ミノキシジル外用薬による初期脱毛は1ヵ月~3ヵ月ほど続くと言われています。


ミノキシジルの塗り薬・外用薬は、基本的には1日2回塗布していただきます。頭頂部・生え際のM字部分など、抜け毛が気になる部位に塗り、軽く頭皮マッサージするのが良いでしょう。入浴後は血行が良くなっているため、ミノキシジルを塗布するのにも良いタイミングといえます。


ミノキシジル外用薬の塗り方のポイントは、髪の毛ではなく頭皮につけることです。

ミノキシジルの効果を高めるためには、食事バランスや生活習慣の見直しが不可欠です。栄養素をバランスよく摂取することで、髪の健康を支える体内環境を整えることができます。

主食、主菜、副菜を意識し、ビタミンやミネラルを豊富に含む食品を取り入れることが重要です。

特に、亜鉛やビタミンB群は髪の成長に寄与するとされています。

また、規則正しい生活リズムや適度な運動も、全体的な健康維持に役立ちます。これらの要素が相まって、ミノキシジルの効果を最大限に引き出すことが期待できます。

妊娠や出産にともなう脱毛・ピルの使用をやめたことによる脱毛については、ミノキシジルを使用しても効果は期待できません。また、急激なダイエットにともなう脱毛にも効果は期待できません。これらは壮年性脱毛症以外の脱毛にあたるため、ミノキシジルの適応範囲外となります。

また、多く塗ったからと言って効果が大きくなるということはありません。

ミノキシジルの内服薬は、当院では5mgで処方しております。
なお、ミノキシジルの服用方法については、患者様の頭髪の状態やお身体の健康状態を確認した上で、医師が判断いたしますので、まずは当院までご相談にいらしてください。なお、ミノキシジルの内服薬は、血圧を下げてしまう可能性があるため、降圧剤との併用は禁忌となります。

・動悸
・息切れ
・むくみ
・体重の増加
・頭痛
・めまい
・肝機能障害
・初期脱毛
・全身の体毛増加
ミノキシジルの内服薬には、上記のような副作用のリスクが挙げられます。心臓への負担が大きくなる可能性があるため、ミノキシジルの内服薬を使用する場合は、少量ずつ様子をみながら服用するようにしましょう。なお、ミノキシジルの内服薬は、厚生労働省に承認されていないため、日本語の添付文書はありません。

国内承認済みのミノキシジルジェネリックには以下のようなものがあります。

ミノキシジル内服薬を服用すると、手足や顔などにむくみが生じることがあります。
ミノキシジルは血管を拡張させる働きがありますが、これは動脈にのみ作用します。血液を戻す静脈に対しては作用しないので、血液が末端に溜まりやすくなるため、むくみにつながります。
症状は一時的なケースがほとんどで、マッサージやストレッチなどの一般的なむくみ対策が有効です。

ミノキシジルを使用する際は、クリニックでの処方を受けることが推奨されます。

専門医による診断を受けることで、自分の薄毛の原因や状態に合った適切な治療法を選択できます。

クリニックでは、濃度が高いミノキシジル製品を処方してもらえることが多く、これにより効果的な治療が期待できます。

また、医師から使用方法や副作用についての詳細な説明を受けられるため、安心して治療を進めることが可能です。

定期的なフォローアップにより、効果の確認や必要に応じた治療の見直しが行えるため、自己判断での使用よりも安全性が高まります。

AGA・FAGA・薄毛治療薬の効果・副作用・服用方法・初期脱毛について

ミノキシジルは血管拡張作用があるので、副作用として動悸や息切れを起こす可能性があります。血管が過度に拡張されると、心臓はより多くの血液を送り出す必要があるため、負担がかかります。服用を続けていれば体が慣れていくので、症状も収まっていくケースがほとんどです。

クリニック以外で濃度の高いミノキシジルを使用することは非常に危険です。
個人輸入や通販で入手した場合、品質や安全性が保証されていないため、偽造品や不良品を使用するリスクがあります。
特に、高濃度のミノキシジルは副作用が強く出る可能性があり、心臓や肝臓に負担をかけることがあります。
医師の指導なしに自己判断で使用すると、重篤な健康被害を引き起こす恐れがあるため、必ず専門医の診察を受けてから適切な濃度の製品を使用することが重要です。


ミノキシジルは、男性だけでなく女性の脱毛症治療にも使用されます。

このような副作用は軽症なのがほとんどですが、症状が頻繁だったり長かったりする場合は医師にご相談ください。

内服ミノキシジルを使用する際は、以下の点に十分な注意が必要です。

ミノキシジルの塗り薬・外用薬は、厚生労働省に承認されており、市販でも購入ができます。それに対し、ミノキシジルの内服薬は、日本では承認されていません。ミノキシジルは、血管を拡張して血流を良くする働きがありますが、その分心臓に負担がかかってしまいます。心タンポナーデや狭心症などにつながる可能性があり、副作用のリスクが高いため、日本では承認されていないのです。しかし、ミノキシジルの内服薬が、AGA治療に高い効果を期待できることも事実のため、医師の判断によって、処方しているクリニックもあります。ミノキシジルの内服薬は、使用すること自体が悪いのではなく、医師の診断や処方なしに使用することが危険なのです。そのため、ミノキシジルの内服薬を、個人輸入の通販サイトなどで購入するのは避けましょう。ミノキシジルの内服薬は、必ずクリニックで医師の診察・処方を受け、正しく使用するようにしてください。

