マングースはハブと闘わない 有害外来生物をつくり出した学者の責任


沖縄本島と周辺の島に海外から持ち込まれ、外来種として問題となっているマングース。各地で在来種を守るための対策が進められ、奄美大島では根絶宣言が間近といいます。そもそも、マングースはどんなどうぶつなのでしょうか。ほとんど知られていないマングースの生態やマメ知識、人間との関わりについて解説します。


毒のあるキングコブラのヘビとマングースが戦う、噛む、攻撃するマスコットのイラスト。レトロな黒と白のスタイルで孤立した背景に正面から見た。

これは致命的です。
マングースが働いているときにはハブは寝ていて、
ハブが目覚めたころにマングースはむにゃむにゃ言うてるわけです。

マングースは食肉目マングース科の仲間の総称。アフリカから南アジア、東南アジアにかけて広く生息しています。30種を超える種類があり、生息地や生態は種によって異なります。大半は陸生ですが、半水生や樹上性のものも。大規模な群れで行動するものもいれば、単独行動をするものもいます。一般に体はイタチのように細長く、足は短め。鼻先がとがり、耳は丸い形をしています。毛色は茶色や灰色が多く、シマ模様が入る種もあります。おもな食事は昆虫や小型の哺乳類、鳥、卵、ヘビやトカゲ、サソリ、ミミズなど。時には草を食べることもあります。好んでよく食べるものも種類や生息地によって異なります。一部の種は毒があるサソリやヘビも食すことがあります。適応力や繁殖力が高いことでも知られています。

沖縄の毒ヘビといえばもちろんハブ。そのハブのショーが見られるのがハブ博物公園。言い知れぬ緊張感をいだきながら、いざハブ博物公園へ。

それにハブに困っているのは人ですから
マングースにとっては課題でも何でもない。
そう、ハブとマングースはそういう意味で共存可能なんです。

しかし,こんな小さな生き物が恐るべきコブラと闘って本当に打ち負かすことができるのでしょうか。南アフリカの著述家ローレンス・バン・デル・ポストは,自著「狩猟家の心」の中でヘビとマングースの典型的な対決の様子を次のように描写しています。「頭からしっぽまでの長さがせいぜい13インチ(約33㌢)で,高さが5インチ(約13㌢)ほどしかない[マングース]が,長さ6フィート(約1.8㍍)のコブラの挑戦を受けて立つのを目にした。マングースが次々に巧みで素早いフェイントをかけると,コブラは繰り返し攻撃を仕掛けるが,ほんのわずかな差で捕まえることができない。そこで,マングースが突進し,コブラの首の後ろを掴まえて,すぐに背骨まで噛み砕いてしまった」。

マングースはコブラに勝てない〜 鬼上司は部下を甘く激しく愛する

沖縄や鹿児島・奄美大島などに生息するハブの漢字表記の一つに「飯匙蛇」がある。飯匙(はんし)はしゃもじで毒ヘビ特有の三角の頭の形容らしい。「マングースと飯匙蛇の試合 マン君の大勝利」。こんな見出しが躍ったのは1910年4月の琉球新報紙だ▲動物学者の渡瀬庄三郎博士がインドから29匹を沖縄に持ち込み、試験的にハブやネズミを捕殺させた。ネズミはサトウキビに被害をもたらし、毒で命を奪うハブは島民に恐れられた。駆除が狙いだった▲博士はマングースがコブラに勝つショーを見たそうだが、思いつきではなかった。米国の学会でカリブ海のジャマイカがネズミ退治に導入し、サトウキビを大増産させたと聞いたという▲当時は最新の知見。世界各地で模倣された。それが遠い将来に想定外の事態を生むのだから科学は恐ろしい。夜行性のハブ退治には役立たず、貴重な在来種が捕食されている実態がわかり、マングースは一転、駆除の対象になった▲79年に沖縄から導入した奄美大島での「根絶宣言」にホッとする一方、人間の都合で本来の生息地から移された「外来生物」に同情したくなる。在来種が危機に陥ったのは日本だけではない。ジャマイカなど西インド諸島でも駆除が試みられてきた▲ただ、難易度が高く、過去に根絶に成功した最大の島は約1平方キロの無人島という。約700倍の奄美大島での成功は勇気づけられる先例だろう。経験を世界で生かし、外来生物をこれ以上増やさないことがせめてもの供養か。

