[PDF] 腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧(2014改訂20版)
適応は既存治療では効果不十分な透析患者、慢性肝疾患患者のみで、用量は1日1回2.5μg(最大5μg)です3)。
本剤の主たる排泄臓器は腎臓であり,腎機能低下患者では急性腎不全等の症状が悪化す.
第2世代抗ヒスタミン薬では、以下の薬剤については減量する必要があります。
透析のかゆみに関与している内因性オピオイド、βエンドルフィンはオピオイドμ受容体を作動させます。
このμ受容体の活性化によりかゆみが発生します。
[PDF] クレアチニンクリアランス(ml/分) 透析患者の場合
腎機能低下患者ではCmax、AUCが増加し、高い血中濃度が持続する可能性があります6)。
添付文書の【使用上の注意】では腎機能低下患者に対する記載はありませんが、【薬物動態】ではCmaxが1.5倍及び1.7倍、消失半減期が1.6倍及び1.8倍と少し増加・延長しています8)。
また、末期腎不全患者ではP糖たんぱく質の機能低下によりAUCが2.8倍増加するという報告があります5)。
腎機能正常者と同量を慎重投与(SCr 3.0mg/dL以上では特に注意)
今挙げた抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、保湿剤、ステロイドでも効きにくい場合、ヒスタミン以外のケミカルメディエーターや神経線維の表皮内伸長、内因性オピオイド(βエンドルフィンなど)等が関与している可能性があります2)。
腎機能低下患者ではAUCの増加、消失半減期の延長がみられます。透析患者には禁忌です。CLcr10ml/minの患者には禁忌です10)。
末期腎不全患者では主に小腸の P⊖gp 機能の低下により AUC が 2.8
薬局に勤めていた時もかゆみに悩まされる透析患者さんは多くいらっしゃいました。
アレグラ(一般名:フェキソフェナジン塩酸塩)は、かゆみを伴う皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、、 皮膚そう痒症、)やアレルギー性鼻炎などに対して有効な飲み薬です。
肝臓に取り込むOATPが腎不全では機能しないため肝代謝が遅延するエリスロマイシン)
かゆみをコントールするのは透析患者さんのQOL向上させるためにもとても重要ですね。
日本腎臓病薬物療法学会(JSNP)のホームページまたはfacebookをご覧下さい. 【CKD患者に関する薬剤情報】
【参考文献】
1)患者さんとともに理解するCKDと血液透析 南江堂
2)鳥居薬品ホームページ レミッチ®製品情報
3)レミッチ®添付文書
4)レミッチ®医薬品インタビューフォーム
5)腎機能別薬剤投与量 じほう
6)アレロック®添付文書
7)ジルテック®添付文書
8)アレグラ®添付文書
9)タリオン®添付文書
10)ザイザル®添付文書
肝代謝型:エバステル、アレジオン肝代謝型だけど腎機能にも留意する必要 ..
抗ヒスタミン薬で腎機能低下時健常者と同様に投与可能な薬剤はどれか?一つ選べ。
腎機能が低下していることが多く、血中濃度が上昇する場合がある。[16.6.3参照]
7歳以上の小児から成人・高齢者に使用することができます。妊婦さんや授乳婦さんの場合でも治療によるメリットが大きいと判断される場合は投与することができます。
低出生体重児、新生児、乳児、幼児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。 ..
腎機能障害や肝機能障害があっても使用しやすいです。他の抗ヒスタミン薬は「腎(もしくは肝)機能障害がある場合は慎重に投与するように」といった注意書きがあるものが多いですが、アレグラにはいずれもありません。アレグラは腎臓で代謝されるため腎機能障害がある場合は減量して投与しますが、いろいろな合併症が疑われる場合でも比較的処方しやすいお薬ということができます。
[PDF] 【4】Q&A 腎機能に応じた抗菌薬の投与量について
以上のように、アレグラは抗ヒスタミン薬の中でも比較的制限が少なく、非常に使い勝手の良い薬です。
通常、7歳以上の小児にはベポタスチンベシル酸塩として1回10mgを1日2回経口投与する。 ..
痒みに対して抗ヒスタミン薬が投与されるケースもありますが、透析患者に禁忌の薬剤や、減量が必要な薬剤がありますので薬剤師は注意が必要です。
精神病; 全身の真菌症; 単純疱疹性角膜炎; 電解質異常; 有効な抗菌剤の存在しない感染症; 緑内障
頻度は高くありませんが、アレグラを内服することによって生じる副作用も報告されています。強いアレルギーであるアナフィラキシー反応や、ショック、肝機能障害、白血球数の減少、頭痛、眠気、疲労、倦怠感、めまい、不眠、神経過敏、嘔気、嘔吐、口渇、腹痛、 下痢、消化不良など、その症状は多岐に渡ります。アレグラを飲み始めてから体調に異変を感じた場合にはそれ以降の内服を中止して、処方をもらった病院まで早めにご相談ください。
肝機能障害; 腎機能障害; 心疾患; 低カリウム血症; 免疫低下; 進行期胃MALTリンパ腫; 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外
またエリスロマイシン(抗生物質の一種)と同時に内服すると今度はアレグラの血中濃度が上がる可能性があるといわれています。
9.2.1. 腎不全のある患者:血中濃度が上昇することがある。 9.2.2. 人工透析患者〔11.1.1参照〕。 ..
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