フォシーガは糖尿病の治療薬なので糖尿病(血糖値)を改善させる事も含め ..


スーグラという薬は、皮膚への移行性が高い上に、そこで重大な粘膜症状を引き起こす危険な薬です。 私自身は、紹介されてきた場合のみ、急に薬剤の変更をすることは、患者様の体に負担になることを考え、出来るだけ中止したり、変更することを考えています。 その他の薬剤でいえば、ルセフィという薬は皮膚への移行性が全くない、とされています。 残りの4剤は皮膚への移行性はあっても、重篤な粘膜障害は起こしにくい、とされています(フォシーガという薬は100人以上に使用経験がありますが、副作用はありません。副作用がでそう、という「ちょっとした」訴えに耳をかたむけ早期に中止したり心掛けているらかも知れません) 強さについてなどは、患者様の糖尿病の悪さなどで処方が変わってきます。 しかし、スーグラだけは処方してはいけません。
私はこのSGLT-2阻害薬で2枚の論文と1つの発表を報告しています。 1つ目は、この薬剤を内服しだすと、空腹時の運動が、エネルギー不足に落ち入っており、心臓が悪い人の場合とくに危険な場合がある、というものです。 心臓リハビリテーションをしている医師は当然知っておかなくてはいけません(患者様に行っていただいている運動が間違っている可能性があります)。 2つ目は、SGLT-2阻害薬を内服するにあたり、一日の摂取する総カロリーのうち蛋白摂取率が高い人が、効果がより得られる、というものです。 最後の報告で、現在論文にしようとしているのが、糖尿病学会と老年病学会が、SGLT-2阻害薬で、筋力不足になるかどうか分からない、としていますが、そういうことはない、という報告です。


血圧や尿酸値だけでなく、ここ数年で血糖値も高くなってしまって…。運動 ..

さて尿に糖がでると、血糖値が下がります。 今までの血糖値を下げる薬は、何かしらの臓器に負担をかける必要がありました。 しかし尿に糖をだす、というコンセプト(日本人が考えだし、アメリカで承認がおりました)は、どの臓器にも負担をかけることがない、と私は思っています。 血糖値は下がり、脂肪肝がよくなり、や尿酸値、血圧までも低下させます。 有名な雑誌に掲載された論文では心不全になる確率を減らした、と報告されています。 私は糖尿病の患者様には、その人その人に最も適した治療を心掛けていますが、2017年現時点では、絶対にアマリールという薬を自分からは処方しない、肝臓がんなどの悪性疾患について常に念頭におく、患者さんの金銭的なコストも考える、ことを重要視しています。
さて医師は(患者さんも知っておいた方がいい)、新しい薬(SGLT-2阻害薬といいます)の6種類について、それぞれ全く違う薬であることを知っておくべきだと思います。 どれも一緒と考えている医師はいないとは思いますが、まず1つは処方してはいけないと思われる程の副作用、粘膜症状がでる危険な薬剤と言える薬です。 当初、脱水で発疹がでる、と言われていましたが、心不全の治療や救急医療で脱水症に携わっていて、脱水の人が発疹がでたケースに出くわしたことがありません。 疑問に思い、基礎系の論文を読んでいると、6種類のなかの4種類についての皮膚への薬剤の移行性が動物実験で確かめられていました。 発疹は起こすか確率、そしてそこで粘膜障害までも起こす可能性が多いかどうか、です。

昨日、金曜日は最新の糖尿病の内服薬の勉強会の講師を務めさせていただきました。
糖尿病の最も新しい内服薬といえば、「尿に糖をだす薬」です。 皆さん「尿に糖がでちゃったら、それこそ糖尿が悪くなるんじゃないか?」と思われるかもしれませんが、「糖尿病」で悪いことは、血中に糖がたくさんあること、です。 そして血中濃度が高いので、そこから作られる尿に糖が混ざるので、「糖尿病」と言う名前になっただけなのです。

皆さんはルセフィやフォシーガというお薬の名前を聞いたことがありますか?これら ..

フォシーガにより腎臓病の治療は格段に進歩したと考えており、当院でも積極的に使用しております。

フォシーガに限らずどのお薬もメリット・デメリットがあり、それらを天秤にかけて判断していく必要があります。

尿酸値とは?高すぎても低すぎてもさまざまなリスクあり!わかりやすく解説.

ただし、フォシーガの腎保護効果について明らかになっていることと、明らかになっていないことがあり、積極的に使用したい場合とそうではない場合を筆者の主観で以下のように分けてみました。

2020年にこの腎臓を保護する効果は糖尿病じゃない腎臓病の患者さんにも効果があるという報告が出て、2021年9月より日本で糖尿病がない腎臓病にも保険適用が通り、医療機関から処方することが可能となりました。

糖尿病の薬なのに腎臓を守る?SGLT2阻害薬の腎保護作用について

フォシーガは糖尿病の治療薬として使われていましたが、血糖値を下げるだけでなく腎機能を保護する効果も期待され、糖尿病の患者さんには積極的に使用されていました。

フォシーガ錠は5mgと10mgがあり、必要性や用途に応じて量を調整していきます。


その結果、「SGLT2阻害薬はCKD患者の血清尿酸値を有意に下げ、有害 ..

SGLT-2阻害薬は尿から余分な糖分を排泄する作用して、血糖値の調整をおこなう薬です。

Wさんに処方されたダパグリフロジンプロピレングリコール水和物(商品名フォシーガ) ..

