「クラリスロマイシン ロキソニンのみあわせ」に関する医師の回答
一部の抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)や抗菌薬、降圧薬などと併用すると、併用薬の作用に影響をおよぼしたり副作用の発生リスクが高くなったりします。
そのため、痛み止め以外の薬についても飲み合わせを判断する必要がありますので、併用薬がある場合はご相談ください。
クラリスロマイシンの添付文書内に併用禁忌として記載のないものはどれか? 【選択肢】
ロキソニンと他の消炎鎮痛剤との併用は避けてください。すでに他の痛み止めを服用している場合は、自己判断でロキソニンを追加しないようにしてください。複数の消炎鎮痛剤を併用すると、副作用が増悪されるおそれがあります。
ただし、医師が必要と判断して処方している場合はこの限りではありません。他の医療機関から痛み止めが処方されている場合は、念のため診察時にご相談ください。
ロキソニン・カロナールとも、他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましいとされています。例外的に、医師の指示のもとで併用することはありますが、自己判断で併用するのは避けるべきです。
なお、カロナールの有効成分であるアセトアミノフェンは、市販薬にも配合されていることがあります。気付かないうちに飲んでしまうことがないように、成分をしっかり確認してください。
クラリスロマイシン錠200Tを処方されました。内科で飲み合わせを聞くのを ..
急性上気道炎の発熱・疼痛(喉の痛み)などに使用する場合は、1回1錠(60mg)を頓服します。この場合も、年齢・症状などによって服用量を加減できますが、服用回数は原則として1日2回まで、1日最大180mg(3錠分)が限度とされています。
成人の整形外科領域の疾患に伴う痛みや、手術・外傷・抜歯後の疼痛などに使用する場合は、1回1錠(60mg)を1日3回服用します。頓服の場合は、1回60~120mgを服用します。服用量は、年齢や症状によって適宜増減可能です。
DIクイズ1:(A)NSAIDs やクラリスと併用注意のハイリスク
ロキソニンによる胃腸障害は、薬を服用したすべての方にあらわれるわけではありません。そのため、胃の痛みや不快感など気になる症状がない場合は、胃薬を一緒に服用しなくても構いません。
ただし、ロキソニンと一緒に胃粘膜保護薬や胃酸の分泌を抑える薬(H2ブロッカー、プロトンポンプ阻害薬)が処方されている場合は、一緒に服用してください。
一方、胃薬の処方がなく、ロキソニンの服用で胃の不快感などがあらわれた場合は、早めに受診して症状についてご相談ください。
なお、他の医療機関から胃粘膜保護薬や胃酸の分泌を抑える薬が処方されている場合は、ロキソニンと一緒に胃薬を処方しないこともあります。
ロキソニンは、整形外科領域疾患に伴う痛み、手術・外傷・抜歯後の疼痛、急性上気道炎の発熱・疼痛(喉の痛み)などに適応があります。
頭痛や生理痛に対する適応はありませんが、片頭痛や緊張型頭痛への処方は問題ないとされています。また、生理痛や月経困難症などにもよく処方されます。
皮膚科領域では、手術後の痛みやによる痛み、炎症性粉瘤・・などの細菌感染症による疼痛に対してロキソニンを使用することがあります。
[PDF] クラリスロマイシン錠200mg「サワイ」 を服用される患者さんへ
ロキソニンもも解熱鎮痛作用を持つ薬剤ですが、ロキソニンはプロスタグランジンの産生を抑えて解熱・鎮痛・消炎作用を発揮します。一方、カロナールは脳の中枢神経や体温調節中枢に働きかけて解熱鎮痛作用を示します。
また、ロキソニンは小児(15歳未満)への投与は認められていませんが、カロナールは幼児や小児などにも投与できるという違いがあります。
なお、解熱鎮痛作用についてはロキソニンのほうが強く、カロナールは効き目が比較的穏やかだとされています。