世界ランキングトップ10のうち、7人が使用! 大型マレット型パターをトッププロたちが選ぶ理由.


コブラ『3D PRINTED PUTTER』シリーズ。超精密な設計が可能な「3Dプリンター」を活用することで、寛容性の高さやフィーリングの良さを追求している


試行錯誤しながら使用しているコブラのアームロックパター41インチ。 使って見てわかった事は、左手首のキャストがわかりやすい。

ウェッジ:コブラ スネークバイトウェッジ(52度、56度)、タイトリスト ボーケイ ウェッジワークスプロト(60度)
シャフト:トゥルーテンパー S400

「イノベーティブなモノができなければ製品を出さない」という開発姿勢を持つコブラが満を持して投入した意欲作だけに、その性能がどれほどのものか、多くのゴルファーが気になるところだろう。そこで今回は、パッティングコーチとして多くのツアープロやアマチュアゴルファーを指導する南秀樹に、コブラの最新パターのテストを依頼。コブラの最新パターがゴルファーにどんなメリットをもたらしてくれるのか、分析してもらった。

コブラから噂の3Dプリンターパターです。一本一本が正確に。 最先端の3Dプリント技術を使った高性能パターです。 お願いします。

顔やヘッドの座りをチェックした南は、『3D PRINTED PUTTER』シリーズから試打をスタート。モデル別に一通りボールをコロがすと、驚きの表情で性能について語り始めた。

「どのモデルも、とにかくコロがるボールの回転がキレイです。カップ際まで順回転がキープされて、伸びるようにコロがってくれます。何より驚きなのは、どんな打ち方をしてもキレイな回転が得られることです。本来、ターゲットに真っすぐ構えた上で、最適な入射角とインパクトロフト、打点でボールをとらえないとキレイなコロがりにはなりません。だからこそ、ツアープロもパッティング練習に多くの時間を費やし、細かな調整を重ねるのです。正直、ここまでコロがり方が安定するのは驚きです」(南)

コブラのパターは、フェース上部から4度、3度、2度、1度とロフト角が変化する「ディセンディング ロフト テクノロジー」を採用している

Cobra パター – 海外カスタムクラブ専門店PEAKGOLF

アイアンはコブラのツアーモデル「KING TOUR」。以前は同モデルのメッキ仕上げを使っていたが、現在は黒染めヘッド。PWの下は、コブラの「スネークバイトウェッジ」が2本。54度と58度のヘッドをそれぞれ2度立たせ、“ゴーニー・ゴーロク”でピンを狙う。これについての詳報はないが、恐らく調角後の見た目とバウンスの当たり方がファウラーの好みに合致していると見られる。その下は60度で、ボーケイのウェッジワークスプロトタイプ。フェースを自在に開閉できるLバウンスが今の好みだ。

打点ブレへの強さと同時に南プロが感じたのは、ストローク中のヘッド軌道が安定することだ。

「ヘッドの慣性モーメントが相当高いのか、振っていて軌道がすごく安定します。しかも、インパクトでフェースが真っすぐ戻ってくるのです。過去の慣性モーメントが高いパターには、ダウンスイングでフェースが開きやすい傾向も見られたのですが、コブラのパターには、それが全くありません。とても不思議な感覚です。ヘッドの中心のいい位置に重心があるのでしょう。自然にヘッド軌道が良くなって、ストロークが安定してくれますよ」(南)

『3D PRINTED PUTTER』は、精密にデザインされたナイロン製のカートリッジを内蔵することで、圧倒的な高慣性モーメント化に成功している。同時にヘッド上部を軽量なカーボン製にして低重心化も図っているため、よりヘッド軌道が安定しやすくなっているのだ。

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「パターではいろいろなミスが出ます。アマチュアゴルファーの多くはアウトサイド・インのカット軌道ですし、極端なハンドファーストでロフトを潰して打つ人もいます。そういった打ち方のエラーによって起こるミスの度合いが、フェースのテクノロジーと慣性モーメントの高さによって、かなり減ってくれるはずです。本番では1回しかボールを打てないわけですから、やっぱりミスを少なくしてくれるクラブを選んだ方が間違いなく有利です。コブラのパターはどちらのシリーズも真っすぐ構えやすく、キレイなコロがりが安定して出てくれますから、ラインに乗せやすいし、距離感も合ってきます。ぜひ、クラブに助けてもらって、パターをやさしくしてほしいですね」(南)

