「SPACE ADVENTURE コブラ」 原作者の早すぎる死


名作「コブラ」を通して、寺沢武一氏の素晴らしい手腕を振り返ります。


SFハードボイルドマンガ『コブラ』の連載開始45周年を記念し、原作者・寺沢武一の正式な監修を受けた複製版画が登場。

寺沢氏の漫画家歴は長く、1978年には「コブラ」で初連載を獲得。「週刊少年ジャンプ」でも掲載が1984年まで続き、以降も「スーパージャンプ」など複数の媒体で「コブラ」を描き続けました。

SF漫画「コブラ」などの作品で知られる漫画家の寺沢武一(てらさわ・ぶいち)さんが9月8日、心筋梗塞のため死去した。68歳。北海道出身。葬儀は家族のみで行う。

SF漫画「コブラ」などの作品で知られる漫画家の寺沢武一(てらさわ・ぶいち)さんが9月8日、心筋梗塞のため死去した。68歳。北海道出身。

また、「BLACK KNIGHT バット」、「鴉天狗カブト」、「ゴクウ」、「武 TAKERU」、「GUNDRAGON」など様々な作品を生み出しながら、代表作とも言える「コブラ」の執筆も定期的に続け、2019年には「COBRA OVER THE RAINBOW」の連載を開始。長き生涯にわたり、熱意と意欲を持って漫画執筆を続けた作家でした。

寺沢武一氏の代表作として知られる「コブラ」は、アニメ化もされ日本だけでなく海外でも人気を博しているSFコミック。2023年3月には、ゲーム開発が進められていることが明らかにされていました。

寺沢 武一の解説。読みは「てらさわ ぶいち」。漫画家。コブラ等の作者。

筆者もいちファンとして、各作品……特に「コブラ」を愛読し、のめり込んできた読者のひとりです。脳腫瘍といった大病で筆を置く時期もありましたが、そのたびに寺沢氏は必ず舞い戻り、素晴らしい作品を提供し続けてくれました。

どれだけ嘆いても、時は戻りません。そして、作者が去った後でも、作品は残り続けます。個人として失ったものの大きさを痛感していますが、ひとりのライターとしてすべきことは、寺沢氏の名作とその足跡をこれからも伝えること。その想いから、寺沢氏の代表作である「コブラ」の魅力や特徴などを、今回改めて紹介します。

「コブラ」作者寺沢武一氏逝去…1998年に脳腫瘍判明 | Game*Spark

11日夜、作品の公式SNSで「3度の脳腫瘍の手術を経ても、コブラその人のような生命力で生き抜いてきた寺沢武一でしたが、今回は不意打ちを食らってしまったのでしょう」などとファンに報告した。

1998年に悪性の脳腫瘍が見つかり、手術を繰り返した。2度目の手術後には左半身にまひが表れ、車椅子生活に。それでも創作意欲は衰えず、2016年にはモナコでアニメのイベントに出席し、ファンに元気な姿を見せていた。20年にも「コブラ」の最新作を発表していた。

浪人時代に投稿した漫画が入賞したことを機に漫画家を志した。76年に上京し、1年間手塚治虫のアシスタントを務めた。“漫画の神様”に深く傾倒。89年に亡くなった際は、寺沢さんも1年ほど執筆活動から離れた。

代表作は78年から週刊少年ジャンプで連載された「コブラ」。左腕の「サイコガン」と葉巻、体に張り付くような赤い服、金髪がトレードマークの宇宙海賊コブラの物語だ。アメコミ風のタッチが特徴。おちゃらけとハードボイルドのバランスが絶妙で、女性キャラはリアルでグラマラスな体に水着のような衣装を着用するなど、大人の空気漂う物語は当時の少年を大いに刺激。アニメ版もヒットした。

80年代初頭からパソコンでの創作に着手し、85年にはPCで彩色した「BLACK KNIGHT BAT」の連載を開始。92年には世界初フルCG漫画とされる「武 TAKERU」を開始。「デジタル漫画」の先駆けとしても知られる。

