クラリスロマイシン 400㎎ 7日 ミノサイクリン(内服、点滴) 200㎎ 7日


おりものの異常などで気づき、性感染症の「ウレアプラズマ」が陽性になる患者さんが増えています。これまで、日本ではあまり知られていなかったウレアプラズマですが、その患者数は「クラミジア」や「淋病」に次いで拡大していることが予想され、注意が必要です。


Genitalium感染の場合、第一選択薬はアジスロマイシンが推奨されています。M

当院で行っているマイコプラズマ・ウレアプラズマの検査はPCR法で行っています。
菌のDNAを増幅して検出する方法であるので、確実な診断結果が下せます。

感染機会から24時間以上経過していれば検査可能です。
結果判明まで3-4日ほどお時間をいただきます。

結果は電話やWEBで確認できます。

ウレアプラズマは、今や誰もが感染する可能性のある性感染症であるため、感染経路や予防方法はもちろん、感染してしまった際の症状、病院での検査・治療薬などについて、正しい知識を身につけておきましょう。(※当クリニックでは、女性の検査のみ承っております。)

クラリスロマイシン(クラリス, クラリシッド) 200mg×2回/日 7日間 ..

次にMGに有効なキノロン系抗菌薬はシタフロキサシンとモキシフロキサシンです。モキシフロキサシンは、我が国では尿道炎に保険適用がありません。シタフロキサシンは1錠50mgであり、初回治療に1回2錠(100mg)1日2回投与が認められない都道府県があるようですが、MG感染症には1回2錠(100mg)、1日2回、つまり1日200mgを使用すべきです。低用量ではMGは容易にキノロン耐性となることが示されております。このキノロン耐性がセレクションによって起っているのか、新たな遺伝子変異により起っているのかは現在、研究中です。キノロンがMGに80~90%効果があるというデータがありますが、これは昔のデータです。現在耐性が増えており有効率はもっと下がっていると思います。是非高用量で使用してください。

シタフロキサシンは1日200mg使えばいいのですが、1錠50mgなので、4錠、分2ということになります。シタフロキサシンは非常に腸内細菌を乱しやすいお薬です。ほとんどの場合下痢が起こりますので、整腸剤を併用された方がいいと思います。1週間から2週間治療をして、その2週間後にもう一度、このTV/MGで検査をしていくというのが良いと思います。

この物質の日化辞番号 J2.892D ; クラリスロマイシン について

マイコプラズマは、普通の細菌は持っている細胞壁というものを持たない特殊な細菌です。様々な種類が含まれますが、性感染症を引き起こすものは、マイコプラズマ・ジェニタリウム、マイコプラズマ・ホミニス、ウレアプラズマ・パルバム、ウレアプラズマ・ウレアリティカムの4種であるといわれています。このうち、マイコプラズマ・ジェニタリウムとそれ以外で性質が異なります。

「ウレアプラズマ」とは、クラミジアや淋菌以外が原因となる「非クラミジア性非淋菌性尿道炎/腟炎・子宮頚管炎」を引き起こす細菌の一種です。

性感染症 Sexually Transmitted Infection

私とマイコプラズマの出会いは10年以上も前、ある病院のNICU(新生児集中治療室)で働いていたとき、子宮内感染の強い妊婦さんから早産で生まれた赤ちゃんが、出生後2~3週間経つとひどい肺炎になってしまうことをよく経験しました。お母さんの子宮内感染の原因は何か?クラミジアでもなく淋菌でもない、何も菌が検出されない・・・でも、なぜ子宮と赤ちゃんに強い炎症が起きるのか?胸部のレントゲン写真は、マイコプラズマ肺炎の所見で、当時はマイコプラズマは、特別な検査機関でしか検査できなかったのですが、マイコプラズマとウレアプラズマが陽性になりました。

肛門のマイコプラズマ・ウレアプラズマの検査は、肛門からの分泌物を採取します。
細い綿棒を数センチ肛門に入れるだけですので、身体のご負担は最小限です。

※検体はご自身で採取をお願いしております。


[PDF] まれな新 児感染症 ウレアプラズマとマイコプラズマ

ウレアプラズマとマイコプラズマは、細菌学的には同じ種類で、分かりやすく言うと親戚関係のようなものです。

クラミジア感染治療におけるクラリスロマイシンの除菌率は90.9

同じ疑問を感じた世界中の研究者が、マイコプラズマとウレアプラズマの研究を始め、現在7種類のマイコプラズマと2種類のウレアプラズマが発見されています。そのうち、泌尿生殖器に病原性のあるマイコプラズマは、Mycoplasma genitalium(以下M. genitalium )とMycoplasma hominis(以下M. hominis)です。ウレアプラズマは、Ureaplasma urealyticum(以下U. urealyticum)とUreaplasma parvum(以下U. parvum)です。この4種類の菌の検査は予防会で検査できます。

ウレアプラズマという細菌は、2種類みつかっています。

マイコプラズマ・ウレアプラズマは2012年から日本でも検査ができるようになった、性感染症の一種です。
症状がなくとも感染していることも考えられるため、
クラミジア、淋病と同じく咽頭に感染する可能性もあるため、接触行為があった際にはこちらも検査をお勧めいたします。