ヘッド形状ごとの特性を解説

「ヘッド自体が大きいから構えたときに安心感があります。緩やかなフェース開閉で振っていけて、非常にタッチを出しやすいヘッドですね。ブレード型が好きだけど、フェース開閉が大きくなることで方向がブレる人やそもそもブレード型に難しいイメージがあって使えなかった人にぜひ試してほしいモデルです」(南プロ)

「私自身、フェースローテーションが多くなりやすいブレード型がすごく苦手でした。でも、『GRANDSPORT-35』はヘッドの重さを感じながら、真っすぐにボールを打ち出していけます。奥行きがある分、マレット的な見え方をするのもいいですね。当たりが薄かったり、ヒールなど、芯を外しても伸びるようにコロがってくれますし、これならブレード型でも使えるかもって感じました」(坂口コーチ)


コブラゴルフ リミテッドエディション キング ボリション アゲーラ パター

「『SUPERNOVA』よりも軽快にストロークできる印象で、ブレード型から移行しやすいタイプのマレットです。特にバックスイングの引きやすさがあるので、アドレスで固まりやすい人に試してほしいですね。小ぶりな『AGERA RS』はさらに操作性が上がっている印象で、ショートスラントのモデルは、自然なフェース開閉が入りながら、ボールを打つことができます。どのヘッドも重心がいいところに設計されているので、インパクトでフェースが真っすぐ戻ってきてくれます」(南プロ)

さらに、南には『AGERA』のアームロックタイプも試してもらった。

「ショートパットが苦手な人にすごくおすすめです。グリップを前腕につけてロックするので自然に肩でクラブを上げていけます。また、強いハンドファーストの構えで、極端にロフトが立った状態で当たるアームロックのパターとコブラのフェーステクノロジーは相性が抜群にいいです。ロフト角の大きいフェース上部に当たって、最適な打ち出し角でコロがりの良いボールを打っていけます」(南プロ)

【番外編】最終スコアと大活躍したcobraのパターを勧め ..


アライメントの取りやすさが魅力の『CUDA(クーダ)』

『VINTAGE PUTTER』シリーズのネオマレットパターが『CUDA』だ。台形のヘッドで、長さの違う3本のラインが入ったデザインが採用され、重心角0度のシングルベンドネックと30度のスラントネックが用意されている。

【番外編】最終スコアと大活躍したcobraのパターを勧めたい人は…【ABBEY2 中村 章浩さん】 · Comments83.

「自分の中でアライメントの取りやすさはNo.1のヘッドです。長さの違う3本のラインが入っているのがポイントで、ターゲットに真っすぐセットしつつ、イン・トゥ・インの軌道をイメージすることができます。ヘッドには程良い重さがあり、振っていく中で加速するような印象があります。ゆっくりとした加速なので、パンチが入ることなく、インパクトの緩みを防いでくれます」(南プロ)

「ターゲットに真っすぐ構えやすいデザインで、狙った方向にボールを打ち出しやすいです。最近はフォローで右に押し出すミスが多かったのですが、『CUDA』は方向が安定しますし、ボールの回転も非常にキレイです。余計な操作をせずに、ストロークが安定するのは嬉しいですね」(坂口コーチ)

ウッドランドがファウラーの影響でドライバーをコブラに変更 | ゴルフ


ブレード感覚で打てるマレット『STINGRAY(スティングレー)』

『VINTAGE PUTTER』シリーズで、中央に長いラインの入ったデザインが特徴のマレットが『STINGRAY』だ。コブラ契約プロのリッキー・ファウラーがテストしているモデルで、重心角0度のシングルベンドシャフト、20度のクランクネック、30度のスラントネックと3種類のネックを選ぶことができる。

ツアープロ情報 CLUB PING【PINGオフィシャルサイト】

4月13日(土)から発売されるコブラの最新パターが『3D PRINTED パター』と『VINTAGE パター』だ。コブラらしい革新的なテクノロジーを搭載したパターに仕上がっているようだが、ゴルファーにどんなメリットをもたらしてくれるのか。今回はパッティングに詳しいツアープロコーチ、南秀樹に最新パターをテストしてもらった。

コブラ ニューモデル試打できます |VGセントラルシティ和歌山店


安心感のあるブレード型『WIDESPORT(ワイドスポーツ)』

『VINTAGE PUTTER』シリーズでは、さまざまなタイプのブレード型パターが用意されている。伝統的なクランクネックの『SPORT-40』やスラントネックの『SPORT-60』、そして幅広でショートベンドシャフトを装着したモデルが『WIDESPORT』だ。

新着口コミ|ゴルフクラブ・ギア情報のmy caddie(マイキャディ)