98年にはフランス語版「コブラ」の公式サイトを開設するなど、いち早く世界を意識。各国のアニメイベントにも招待されるなど国境を越えて愛された。


≪映画「コブラ」の声 松崎しげる「残念」≫ 82年上映のアニメ映画「SPACE ADVENTURE コブラ」でコブラの声を担当した松崎しげる(73)は本紙に「残念です、、、。男のロマン、女性の色気、その全てがコブラに生かされていました」と悲しみのコメントを寄せた。「先生の生み出したスペースファンタジー『コブラ』、、、。こんなに憧れる主人公は今後二度と出てこないでしょう、、、。ご冥福をお祈り致します」と追悼した。

同年放送のテレビ版「スペースコブラ」では、俳優の故野沢那智さんがコブラの声を担当。それぞれの魅力があると、どちらもファンに愛されている。

漫画「コブラ」の連載は、1978年に「週刊少年ジャンプ」で始まりました。当時の週刊少年ジャンプは、「キン肉マン」や「ドーベルマン刑事」などの人気漫画が活躍。また後続で「Dr.スランプ」「キャプテン翼」「キャッツ・アイ」なども登場し、大きな盛り上がりを見せます。


スタッフ ; 監督. 出崎統 ; 原作. 寺沢武一 ; 脚本. 寺沢武一.

寺沢武一はその後、青年月刊漫画雑誌の創刊号から連載を開始します(【ゴクウ】、【武 TAKERU】)。

(2018年4月20日 10時01分)【連載開始40周年「コブラ」】前代未聞! 王様ゲームを融合したカルタを発売! ..

その中のひとり、鎧武者姿の羅童(ラドウ)は背負った6本の剣・餓鬼道剣(がきどうけん)に命を封じ込める剣技を持ちます。刺された者は鍔の顔に吸い込まれます。

SF漫画の金字塔・『コブラ』原作者の寺沢武一先生より公式認定!?

同作は日本初ともされるマッキントッシュ・グラフィックスによるフルカラーCG漫画でCD-ROM化もされました。その後も寺沢武一は実写とCGを合成した実験作も発表しています(【GUNDRAGON】シリーズ)。

漫画『コブラ』の原作者・寺沢武一氏が、2016年のテレビ番組で初対面したカズレーザー(メイプル超合金)の印象をツイッターで述べている。

「岩や鉄を斬らば真っぷたつに断ち割り刃こぼれひとつせず 人馬を斬らば刃の肌に血の痕をとどめぬ」と打竜牙は説明されます。そして、ふさわしい持ち主が手にすると竜の紋様が現れ、「オオオオオ ウオン」と鳴きます。

コブラ会の最終シーズン来てるやんけーーーーーー! Translate post

飛龍を手にしたカブトは、天狗流剣法八十八手円月風車(てんぐりゅうけんぽうはちじゅうはってえんげつふうしゃ)の秘太刀を使います。飛龍を振ることで5寸向こうを太刀風で斬る剣技です。

画像・写真|『コブラ』1巻表紙 1枚目 / 『コブラ』漫画家・寺沢武一さん死去 68歳.

同作は連載終了の翌年テレビアニメ化され、COBRAに次ぐ寺沢武一の代表作となりました。

SFハードボイルドマンガ「コブラ」連載開始45周年記念! 原作者・寺沢武一による監修保証付き複製版画が450部限定販売

【COBRA】が長期シリーズ化する中で寺沢武一は、剣を手にしたバット姫を主人公とした【BLACK KNIGHT BAT 黒騎士バット】(1985年〔週刊少年ジャンプ〕連載)を発表します。

『コブラ』が2008年に改めてアニメ化されたタイミングで、寺沢武一さんにインタビューしたことがあった。記事も当時のメモ ..

