デカドロン錠4mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
そうしたなか、国内でも長い間用いられてきた「デキサメタゾン」が、英国の試験において認証され、新型コロナウイルス感染症に対する承認済み治療薬として位置づけられたことで話題をよんでいます。
プレドニゾロン副作用の誘発が少なく、ステロイド剤の中でも特に多くの疾患・症状で使用されている薬。 デキサメタゾン ..
テトラカイン (tetracaine、amethocaine)
国内では、テトラカインの塩酸塩(塩酸テトラカイン)が医薬品として承認されている。
【適応】麻酔
【副作用】ショック(血圧降下、不整脈)、振戦・痙攣 等
合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)のひとつであるデキサメタゾン(商品名:デカドロン®)は、抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫抑制作用などの作用を有することが知られています。重症感染症を含めた種々の適応症を有しており、1960年代から現在に至るまで、様々な疾患に対して汎用されてきた薬剤です。
しかしながら、追記された内容について、離脱症状防止のために投与中止時には本.
ピロキシカム (piroxicam)
非ステロイド抗炎症薬として国内でも承認されている医薬品。一般的に関節リウマチ、変形性関節症などの関節痛に使用。副作用としては胃腸障害や吐き気、胃痛や出血などが知られており、消化性潰瘍またはその既往歴のある患者には禁忌。ワルファリンやアスピリンと併用すると作用を増強する可能性があり、注意が必要。
シブトラミン (sibutramine)
シブトラミンは、1997年に肥満抑制薬としてアメリカFDAの許可を受けたが、日本では未承認。副作用として血圧上昇および心拍数増加などが報告され、心臓病の方は服用を避けたほうがよいとされている。アメリカ国内ではFDAの許可後、2003年8月までに54例の死亡事例 (うち30例は心血管が原因) が報告された。2005年8月、FDAはシブトラミンの使用停止に関する消費者団体の請願書に対し、シブトラミンの使用に細心の注意を呼びかけ、その安全性を監視することにより、引き続き医薬品として承認していくことを公表した。しかし、心血管疾患歴のある患者では心血管疾患再発リスクが高くなるという欧州で実施されたSCOUT試験 (Sibutramine Cardiovascular OUTcome Trial) の結果をうけ、2010年10月、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでメーカーによる任意回収が決定。開発したメーカーはすでに販売・流通を中止している。2010年11月、インド医薬品規制当局 (Drugs Controller General of India、DCGI) も販売を禁止した。
肉痛,関節痛,ショック等の離脱症状が現れることがあるので,投与を中止す
インドメタシン (indomethacin)
非ステロイド性抗炎症薬の代表的薬物。強い抗炎症、鎮痛、解熱作用を示す。副作用として悪心・嘔吐、食欲不振等があげられる。
新型コロナウイルス感染症の重症患者では、肺障害および多臓器不全をもたらす全身性炎症反応を発現することが確認されています。ステロイドは抗炎症作用を有するため、デキサメタゾンにはこれらの有害な炎症反応を予防または抑制する可能性が示唆されており、前述の試験によって効果が裏付けられました。
ステロイドの服薬を急に中止すると離脱症状が起こるのは、これが主な原因です。
デキサメタゾンは副腎皮質ホルモン製剤であるため、効果・効能は多岐にわたります。具体例としては、慢性副腎皮質機能不全、関節リウマチ、エリテマトーデス、うっ血性心不全、気管支喘息、悪性リンパ腫、重症感染症などがあげられます。詳細については、添付文書を確認するようにしてください。
■関連成分■
デキサメタゾン (dexamethasone)
抗炎症作用が強く、作用の持続時間もステロイドの中で最も長い薬物。抗炎症や免疫抑制に使用されるが、糖尿病やムーンフェースなどの副作用が起こる可能性がある。連用後、急に服用を中止すると重篤な離脱作用が起こることがあり、連用後の服用中止時には、徐々に減量するなど注意が必要な医薬品。
デキサメタゾンとして、通常成人1日0.5〜8mgを1〜4回に分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 ..
シンガポールHSAは、消費者に対し、「KMS2 Dark Chocolate Mocha Botanical Beverage」、「Speedy Slim Capsules (Black)」、「Speedy Slim Capsules (Gold)」を使用している場合はすぐに使用を中止するように、また、ステロイドを含む2製品を使用している場合は、離脱症状を防ぐため自己判断で中止せず医療機関を受診するように勧告し、大げさに有効性をうたう健康製品を使用しないよう注意を促している。
前回の「はやりの病気」で紹介したベンゾジアゼピンはその最たるもので、依存症に苦しみ、離脱を試みても禁断症状 ..
