イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。


中等度のニキビ患者に対して24週に渡って
20mg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、
98.99%の患者が改善し、
中でも著名に改善した患者が98.3%と
非常に高い有効率が報告されています 。


ニキビ治療にイソトレチノインを使ってみたいと考えている方は、参考にしてください。

イソトレチノイン内服よりもマルチな効果が得られますが、トレチノイン塗布は赤みや刺激感などの副作用も多くあるため、使いやすさも考慮する必要があります。

副作用の中でも口唇炎や唇の乾燥は起きやすく、イソトレチノインの服用量が多くなるほど起こりやすいとも言われています。

これは、文献上のイソトレチノインの有効率・改善率と大きく変わりません。

また、イソトレチノインの服用中は、鼻の乾燥や日光過敏症もよくみられます。
日頃から保湿剤を塗ったり日焼け止めや日傘を使用したりし、なるべく副作用症状を防ぎましょう。

経口イソトレチノインには、皮脂腺を退縮させ、皮脂分泌を大きく減らす作用があります 7 20。この作用により、ニキビの原因菌であるアクネ菌は定着できなくなり、抗生物質よりもアクネ菌を減らすことができます 21

おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。

イソトレチノインには、アクネ菌を殺菌する抗生物質も、男性ホルモンを抑えるホルモン剤も、炎症を沈めるステロイドも含まれていません。

イソトレチノインは皮脂腺のアポトーシスを促すため 8、治療後もある程度は皮脂量の減少を認めます。しかし、収縮した皮脂腺のサイズはもとに戻るため、大部分の皮脂は戻ります。

ニキビが改善してからも、再発を防ぐために治療を継続する必要があります。

イソトレチノインは、細胞に働きかけて、皮脂腺細胞や表皮細胞を正常化する働きがあります 9

ニキビとは病態が異なりすが、皮脂腺が発達しすぎて肥大する「脂腺増殖症」での治療効果も認められており、治療終了後も皮脂腺が正常化している割合が多いことも報告されています 10


イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。

重度のニキビ患者に対して
20週に渡って1mg/kg/日の
イソトレチノイン治療を行った研究では、
95%以上の炎症性ニキビの減少が見られた患者が
90%であり、用量依存的に有効率が
上昇したという報告もあります 。

・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。

イソトレチノインとは、ビタミンAの一種であり、皮脂の分泌抑制、アクネ菌への抗菌、抗炎症の優れた作用を持つ成分です。当院では、内服薬「アクネトレント(商品名)」として取り扱いを行っております。
イソトレチノインは、重度のニキビ、難治性ニキビに対する治療薬として、海外では広く使用されています。ただ現在のところ、国内では厚生労働省の承認を得ていないため、保険は適用されません。

イソトレチノインは皮脂腺のアポトーシスを促すため 8、治療後もある程度は皮脂量 ..

おおしま皮膚科では、イソトレチノインを服用するときは必ず血液検査を実施し、副作用の早期発見ができるようにしています。

しかし、収縮した皮脂腺のサイズはもとに戻るため、大部分の皮脂は戻ります。

一般的には、1日1~2回、イソトレチノイン20g錠を1錠ずつ、内服します。脂肪に溶けやすい性質があるため、食後に飲むことで、効率良く吸収できます。時間帯は特に問いません。
飲み忘れがあった場合も、次の内服時に飲み忘れた分を一緒に飲むことはせず、1回の用量を守ってください。

現在の主治医から、「イソトレチノインは皮脂を減らすが、一時的で服用をやめればホルモンの影響でどうせ戻る」と言われ服用をやめました。 ..

イソトレチノインの費用と服用回数は以下のとおりです。
保険適用のない自由診療となります。
通常1日1〜2回の服用ですが、適切な用量や飲む回数は人によって異なります。

【ニキビ治療】イソトレチノインの内服を辞めた後の副作用について

イソトレチノインは日本では未承認医薬品となるため自由診療になります。
ここでは、イソトレチノイン服用にあたっての注意点を解説します。

気にすべき副作用とは!イソトレチノインによるニキビ治療の効果や辞めた後の経過について現役女性医師に聞きました。皮脂は戻る?ニキビ再発する?

近年では70~80%の完治(再発がない)
言われることが多いようです。

イソトレチノインご相談希望の方はお電話で予約お願いします※中等度~重度のニキビに対して、イソトレチノイン ..

あわせて近年では
比較的低容量のイソトレチノイン(0.3~0.5mg/kg/day)
でも効果が期待できるとされており、
日本人においては欧米人と比較すると
重症の方が少ない、副作用を軽減する、
他のニキビ治療約と異なり保険適応と
ならないことなどの事情もあり、
この低容量で開始することが多いようです。

しかし、アポトーシスを起こさずに収縮した皮脂腺のサイズはもとに戻るため、皮脂も大部分は戻ってしまいます。 細胞を正常化

この点の判断が難しいため、イソトレチノインの個人輸入は推奨しておりません。
リスクについて詳しく知りたい方は「 」をお読みください。

イソトレチノインにニキビへの効果が期待できる3つの理由 · 皮脂腺を退縮させる · 脂腺細胞を正常化させる · 抗炎症作用がある.

イソトレチノインは、妊娠あるいは妊娠している可能性のある人は服用できません。
男女とも服用期間中とその前後1か月間に性行為をする場合は必ず避妊が必要です。
胎児に先天異常や流産、早産、死産を引き起こすおそれがあり、禁忌(服用してはいけない)とされています。

イソトレチノインは副作用の為やや慎重に使用しなければいけませんが、医師の指示の下正しい用法用量で治療すれば効果を期待できるお薬です。 ..

但し通常量(推奨容量は0.5~1.0mg/kg/day。
極量は2mg/kg/day)で治療した方が効果が高い、
再発が少ないなどの報告や、
累計内服量が120~150mg/kgになると
再発が少なくなるとも報告されています。

重症ニキビに対するイソトレチノイン(アキュテイン、ロアキュテイン)の4つの効果 ..

以下に該当する方は、イソトレチノインを用いた治療を受けることができません。該当するか分からないという場合には、一度ご相談ください。
※妊娠検査薬をご用意しております。

イソトレチノインを服用している時は皮脂の分泌が抑えられると思うのですがやめた後って結局元に戻るのですか? ..

新陳代謝を促進するため、肌は刺激に過敏になります。最初は塗布した部分が赤くなることがありますが、基本的にはそのまま続けます。赤みが酷い・熱を持つようなら再受診していただく必要があります。治療中は日焼けをしやすくなるため、保湿の徹底および紫外線防止が何よりも重要です。

ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin

以下の方は「イソトレチノインによるニキビ治療」を受けることができない場合があります。医師にご相談ください。

【ニキビ/毛穴】第1回イソトレチノイン服用の疑問にお答えします

イソトレチノインの重大な副作用として、妊娠した女性への投与による流産、胎児奇形が報告されています。
また、治療期間中は紫外線の影響を受けやすくなります。十分な紫外線対策を行ってください。

飲むニキビ薬「イソトレチノイン」は怖い?副作用や服用時の注意点

軽症のニキビに対しても、他の治療が無効であり再発を繰り返す患者さんへ処方しています。中等症以下のニキビに対しては、0.5mg/kg/日か、それ以下のイソトレチノインの低用量療法で効果が出る場合も多くあります 5, 6