抗アレルギー薬(眼科用外用剤)の解説|日経メディカル処方薬事典


花粉症の目の症状を改善する点眼薬で市販されているのは抗アレルギー点眼薬のみで、ステロイド点眼薬や免疫抑制点眼薬は市販されていません。

以下では、花粉症治療で使える市販の抗アレルギー点眼薬をいくつかご紹介します。


ゼペリン点眼液0.1%の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

花粉症による目のかゆみを素早く抑えられる抗アレルギー成分や抗ヒスタミン成分が配合されている点眼薬を3つ紹介します。

抗アレルギー・抗ヒスタミン・抗炎症それぞれの成分が最大濃度配合された花粉症の点眼薬です。点眼後、効き目が早いのが特徴です。

1日2回の点眼で済む抗ヒスタミン作用の点眼薬(アレジオンLX点眼)も ..

抗ヒスタミン成分、2種類の抗炎症剤と充血除去剤が配合された花粉症の点眼薬です。1回使い切りのタイプで防腐剤が入っておらず、コンタクトを着けたままでも使用できます。

免疫抑制点眼薬も、ステロイド点眼薬と同様に、他の治療で目の症状が改善されない方や症状が強い方が用いるお薬です。

免疫反応を抑えることで、重症のアレルギー性結膜炎を改善します。花粉症の症状を抑えることができるものの、目の免疫力を抑制してしまうため、他のウイルス感染症を助長する恐れがあります。そのため、医師の指示に従い、適切に使用することが大切です。

ジキナAL点眼薬は、抗アレルギー薬「ケトチフェンフマル酸塩」を有効成分と ..

抗アレルギー、抗ヒスタミン成分と生薬由来の抗炎症剤を配合した花粉症の点眼薬です。かゆみのある目でもスッキリ爽やかな使用感があります。

花粉が飛散する時期は、目のかゆみだけでなく異物感やかすみなども覚えやすいものです。花粉症の強い症状が出ていないものの、かすみ・違和感を改善したいという方に向いている市販の点眼薬を3つ紹介します。

花粉症の目薬「アレジオンLX点眼液0.1%」アレルギー性結膜炎治療薬

目のかすみに効果的な有効成分を最大濃度配合した点眼薬です。年齢による目の乾きや眼精疲労といったお悩みの改善にも効果的です。

血行促進成分や目の働きを改善する成分を配合し、目のかすみや疲れを改善する点眼薬です。目のピントが合わない、異物感やかすみが気になるといった際に効果的です。


点鼻(鼻スプレー)・点眼(目薬)については点眼薬や点鼻薬の授乳中使用が赤ちゃんに影響する可能性は低いと考えられます。

花粉症治療で用いられる処方の点眼薬は「抗アレルギー点眼薬」「ステロイド点眼薬」「免疫抑制点眼薬」の3種類あります。実際にどのような点眼薬が処方されるのか、それぞれの種類ごとに紹介します。

アレルギー専用点鼻薬・点眼薬 | エージーアレルカットシリーズ

ステロイド点眼薬は、他の治療を行っても目の症状が改善されない場合や、角膜に傷ができるなど症状が強い場合に用います。

ステロイドは花粉症の目の症状改善に高い効果を示しますが、ステロイド緑内障という病気を発症するリスクがあるなど、危険な副作用もあるため長期間の使用には注意が必要です。通院により、定期的に眼圧チェックを行いましょう。

ザジテン点眼液0.05%の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

花粉症治療で用いる処方薬の抗アレルギー点眼薬とその特徴を以下で紹介します。

抗ヒスタミン薬又はケミカルメディエーター遊離抑制薬の点眼薬を使用。 ..

エピナスチン塩酸塩という成分が配合され、花粉症やダニなどさまざまなアレルギー性結膜炎に使える点眼薬です。濃度が0.05%のものと、0.1%のものがあり、後者であれば1回1滴を1日2回点眼します。

運転に関して制限がない安全な薬は、下の4種類です (参考文献 5)。 アレグラ (フェキソフェナジン塩酸塩) ..

イブジラストという成分が含まれ、ヒスタミンやロイコトリエンなどのアレルギー誘発物質の放出を抑えます。目のかゆみや充血などの症状を予防・改善する効果があるとされています。

治療には、抗アレルギー点眼薬(抗ヒスタミン薬、ケミカルメディエータ遊離 ..