デキサメタゾンの主な副作用としては、感染症の増悪、続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、消化性潰瘍、消化管穿孔、膵炎、精神変調、緑内障、血栓塞栓症などが報告されています。服用中止後に、発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、ショック等の離脱症状があらわれる場合もあるので、注意が必要です。
離脱症状があらわれた場合には、直ちに再投与又は増量すること。 (4)眼科用に ..
また、著しい体重減少効果をうたってソーシャルメディアで販売されていた「Speedy Slim Capsules (Black)」および「Speedy Slim Capsules (Gold)」に関する通報を受けて検査したところ、シブトラミンが検出されたため、シンガポールHSAは当該製品を押収した。
健康成人男子 10 例に、デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム(デキサメタゾンとして 20 mg)を ..
2020年11月時点のデキサメタゾンの薬価は、デカドロン®錠4mgが31.9円/錠、デカドロン®注射液6.6mg2mLが299円/瓶です。内服薬の後発医薬品はありませんが、注射液では後発医薬品として富士製薬のデキサート注射液6.6mg2mLが156円/瓶として薬価収載されています。
デキサメタゾンの投与期間短縮による益(デキサメタゾンによる副作用の軽減 ..
ウェブサイトやソーシャルメディアを通じて販売されていた当該製品との関連が疑われる健康被害の報告と消費者からの通報を受け、シンガポールHSAが検査したところ、医薬品成分が検出された。
・40代女性が、インターネットで販売されていた「X-Gout」を友人の勧めで膝痛の緩和を目的に1年間摂取したところ、急激な体重増加と息切れ、下肢の浮腫を生じ、糖尿病と診断された。当該製品を検査したところ、デキサメタゾンなどの医薬品成分が検出されたため、ステロイドの副作用によるクッシング症候群と診断された。
・40代男性が、「dcr Natural Herbs Honey Enzyme」を6か月摂取したところ、クッシング症候群を発症した。摂取を中止したところ、食欲不振、活力低下、発疹などの離脱症状を生じた。当該製品のサンプルからパラセタモールが検出されたが、男性の症状から長期摂取による副作用が考えられたため、当該製品の他のバッチにおける他の医薬品成分の混入が疑われた。
・1名 (性、年齢不明) が、脂肪燃焼と代謝促進をうたって販売されていた「KMS2 Dark Chocolate Mocha Botanical Beverage」を数日間摂取したところ、心拍数上昇、のどと口内の渇きなどを生じた。
突然中止すると,不安焦燥およびその他の離脱症状が生じる場合があるので注意する。
デキサメタゾンによる確実な治療効果を得るためには、初回服用後から10日間にわたり継続して服用することが必要です。そのため、コンプライアンスを意識した服薬指導が重要です。
併用薬:デキサメタゾン,デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム,アスピリン,センノシド,ビサコ ..
途中で症状が改善しても中止せず、最後まで服用するように指導します。手引きではデキサメタゾンとして6mgの服用が推奨されており、デカドロン®錠4mgを用いる場合では1回あたり1.5錠の服用が必要となるため、1回量を確認することもポイントです。
デキサメタゾンエリキシル0.01%「日新」の効果・効能・副作用
副腎皮質ステロイドによる精神症状は、多幸感、そう状態、情緒不安定、不眠、抑うつ、行動の変調、自殺企図など多様である。コルチゾール、デキサメタゾンが最も発現頻度が高く、次にプレドニゾロンが高い。発現時期は、早期出現型(治療開始後2週間くらいまでに出現し、減量で急速に消失)、中期発現型(治療開始後2週間~1ヶ月くらいから発現し、投与量がある程度減量されるまで持続)、後期発現型(治療開始後数ヶ月してから問題となる)に分類され、早期と中期が多い。危険因子として、①女性、②プレドニゾロン換算で40㎎以上の高用量、③長期投与等があげられるが、投与量と精神症状の発現の潜時、持続時間、程度、病像の種類との関係に相関はない。投与後の経過と神経症状の特徴については、以下の3群に分類される。
ベタメタゾン(リンデロン)、デキサメタゾン(デカドロン)、 ..
また、デキサメタゾンの服用により、誘発感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害などの重篤な副作用があらわれる例が報告されています。これらの副作用があらわれた場合における対応について、適切な指導を行うことも求められています。
勝手に服用を中止しないで下さい。 *連用後の急な服用中止により、副腎不全・離脱症状(発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、.
この記事では、デキサメタゾンの効果や副作用、薬価などについて解説していきました。現在では、2020年5月にレムデシビル(商品名:ベクルリー®点滴静注液)が特例承認され、ファビピラビル(商品名:アビガン®錠)などの適応外使用も認められるなど、新型コロナウイルス感染症に対して用いることのできる薬剤の選択肢は増えつつあります。