ブランド認知の問題なのか、ツアーでの使用率の問題なのかは分からない。とはいえ、コブラがメジャーブランドくらいパターをラインナップしていることは確かなのだが。

米ツアー開幕戦で新ギア続々お目見え! キャロウェイ「ELYTE」

「3本のラインでターゲットに真っすぐ構えやすく、直線的にヘッドを動かすイメージが湧くモデルです。性能バランスが非常に良く、打ち手を選ばない万能性があります。マレット型からも、ブレード型からも移行できる、ど真ん中な性能を持ったモデルです」(南プロ)

SHOPブログ · アメリカ西海岸をモチーフにしたパター!!! 名古屋錦通店


パターに悩んだら一度手にして欲しい逸品

最後に南は、「ゴルフを長くやるほど、ミスショットの嫌な感覚が体に染み付いています。特にパターは、プロであってもだんだんと感覚が悪くなって、距離も方向もあいづらくなっていきます。そんな感覚のズレを補ってくれるのはクラブで、コブラの『3D PRINTED PUTTER』と『VINTAGE PUTTER』は多くのゴルファーの助けになるはずです。アライメントが取りやすいし、何よりミスヒットへの強さが段違いです。自信を持って、おすすめできるシリーズですよ」とコメント。

“パット・イズ・マネー”という格言からも分かるように、パターはスコアメイクの鍵を握る重要なクラブ。もっとゴルフが上手くなりたい、ベストスコアを更新したいと願うゴルファーには、ぜひ革新的なテクノロジーを積んだコブラの最新パターを試してほしい。パッティングのイメージが大きく変わること間違いなしだ。

✦取材協力/高松グランドカントリークラブ
✦撮影・構成/田辺直喜

2025.01.15 · LIFATH TRADPRO(リファース トラッドプロ)取り扱い開始!



そして特筆すべきはコブラが優れたパターを生み出しているということだ。3Dの「グランスポーツ35」は2022年『Most Wanted』のベストブレードに輝き、文字通り他の全メーカーのブレードパターよりも優れたパフォーマンスを発揮した。2023年は、連覇こそならなかったが、27モデル中、総合5位にライクインしたのだ。「グランスポーツ35」の成功は他のシリーズで再現されなかったが、この成功によりコブラの開発陣がパター作りに長けていることは伝わった。恐らく今回のリリースも、コブラの「3Dプリント」と「ヴィンテージ」パターが、よくある全指標の最前線に押し出すものとなるだろう。では、ここからはコブラパターのテクノロジーの要点をチェックし、今回のモデルがどのように進化しているのか見てみよう。

最近まで「3Dプリント」が一般的な製造技術ではなかったことは忘れがちだ。コブラが最初にHP社と提携して、初代「グランドスポーツ」の部品を3Dプリントしたことは画期的だった。限定リリースだったが、このパターは店舗で販売された初の3Dプリント部品を使用したモデルとなった。それ以来、3Dプリントはあらゆる製造業で一般的になった。昨今、大手ゴルフメーカーの大半が研究開発に「3Dプリント」を採用しているが、コブラだけがこのテクノロジーを繰り返し製品リリースに取り入れている。私の計算では、今回の新しい「3Dプリント」パターシリーズは、コブラが発表した「3D」シリーズの3代目。採用しているプリント材料とプリントの構造は変わったが、コブラがこのテクノロジーを採用する理由は変わっていない。「3Dプリント」にすることで、コブラが従来のテクノロジーでは実現できない可能性があるパター部品を製造することができるからだ。

新しいコブラパターの「ディセンディング ロフト テクノロジー=『DLT』」のラベルが、以前の「Sik」ではなく「LA GOLF」になっていることを不思議に思っている方もいるかも知れない。これは寝返ったわけではない。1年ほど前、「LA GOLF」は「Sik」を買収し彼らのフェーステクノロジーを取得。コブラは「Sik」ではなく「LA GOLF」の技術ライセンスを得ているというわけだ。

それ以外にも、キャロウェイ、ピン、コブラ、PXGも試打しました。 ..

最近まで「3Dプリント」が一般的な製造技術ではなかったことは忘れがちだ。コブラが最初にHP社と提携して、初代「グランドスポーツ」の部品を3Dプリントしたことは画期的だった。限定リリースだったが、このパターは店舗で販売された初の3Dプリント部品を使用したモデルとなった。

プロゴルファー・原英莉花選手のクラブセッティング(2023年版)

昨今、大手ゴルフメーカーの大半が研究開発に「3Dプリント」を採用しているが、コブラだけがこのテクノロジーを繰り返し製品リリースに取り入れている。