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マングースがハブとの戦いを避けた理由がこれ。マングースが餌にしてるコブラやクサリヘビにはピット器官が無い。ハブはピット器官で探知しちゃう。

しかし,マングースは生まれながらにどう猛であるとは結論しないでください。それどころか,中には飼い慣らされて,愛らしく頭の良いペットになっている種類もあるのです。著述家ブルース・キンロックは自著「マングースの魅力」の中に,自分がペットにしているパイパという名のシママングースについて愉快な記録を残しています。 茶目っ気たっぷりで,芸もやって見せるパイパはいつもその家族を楽しませました。マングースがよくやる芸の一つを最初に見た時,家族はおなかがよじれるほど笑いました。キンロックは起きたことをこう描写しています。

『パイパは白くて丸い貝殻を見つけていじっていたが,そのうちにピクニック用の箱の近くに来て,箱に背を向けた。パイパは前足で貝殻をしっかりと持ち,体を上下に前後に動かした。その間ずっと前足で持った貝殻を揺すっていたので,まるで野球のピッチャーが投球の前に行なう動作のようだった。すると,突然飛び上がり,貝殻を後ろ足の間から後方のピクニック用の箱に向かって投げつけ,貝殻は銃声のような音を立てて砕けた。我々はやっと分かるようになった。パイパは全くの本能によって,マングースが卵を割る時に用いる方法で貝殻を割ろうとしたのである』。


ハブvsマングース[リブマックスアムス・カンナリゾートヴィラ]

マングースの分布域は元々、中東から東南アジアだった。日本に生息していなかったが、1910年(明治43年)4月、インドから沖縄に持ち込まれると、住民らはハブとの戦いを見物しようと押し寄せ、地元各紙は連日のように、マングースの様子を報じた。

沖縄の定番⁉️新ハブとマングースショー見たよ@おきなわワールド

フィーバーの背景には、当時、住民たちが畑のサトウキビを食い荒らすネズミや、かまれると毒で死に至るハブの被害に悩まされていたことがある。胸を痛めた東京帝国大(現・東京大)の動物学者が旅先のインドでコブラを襲うマングースを見て、ハブの天敵になるのではとガンジス川の河口で捕獲。沖縄に運ばれ放たれたマングースはわずか17匹だったが、長い歳月をかけて子孫を増やし、北へと生息範囲を広げた。

本部町伊豆味にある『いこいの駅いずみ』のハブとマングースのショー。 ..

マングースは比較的無害に見えるかもしれませんが,誤解しないでください。マングースは抜け目がなく,大胆で,すばしっこい捕食動物です。卵や果物だけでなく,カブトムシなどを含む昆虫類,イモムシ,カタツムリ,トカゲ,カエル,カニなどを食べる種類もあります。マングースは頭が良く,ずる賢いところがあります。例えば,シママングースは後ろ足で立ち上がって,それから横向きに倒れることによって芝居を打つと言われています。何のためにですか。好奇心の強いホロホロチョウを近づけておいて,捕まえるためです。

ハブキャンディーの宣伝が終わったら、お待ちかねのハブ対マングース。

72年に沖縄が本土復帰し、多くの観光客が訪れるようになると、ハブとマングースの決闘ショーも人気になった。かつてショーを開いていた沖縄県本部町の観光施設「いこいの駅いずみ」の上原盛治館長(83)は、「一瞬でハブの息の根を止めるマングースは、正義のヒーローだった。当時の沖縄のシンボルは、『青い海と白いビーチ』に次いで『ハブとマングース』だったね」と懐かしむ。

