術の利点は、出血や痛みも少なく、術後の回復も早いこと。最近は、マイクロデブリッターという、ポリープや膿を吸引しながら細かく削り取る画期的な装置が開発され、従来の除去方法より安全確実な上に、手術時間も大幅に短縮されました。
入院+全身麻酔で行っている施設が多いですが、首都圏を中心に日帰りで手術を行う施設も増えてきています。


アレルギー反応によって鼻腔や副鼻腔が炎症を起こし、次のような症状が現れます。 くしゃみや鼻水が止まらない ..

これらの薬は、症状や重症度に応じて単独または組み合わせて使用します。喘息であれば、気管支拡張剤が比較的効果があるので、その反応性をみて判断していきます。抗ロイコトリエン拮抗剤(キプレス、シングレア、オノン、成分名ではモンテルカスト、プランルカスト)は使い始めて2~4週間ぐらいで効果を発揮するので、長めに内服することがオススメです。

耳鼻咽喉科を受診時には炎症をおさえるために、鼻の処置で副鼻腔の入口を広げた後に、抗生物質やステロイド剤を含んだネブライザー療法も行われます。
ネブライザーとは、霧状にした薬液を鼻や喉に噴霧して、直接患部へと送り届ける医療機器です。微粒子レベルの細かい煙霧となって鼻や喉へと送り出された薬は、呼吸とともに鼻の奥や気管支、肺などにまで到達します。

風邪の症状のように咳や鼻水が出ないのがこの病気の特徴です。 ..

急性・慢性いずれの副鼻腔炎にも漢方薬を用いることもあります。有名な商品であるチクナインの主成分である辛夷清肺湯や荊芥連翹湯、葛根湯加川きゅう辛夷などが用いられます。急性期よりも慢性期の治療として用いられることが多いです。

子どもの副鼻腔は、2歳頃から発達し始めて、17歳頃にほぼ完成する器官です。生まれたての新生児期の副鼻腔は、まだ直径1㎝程度で鼻腔とも繋がらず骨髄で形成されています。そのため、小さい子どもの副鼻腔炎はないとされています。
しかし、4歳~6歳頃になると、副鼻腔の通路が広がり炎症を起こしやすくなるので注意が必要です。
子どもは鼻腔と副鼻腔を繋いでいる穴が小さいため、鼻風邪から容易に副鼻腔炎を発症します。また、同時に鼻の奥と耳の中を繋いでいる耳管という細い管も短いため、副鼻腔炎を起こしていると中耳炎も起こしやすくなります。
一方で成人の副鼻腔炎に比べて治りやすという特徴もあります。
治療は成人と同じで、抗生物質が中心になります。
当院ではレントゲンやファイバー検査を用いて確実な診断治療を心がけています。

「風邪(かぜ)」はくしゃみ・鼻水・鼻づまり・のどの痛み・咳・痰などに加え ..

ロイコトリエンとは、体の中でアレルギーや炎症反応を起こし続けるためのシグナルとなる、ホルモンのような働きをするもの(脂質、エイコサノイド)です。気管支喘息の原因にもなっています。抗ロイコトリエン薬は、体の中でロイコトリエンからのシグナルを受け取っている場所に先回りして、ロイコトリエンのシグナルを体が受け取らないようにすることで、ロイコトリエンがアレルギーや炎症反応を起こし続けないようにする働きがあり、炎症を抑える効果を示します。
抗ロイコトリエン薬は、鼻ポリープを伴う副鼻腔炎に勧められています。

副鼻腔炎による症状が軽度な場合でも、放置すると慢性化するリスクがあるため、早めの診断と適切な治療が必要となります。
自宅でも出来る予防法や医師による治療で症状の改善が期待できるので、健康な鼻呼吸を取り戻すためにも、早めに行動することをおすすめします。