SGLT-2阻害薬はこの尿細管での糖の吸収を抑えて、そのまま尿の一緒に糖分を排泄するようにします。

CKDステージ3への尿酸降下薬、尿酸値6未満達成でCKD進展抑制か

NOBUヘルシーライフ内科クリニックでは腎臓病の診療を得意分野の一つとしてお
り、SGLT-2阻害薬『フォシーガ』の使用も積極的に行っております。腎臓病の方・腎
臓病ではないのかとご心配な方はいつでもご相談ください。

臨床試験でも尿酸値の低下が確認されています。 尿酸とグルコースの両者を ..

*尚、フォシーガはSGLT2阻害薬と呼ばれるお薬の一つです。フォシーガが格段に有名なので薬剤名を挙げていますがこの記事の内容はSGLT2阻害薬全体を示しています。

フォシーガ(SGLT2阻害薬)ってどんなお薬? 効果・効能、副作用

患者さんから腎臓病の治療として注目を集めているフォシーガという薬についてご相談を頂くことが多くなってきたので触れたいと思います。

フォシーガ錠10mg(小野薬品工業株式会社)の基本情報・副作用

References
1) 坊内良太郎,他.糖尿病.2022;65:419-34.
2) American Diabetes Association Professional Practice Committee.Diabetes Care.2022;45:S125-43.
3) Nair S,et al.J CIin Endocrinol Metab.2010;95:34-42.
4) Zhao Y,et al.Diabetes Obes Metab.2018;20:458-62.
5) Chino Y,et al.Biopharm Drug Dispos.2014;35:391-404.
6) 日本痛風・核酸代謝学会ガイドライン改訂委員会(編).高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版(2019年改訂).東京:診断と治療社;2018.
7) Mizukoshi T,et al.Nephrology (Carlton).2018;23:1023-30.

服用方法 | フォシーガ錠 | ONO MEDICAL NAVI 一般・患者さん向け

高尿酸血症の治療においては、病態に応じて十分な血清尿酸値低下作用の得られる尿酸降下薬を使用することで、治療目標到達をはじめとする臨床ニーズが充足されると考えられる。

SGLT2阻害薬は併存疾患合併症例へのエビデンスが蓄積されつつある

SGLT2阻害薬による血清尿酸値の低下作用は紛れもない事実である。しかし、実臨床において、目標とする十分な尿酸値低下作用を得られるかどうかは大きな疑問である。また、SGLT2阻害薬はCKD合併糖尿病患者において腎保護の観点からは推奨されるが、CKDステージG4以降に該当するような高度腎機能低下例では尿糖排泄も低下するため、尿中尿酸排泄増加も期待できず、理論的には尿酸値低下作用も減弱する点にも留意されたい。

SGLT2阻害薬 安全に使ってその有効性を最大限維持させましょう

一方、たとえば糖尿病性腎症合併高尿酸血症患者を対象としたETUDE試験では、トピロキソスタット24週間の投与によって、低用量(40mg/日)群で-1.5 ± 0.26mg/ dL、高用量(160mg/日)群では-3.3 ± 0.26mg/ dLと、血清尿酸値の有意でかつ著明な低下が得られている7)

SGLT2阻害薬とは?医師が解説します。 | CLINIC FOR

2型糖尿病を対象としたSGLT2阻害薬の臨床試験では各薬剤投与群で対照に比べ有意な血清尿酸値の低下が観察されたが、62本のRCT(34,941名)によるメタ解析ではSGLT2阻害薬による血清尿酸値の低下は平均-0.634mg/dLであった4)

3ヶ月間の血糖値の指標であるHbA1cを0.6~1.2%低下させる ..

フォシーガに限らずSGLT-2阻害薬服用に関する注意点は以下のものが挙げられます。

腎機能障害があまりに進行している場合は使用できないこともありますが、クレアチニン値 ..

『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版(2019年改訂)』6)では、無症候性高尿酸血症であっても、合併症があれば血清尿酸値8.0mg/dL以上から、合併症がない場合は9.0mg/dL以上から薬物治療を開始し、痛風関節炎をくり返したり痛風結節がある場合の治療目標としては血清尿酸値6.0mg/dL以下が推奨されている。

これにより、筋肉や肝臓でのグルコースの取り込みが促進され、血糖値が低下します。 ..

※SGLT-2阻害薬のうち体重減少効果が最も高いのがカナグルであるため、当クリニックの医療ダイエット外来においてカナグルを採用しています。

何故、SGLT2阻害剤で血糖値が下がるのですか? 2.何故、SGLT2阻害剤で血糖値が ..

※カナグル(成分名:カナグリフロジン)は2型糖尿病だけでなく、『2型糖尿病を合併する慢性腎臓病』へも保険適応があります。

▼糖尿病について知りたい方はこちら

女性 60歳代
脂質異常症、高血圧、薬剤によって良好にコントロールされていた。日常生活:歩いて診察に来ており、食事や排せつは問題なし、受け答えも問題なし。腰椎滑り症でほとんど寝たきりであり、食欲はなかった。患者自身が来院できず、その後は家族が薬を取りにきていた。死因は不明で、同剤との因果関係についても不明。 5月に発売された「トホグリフロジン」(商品名:デベルザ/アプルウェイ)についても、発売開始から4ヵ月後に当たる9月22日までの中間集計が公開された。同剤での死亡例は1人。60歳代男性で、慢性心不全、低酸素症、発作性心房細動などを合併していた。下痢・嘔吐が頻回に発現していたが水分摂取が不十分であり、脱水により高血糖昏睡が発現し死亡に至ったとみられる。脱水の原因として、同剤以外に、下痢、嘔吐、入浴による発汗、利尿薬との併用が考えられる。

いずれも頻度は少ないものですが、対策としてフォシーガ。

※ジャディアンス(成分名:エンパグリフロジン)は2型糖尿病だけでなく『慢性心不全』の治療薬としても保険適応があります。