[PDF] 非クラミジア性非淋菌性尿道炎

マイコプラズマもウレアプラズマも一緒に検査したい方向け
下記4種類の検査・治療料金・確認検査、全て含まれます。

・性器マイコプラズマ
・性器ウレアプラズマ
・咽頭マイコプラズマ
・咽頭ウレアプラズマ

※治療後の確認検査は、陽性反応があった場合のみ、陽性反応になった項目について、1ヵ月後、1回のみ無料になります。
(但し3ヶ月以上経過すると有料になります。)

あおぞらクリニックでは、現在感染しているかどうかを調べる抗原検査を実施しています。
問診料や再診料は頂いておりません。
患者様のご負担は、検査料金とお薬代のみです。

[PDF] 表2 : 非淋菌性尿道炎の治療

マイコプラズマが陽性であった場合、難治性のため基本3週間服用する抗生剤を処方します。

ウレアプラズマが陽性であった場合、1回、もしくは1週間服用する抗生剤を処方します。
マクロライド系、テトラサイクリン系、ニューキノロン系の抗生物質を使用します。

マイコプラズマ・ウレアプラズマ性器感染症の治療

マイコプラズマ・ジェニタリウム以外のマイコプラズマは、性器における常在菌でもあります。健康な女性の最大80%がウレアプラズマを保菌し、50%がマイコプラズマ・ホミニスを保菌しているという報告があります(1)。男性においても、健康成人の25%でマイコプラズマ・ホミニスの保菌が見られたと報告されています(2)。
マイコプラズマ・ジェニタリウム以外のマイコプラズマと、性感染症との関連ははっきりとはわかっていません。性感染症において、マイコプラズマ・ジェニタリウム以外のマイコプラズマが単独で同定されることが稀であり、他の性感染症の病原菌と共存しているだけなのか、病原体なのか判断しづらいこと等が、解釈を困難にしています。
同様に、不妊との関連についても、影響について示唆されるデータもありますが、現時点では因果関係は証明されていません。
一方、マイコプラズマ・ジェニタリウムに関しては、性感染症の原因となることが証明されており、おりものの異常や陰部不快感が生じる子宮頚管炎や、排尿時違和感や膿が生じる尿道炎を引き起こします。しかし、無症状のことの方が多く、感染しても大部分は6カ月以内に自然消失すると報告されています(3)。
また、現時点においては、不妊との関連についても、関連性を示す報告もあれば、関連がないという報告もあり、不明とされています(4)。

クラリスロマイシン ウレアプラズマのお悩みも医師にすぐ聞ける

我々専門医としては性感染症に対する治療はできる限り単回で、または短期間で95%以上に有効な抗菌薬治療法をガイドラインにしたいと考えております。なぜかと言いますと、やはり性感染症の患者さんは再診率が低いので、1回の治療で終わらせるのがベストです。ただし、MG感染症に対しては現時点では単回治療は難しいと思います。治療は難しく、再診時に再検査は必ず必要ですし、失敗例におきましては複数の抗菌薬の組み合わせを考慮すべきです。

マイコプラズマ・ウレアプラズマの検査と治療について

ウレアプラズマは性交渉を介し感染する性感染症(性病/STD)です。しかし自覚症状が出にくいため、自分が感染しているとは気づかずに、気づいたときにもいつ、どこで感染したのかがわからないことが少なくありません。

ウレアプラズマ治療期間について | 医師に聞けるQ&Aサイト

CDCのガイドラインでは無症状では治療する必要はないと記載があります。しかしながら、やはりパートナーがいらっしゃる場合は、しっかり検査をして治療をすべきであると思います。

Yahoo!知恵袋

マイコプラズマとウレアプラズマについていろいろ分かってきたのは、ここ数年です。いまのところ、日本語で詳しく書かれた教科書はありません。時々、同業の先生方からも問い合わせがあり、この細菌について、日本ではまだ広く認知されていないと感じています。

症状や治療薬、感染率について

したがって、無症状であれば、マイコプラズマが発見されたとしても、正常保菌もしくは自然に消失することも多く、不妊につながる証拠も現時点ではないことから、必ず治療しなければいけないというわけではありません。基本的には、陰部不快感、排尿時違和感、おりもの異常など性感染症の症状をきたし、主要な病原菌である淋菌、クラミジア、トリコモナス、カンジダ、ガードネレラ・バギナリスが否定された場合に、マイコプラズマによる性感染症を検討し、検査することが推奨されています。しかし、特に明確な病原性を認めているマイコプラズマ・ジェニタリウムに関しては、不妊への関連性を示すようなエビデンスが発出される可能性もあり、動向を注視する必要があります。また、性感染症であることに変わりはないので、定期的に検査し、治療も行うというのも一つの立場ではあります。
検査については、培養が困難であることから、核酸検査を行えるような、性感染症専門の病院での検査が必要となります。

) アジスロマイシン(ジスロマック)

その後いつ治癒確認の検査をするのかと言うと、ガイドラインでは1週間から2週間後と記載してありますが、私は女性の場合は2週間後に検査をするというのが一番妥当だと思います。その治療を実施しても陽性が継続した場合はどうするのかということになりますね。次はシタフロキサシンという治療薬を使えばいいと思います。

単回投与

マイコプラズマ・ウレアプラズマの検査・治療はオンラインでも対応しています。尿道(膣)の検査や、のどの検査をご自宅で行っていただくことが可能です。
検査結果が出るまでには数日かかりますが、ご希望があれば、医師の判断で検査結果が出る前にお薬をご自宅等にお届けすることも可能です。
ご来院頂いた際と同じ精度の検査や、同じ治療を行うことが可能です。