薬を飲んでも 鼻水が止まらないについて | 医師に聞けるQ&Aサイト

喫煙によって発生する有害物質は、鼻粘膜や副鼻腔の繊毛の働きを低下させ、粘液が蓄積して炎症を引き起こしやすくなります。
禁煙することでこれらの状態を簡単に改善することができるので、副鼻腔炎になった場合はなるべく喫煙を控えるようにしましょう。

ステロイド剤にはアレルギー反応や炎症を抑える効果、水分を調節する効果などいろいろな効果を持つお薬です。
点鼻用のステロイド剤は鼻にしっかり効果がある一方、最近の点鼻薬はほとんど鼻以外には作用せず、体内で作用する割合はごくわずかで1%以下と言われています。そのため、体への副作用をあまり心配せず使えるようになっています。
鼻の粘膜が炎症を起こしている状態ですので、鼻ポリープのある無しにかかわらず、炎症を抑えるという意味ですべての副鼻腔炎に効果があります。


抗生剤を使用すると、24時間程度で効果が出て、症状は軽減されます。 扁桃腺炎は溶連菌感染症以外に、ウイルスのことも多く存在します。

副鼻腔炎の手術の概要を動画にて解説しております。よろしければご覧くださいませ。

その中に、抗生剤(クラリシッド、クラリスロマイシン等)が含まれていますが ..

好酸球性副鼻腔炎などの難治性の慢性副鼻腔炎は、手術後の治療をおろそかにすると再発することがあるので、手術後にも耳鼻咽喉科専門医で診てもらうこと、手術前から使用していた薬を手術後も続けることが重要です。

くしゃみがとまらない原因と治療法 · 耳が痛い、聞こえづらい原因と治療法 · 声のか ..

副鼻腔炎になった際の鼻洗浄は、鼻洗浄は鼻腔内の粘膜を清潔に保ち、炎症や不快な症状を軽減するための有効な方法です。
副鼻腔炎になると、副鼻腔の内部に鼻水や鼻に入ったホコリなどが貯まってしまっている状態なので、鼻洗浄により鼻腔にたまった膿や異物、アレルギー物質などを取り除くことで、副鼻腔内部の粘膜の状態を改善します。
鼻洗浄は生理食塩水や専用の洗浄液を用意し、専用の鼻洗浄器具やボトルを用いるのが一般的です。適切な体勢で洗浄液を片方の鼻孔から流し入れ、反対側の鼻孔から排出することで、鼻腔全体を洗い流します。洗浄液は体温に近い温度(約37℃)に調整することで、不快感を軽減できます。
注意点としては、洗浄液を正しく準備することが重要です。市販の生理食塩水や専用製品を使用し、自己調合する場合は塩分濃度を約0.9%に調整する必要があります。また、過度な頻度での洗浄は粘膜を傷つける可能性があるため、頻繁に鼻洗浄する必要がある場合には医師の指導に従って行うことが推奨されます。

咳がひどいカゼの患者さんが増えています。マイコプラズマにも注意

副鼻腔には「繊毛機能」と呼ばれる機能で副鼻腔の内部に貯まった鼻水やごみを、出口(自然孔)の方向に送り出して排出する機能があります。
副鼻腔炎では粘り気の強い鼻水が鼻の奥に貯留することで、この機能がうまく働かなくなり、結果として膿やその他のごみが副鼻腔の内部に貯まって、粘膜の状態を悪化させてしまいます。
カルボシステインは痰の粘りをとり排出を助けるお薬で、痰を排出させることで副鼻腔内の粘膜の状態を改善します。

カゼの症状は鼻水と咳が基本で、流行するウイルスなどによって鼻水が ..