ミノキシジルが効きにくい人の特徴は以下の記事で解説しています。

ミノキシジルの発毛効果によって、髪の毛だけでなく全身の体毛も増加することがあります。髭が濃くなったり腕や脚のムダ毛が増えたりするので、気にしてしまう方はいるかもしれません。

ミノキシジルの効果と副作用【女性も使える? やめたらどうなる?】

ミノキシジルの内服薬は、体内から成分を取り入れるため吸収率が高く、効果もその分高まると考えられています。ただし、高い効果が見込まれる分、副作用の生じるリスクも高まるのです。そのため、ミノキシジルの内服薬は、必ず医師の診察・処方の上で服用するようにしてください。

ミノキシジルの副作用は?女性も必見!内服薬を使う際の注意点は?

外用薬使用による皮膚トラブルも副作用として報告されています。搔痒感(そうようかん)、発赤(ほっせき)、落屑(らくせつ)、毛包炎、接触性皮膚炎などの症状がみられる可能性があります。発現率は高くないものの、肌に合わないと感じた場合は医師に相談の上、使用の継続可否を判断してもらいましょう。外用薬の使用中止を勧められた場合は、他の治療方法を検討することも可能です。

・「有害事象(副作用)」:有害事象又は副作用のいずれかをいう。

ただ、ミノキシジルがしっかり作用しているということでもあります。副作用が体毛の増加だけなら、服用を続けるのが一般的です。

ミノキシジル外用と内服タブレットの併用-効果と副作用、デメリット

治療開始の初期段階でみられる抜け毛の増加を「初期脱毛」といいます。初期脱毛は、AGA治療を行う上で多くの人にみられる副作用で、個人差はあるものの、使用開始後約2週間から8週間ほどで起こる可能性があります。

ミノキシジルの「塗り薬(外用薬)」|リアップヘアケアコンテンツ

ミノキシジルの塗り薬・外用薬には、上記のような副作用が挙げられます。頭皮に直接塗布するため、かぶれやかゆみなどが生じる場合があります。副作用の症状があまりにも長く続く場合や、ご不安な方は、医師にご相談ください。

ミノキシジルの副作用でむくむってホント? | スカルプD コラム

ミノキシジルの内服薬と塗り薬・外用薬は、基本的には同じ成分が使用されているため、効果に違いはほとんどありません。しかし、体内(血管)から成分が作用するか、体外(皮膚)から成分が作用するかによって、効果の現れ方には違いがあります。ミノキシジルの内服薬・塗り薬・外用薬の違いについてみていきましょう。

【医師監修】ミノキシジルの心臓への副作用 心筋梗塞や心肥大を解説

ミノキシジルを使用してしばらくすると、抜け毛が増えることがあります。これを初期脱毛といいますが、古い髪の毛を新しい髪の毛が押し出し、ヘアサイクルが正常に戻る過程で起こる症状のため、過度なご心配は必要ありません。初期脱毛は、基本的には2週間程度で落ち着いていきます。

ミノキシジルの育毛効果や副作用とは?むくみとその他の副作用も解説

ただし、副作用自体の発生頻度は全体的に低く、厚生労働省から報告されているデータによるとミノキシジル5%含有外用薬において、副作用発現率は「3,072例中271例 (8.82%)、 378件」とされています。また、長期投与の場合でも重篤な副作用はほとんどないものの、次のような副作用は報告されています。

ミノキシジルは女性が使っても大丈夫? 注意点や副作用を詳しく紹介

ミノキシジル内服により、動悸や息切れなどの副作用が起こる可能性があります。また、ミノキシジルはもともと降圧剤であることから、血圧が不安定な方や心臓疾患がある方などは心機能障害や不整脈が増悪する可能性もあります。これらは稀な副作用ではありますが、低血圧の方や高血圧で降圧剤を服用中の方、心臓に障害のある方はミノキシジルの服用に際して、必ず医師に相談してください。

ミノキシジル外用薬でも、前述した初期脱毛が起こる可能性があります。 皮膚炎

なお、効果が出やすいと言われているミノキシジルタブレット(内服薬)について詳しい内容が知りたい方はこちらのページをご覧ください。

ミノキシジル内服薬の副作用としては、主に以下のような例が挙げられます。 動悸 ..

ミノキシジル外用薬は、成分を患部に塗ることで外側から効果を発揮させる薬です。
ミノキシジル外用薬に見られる副作用は、湿疹です。ミノキシジルの成分に対してアレルギー反応を起こしたり、皮膚が刺激を受けたりすることで起こります。
ミノキシジルに限らず、外用薬のほとんどで見られる副作用ではありますが、かゆみやかぶれがひどい場合はクリニックに相談しましょう。

頭皮に直接塗布する外用薬。使用される発毛成分はミノキシジルのみで、内服薬に比べ副作用は弱い傾向です。

ご高齢の方は生理機能が低下していることが多いため、副作用の発生リスクが高まります。そのため、脱毛の状態や他の疾患の有無などにも配慮したうえで、使用の可否を判断します。