マングースはインド原産の食肉目の動物で、コブラの天敵として知られている。

90年代に入ると、野生のマングースは北部の山原地域に達した。この地域には、飛べない鳥・ヤンバルクイナなど、独自の進化を遂げた希少な生き物たちが多く生息している。外敵に無防備なため、すばしっこくて何でも食べるマングースの格好の餌食となった。さらにマングースは昼行性で、夜行性のハブをめったに襲わないこともわかった。

マングースとコブラ、究極の戦い! (Mongoose Vs. Cobra)

79年に放たれた奄美大島でも国特別天然記念物のアマミノクロウサギが激減したため、マングースは一転、害獣とされた。環境省と沖縄県は2000年以降、山原地域と奄美大島で駆除を始め、「マングースバスターズ」と呼ばれる職員が毎日、居場所をかぎ分ける探索犬とともに山中に分け入り、わなを仕掛けて捕獲した。

インドコブラとインドマングース(ハイイロマングース)の闘い の写真・イラスト素材 ..

地道な活動が功を奏し、奄美大島は18年4月を最後に捕獲ゼロが続いており、同省は今年中にも「根絶宣言」を出す方針だ。山原地域も捕獲数がピークの10分の1に減り、26年度までの根絶を目指す。バスターズの田場早苗さん(43)は「ヤンバルクイナの鳴き声がいろんな所で聞こえるようになった」と喜ぶ。

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コブラやハブの天敵はマングースといわれていますが、なぜマングースが天敵と呼ばれるようになったのでしょうか?

島の其離島へハブの毒を研究す可〈旅行せし時土地の父老は飯匙蛇を全滅

ニューギニア島の森に、猛毒を持つズグロモリモズという小鳥が暮らしている。オレンジと黒のその羽に触れただけで、手に火がついたような感覚になる。猛毒で知られるヤドクガエルにもあるバトラコトキシン(BTX)と呼ばれる毒で、少しでも摂取するとまひや死に至ることもある。神経や脳、筋肉の細胞にある「ナトリウムチャンネル」の機能が停止するからだ。

て帰り目下県下で試験中のものでマングースは印度にゐる時によくコブラ.

野生のマングースは攻撃性が強いので毒のあるハブにも立ち向かっていき、ハブを倒したといわれています。

「ヒャン」(コブラ科) 神経毒を持つコブラの一種。奄美大島にのみ生息 ..

何十年もの間、ズグロモリモズやヤドクガエルが自分の毒で死なないのは、BTXに耐えられるナトリウムチャンネルを進化によって獲得したというのが有力な説だった。コブラの毒に耐えるエジプトマングースなど、この方法で毒を寄せつけない動物の実例もある。しかし、この説を覆す論文が8月5日付けで「Journal of General Physiology」に発表された。

毒ヘビとの戦いで見せる驚異的なスピードと敏捷性は多くの人々を魅了してやみません。 本記事では、マングース ..

非常に勇敢なこのマングースとは,一体どんな生き物なのでしょうか。マングースは,アフリカやアジアやヨーロッパ南部に広く分布する大きな科に属します。小型の哺乳類で,幾つかの属があり,40を超える種が存在します。体長がわずか30㌢余りのミナミコビトマングースから,東南アジアに住む体長1.2㍍のカニクイマングースに至るまで,大きさは様々です。大半は足が短く,長くて毛深いしっぽがついています。長い胴は粗い毛で厚く覆われ,色は灰色か褐色です。耳は小さく,鼻先はとがっているのが普通です。

4,338 マングース Stock Photos, High-Res Pictures, and Images

その為に、コブラとマングースが戦う姿をみた人がコブラを退治したマングースを見て、ハブ退治の為に沖縄にマングースを輸入することに決めたということです。

奄 美 諸 島 に お け る ハ ブ属 の 生 理 ・生 態 水上 惟文 890‑8350鹿

これ、一般的にはマングースが強いと言われています。
マングースにはハブの毒が効かないようで
って凄いですねマングース!!
毒が効かなかったら、毒ちゃいますし、
もしかしたら醤油と大差ないのかもですね。
私がハブなら間違いなく心折れるでしょうね。挫折です。
ハブの心中お察しします。