呼吸リハビリテーションは、呼吸器に関連した病気を持つ患者さんが、可能な限り病気の
進行を予防し、あるいは健康状態を回復・維持することを目標として行います。
医師、看護師、理学療法士、言語聴覚士、臨床工学技師、管理栄養士、医療シャルワーカー、薬剤師も必要に応じ協力して実施します。

非結核性抗酸菌症 | 複十字病院 公式サイト(東京都 清瀬市)

慢性副鼻腔炎に対しては、マクロライド系という種類の抗生物質を少量長期投与を行います。マクロライド系抗生物質は殺菌作用は弱いですので、化膿止めとしてではなく、免疫賦活剤として使用しています。それ以外にも炎症を調整したり、水分を調節したり、抵抗力をつけるために細菌が作り出す物質を抑えたりするなど他の抗生物質にはない作用があり、少しずつ長期間内服する(長期少量持続療法といいます)ことで、肺や副鼻腔の慢性の炎症に効果があることがわかっています。
マクロライド系抗生物質による治療は、鼻ポリープのない副鼻腔炎に、特に勧められています。

『「クラリスロマイシン【内服薬】」を「好中球性炎症性気道疾患」に対して処方 ..

副鼻腔炎は、日常生活でのちょっとした工夫や注意で予防が可能です。特に、鼻や喉の健康を保つために適切な衛生習慣や環境対策を取り入れることが重要です。以下では、副鼻腔炎を防ぐための具体的なポイントを解説します。

【歩く肺炎】マイコプラズマって、いったいどんな病気? | 医師ブログ

この薬は、気道や鼻粘膜の炎症を引き起こす化学物質であるロイコトリエンに対し、アレルギーや炎症反応を起こし続けないように作用をブロックすることで症状を抑える効果を示します。
特に、鼻ポリープを伴う慢性副鼻腔炎や気管支喘息を併発している場合に有効であるとされています。
モンテルカストはロイコトリエン受容体拮抗薬に分類される薬剤のひとつであり、1日1回の処方で済むため副作用も比較的少なく、食事の影響を受けにくい点が利便性を高めています。また、ステロイド点鼻薬と併用することで、好酸球の増加や鼻ポリープの進行を抑える相乗効果が期待できます。

またはマクロライド系の抗生剤(クラリスロマイシン等)を少量で長期(数週間~数 ..

副鼻腔炎の初期や膿性の鼻漏がひどくなった時には、殺菌作用のある抗生物質を使用します。急性副鼻腔炎に対して使用される抗生物質は、殺菌効果の高く、副鼻腔によくお薬が届きやすく設計されているものが推奨されます。
海外では副鼻腔炎の状態別に抗生物質の種類が細かく示されているものもありますが、主要なマニュアルを作成している欧米の国々とは副鼻腔炎の原因となる細菌が異なりますので、年齢や状態、細菌検査の結果によって、症状に最適と思われるお薬を処方します。

代表的なマクロライド系抗菌薬として、エリスロマイシンやクラリスロマイシンがあります。 ..

黄色い鼻水自体は一般的な風邪やアレルギーの一部として現れることがありますが、一般的には重篤な病気の兆候ではありません。
ただし、症状が長期間続く場合は、細菌やウイルス感染による副鼻腔炎の可能性も考えられますし、高熱や息切れなどの他の深刻な症状が見られる場合には、別の病気の可能性も考慮すべきです。
不安な場合は早めに医療機関を受診して適切な診断を受けることが大切です。

粘り気があり、黄色や緑色の鼻水が出ます。 鼻が詰まる: 鼻の粘膜が腫れて ..

急性副鼻腔炎の初期はウイルス感染によって引き起こされるため、症状が軽く、3~5日程度の経過でしたら自分の免疫力で自然軽快することがあります。1週間程度症状が持続してしまう場合は、細菌感染に置き換わっている可能性が高いため、病院への受診が必要です。数か月に及ぶ慢性的な症状がある場合は、耳鼻咽喉科を受診した方が良いと思います。

感染経路は主に飛沫感染で、感染者の咳やくしゃみのしぶきを通じて広がります。 ..

鼻腔内に温水と塩を混ぜた液体を流し込んで、副鼻腔内の膿や細菌を洗い流します。

鼻水による鼻腔が狭くなるためです。 鼻汁を吸ってあげてください。 軽症です ..

鼻茸を伴う重度の慢性副鼻腔炎の新薬です。鼻茸の縮小により鼻づまり、嗅覚障害の改善が期待されます。