花粉症は、鼻水、鼻づまり、くしゃみを主症状とするアレルギーです。花粉症でお悩みの方はお気軽にいらしてください。お薬によっては早めに開始することで、より症状が抑えられるものがございますので、お早めのご相談をお待ちしております。

パタノール点眼薬やアレジオン点眼薬などが代表的です。 成人だと1日2回とさす回数が少なく済むアレジオンLX点眼もあります。 目薬

花粉症治療で用いる処方薬のステロイド点眼薬やその特徴を以下で紹介します。

この一覧には、アレルギー性鼻炎に使用される内服薬や外用薬(点鼻薬、点眼薬)、 ..

当院では耳鼻科で行われている手術療法(鼻粘膜焼灼術など)は行わないため、内服・点鼻・点眼による治療がメインとなります。次のうちのいずれか、または複数を組み合わせて治療していきます。主な花粉症薬をお示しします。

アレルギー症状に応じて点眼薬・内服薬・点鼻薬を処方しております。 詳しくは ..

フルオロメトロンという成分が配合されたステロイド点眼薬です。かゆみやまぶたの腫れなどが強く出ているケースや他の治療薬で症状が改善しないケースで使われます。ステロイド点眼薬の中では眼圧上昇が少ない傾向にあるとされています。成分濃度により0.1%と0.02%のものがあります。

当クリニックでは点眼薬と内服薬を用いて治療をおこなっていきます。 ..

先発品であるフルメトロン点眼薬のジェネリック医薬品です。そのため、フルメトロンと同様の成分が配合されています。眼圧上昇が少ない傾向にありますが、長期使用の場合は注意が必要です。使用する場合は定期的に病院にて眼圧測定するようにしましょう。成分濃度により0.1%、0.02%のものがあります。

人体の構造として、目と口、鼻はつながっているため、点眼後に薬の味がすることがあります。 ..

目の症状が出てからでもケミカルメディエーター遊離抑制薬は効果が期待できますが、抗ヒスタミンの点眼薬の方がより効果的に症状を抑えやすい傾向にあります。アレルギー誘発物質としてかゆみなどの症状を引き起こすヒスタミンの働きを抑制できるためです。

目のかゆみや充血に対処するための抗アレルギー目薬が使われます。 ヒスタミン点眼薬

花粉症治療で用いる処方薬の免疫抑制点眼薬やその特徴を以下で紹介します。

薬剤師へ問題「1本が「2.5mL」の点眼剤は?」|医療クイズ

タクロリムスという免疫抑制薬を有効成分とする、重症のアレルギー性結膜疾患(春季カタル)の治療で用いられる点眼薬です。症状が強い、他の治療で改善しないような重度の花粉症の場合でも用いられることがあります。点眼後、早期に症状の改善が得られるのが特徴です。

同一成分薬:アレジオン点眼液 0.05%、アレジオン LX 点眼液 0.1%

シクロスポリンという免疫抑制薬を有効成分とする点眼薬です。春季カタルの治療で用いられるとともに、重度の花粉症治療で使われることがあります。免疫反応に関わる体内物質の産生を抑制することで、目の諸症状を改善します。

タリムスよりやや効果が弱く副作用も少なめですが、それでも使用には注意が必要です。

目のかゆみ、涙などの症状が強い場合は点眼抗ヒスタミン薬(アレジオン点眼液)を使用します。

花粉症の治療で点眼薬を使用する際の効果的な使い方や保管方法、使用時の注意点について以下で解説します。

当院では、目薬(点眼薬)以外でも、患者さんの要望や症状がひどい場合には、点 ..

花粉症は症状が出てからではなく、症状が出る前のタイミングから治療を始められるのが特徴です。抗アレルギー点眼薬を用いて、アレルギー誘発物質の放出を抑えて、花粉症の症状を早い段階で抑えましょう。そうすれば、花粉の飛散量が増えても、症状を軽く抑えやすくなります。

当院で処方する3つ目の薬は抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)の点眼薬です。

点眼薬はしっかり密栓した上で、直射日光を避けて涼しいところにて保存しましょう。専用の袋がある場合は、その中に入れておくと状態良く保管しやすいです。