サラマンダーの基地エルラド教国を訪れると、そこではシドの女神像(じつは強力なレーザー光線砲を備えた衛星)を宇宙中に20,000基増設し、一気に宇宙を支配する計画が進行していました。すべての準備が整ったとき、「ハイル・サラマンダー!!」のかけ声の中で巨大な鎧武者がコブラの前に現れます。それがサラマンダーの表立った姿でした。

【訃報】「コブラ」の作者・寺沢武一さん。2023年9月8日に永眠。

コブラは軟禁されていた真の王ジーク王の甲冑人間となり、王の座を乗っ取っていたバベル王に立ち向かうことになります。その際、「剣を使ったことはあるのか」のジーク王の問いに「心配するなよ は全巻よんでるんだ」とウインクと共に粋なセリフを返しました。

「コブラ」手塚が称賛したデジタル漫画の先駆け 寺沢武一展が開催中

「…サイコガンはわしが作った銃の中で生涯をかけての傑作だ……」、「気をつけたまえ一度サイコガンにひびが入った時」、「それがサイコガンの限界だ」という不知火鉄心の言葉をコブラは思い出します。

漫画『コブラ』の原作者・寺沢武一氏が、2016年のテレビ番組で初対面したカズレーザー(メイプル超合金)の印象をツイ.

サイコガンは日本人の銃作りの名匠・不知火鉄心(しらぬいてっしん)の作です。ちなみに勝新太郎は映画【不知火検校】で主役の盲目の按摩役を、映画【座頭市】シリーズに先駆けて演じています。

サ終前にありがち?? 【大物】コブラ原作者の寺沢武一先生、メンテが明けるとコラに対抗して公式コブラコラを見せつける : まとめダネ!

寺沢武一はサイコガンについて、勝新太郎主演の映画【座頭市】シリーズ(原作・)に登場する仕込み杖が発想のもとにあったと明かしています。

寺沢武一はマンガのデジタル化の先駆者だった|Real Sound

いわゆる「正義の人」からはほど遠く、強いて言えば劇画系漫画に近い主人公像と言えるでしょう。そんなコブラを、敢えて少年漫画の主人公に据えた寺沢氏の先見の明は、コミックの発行部数5,000万部超え(全世界累計)という大成功をもって正しく証明されました。

寺沢 武一|コンピュータを使った漫画の表現を切り拓いたスゴい人!

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68歳 「デジタル漫画」先駆け、98年に脳腫瘍判明も創作 ..

短編で、第13回手塚賞の佳作を受賞後、読み切りをもとにした【COBRA SPACE ADVENTURE】(1978年~〔週刊少年ジャンプ〕他継続*のちに【COBRA THE SPACE PIRATE】に改題)が連載開始5年目に映画化・テレビアニメ化され、寺沢武一の最初の代表作となりました。

「コブラ」の漫画家・寺沢武一さん死去、68歳 「デジタル漫画」先駆け、98年に脳腫瘍判明も創作続ける(@Venom60k )

こうしたいくつかのギャップと、ここ一番では決める振る舞いが、コブラという人物を魅力的に引き立てます。そしてお宝を狙う一方で、決して欲深いわけではなく、困難への挑戦を楽しんでいる面が大きい模様です。例えば、相棒のレディを助けるために向かった「カゲロウ山」の山頂にはニ十トンもの金塊があったのに、コブラは全く目もくれずに下山しています。

68歳 「デジタル漫画」先駆け、98年に脳腫瘍判明も創作続ける

こうしたいくつかのギャップと、ここ一番では決める振る舞いが、コブラという人物を魅力的に引き立てます。そしてお宝を狙う一方で、決して欲深いわけではなく、困難への挑戦を楽しんでいる面が大きい模様です。例えば、相棒のレディを助けるために向かった「カゲロウ山」の山頂にはニ十トンもの金塊があったのに、コブラは全く目もくれずに下山しています。