※レクサプロの概要について知りたい方は、『』をお読みください。


末梢血管の収縮を妨げる作用が出現することがあり、起立性低血圧(立ちくらみ)が出現することがあります。もともと起立性低血圧の傾向がある人、血圧が低い方、利尿剤を内服している人は特に注意が必要です。
頻脈(脈が速くなる)ことや心電図上、QT延長という所見が出現することで不整脈が発生することがあります。


それ以外に、なかなか相談しづらいために我慢されている方が多い副作用が、

レクサプロによる胃腸症状は飲み始めがピークで、徐々に慣れていくことが多いです。

SSRI・SNRI・トリンテリックス・ドグマチールを飲むのに抵抗がある人は、うつ病の薬とされていること、副作用が強い薬、やめるのが大変な薬というインターネットの書き込みが多いからでしょう。これらの誤解・不安を取り除いて、安心して飲める薬であることを納得して飲んでいただきたいと思います。これらの薬は、ストレスからくるいらいらや不安感も改善するため、穏やかで、明るくなります。自分の醸し出す雰囲気が柔らかくなるため、人間関係も改善します。こういった観点からもストレスが減ります。

ですから、セロトニンが過剰に作用してしまって、副作用となるのです。

SSRI・SNRI・S-RIMは効果が現れるのに1か月程かかります。主な副作用は、気持ちが悪い、眠い・ふらつくなどですが、薬に慣れるのに時間がかかるので、飲み初めに副作用が出ることがあります。つまり、飲み初めは、効かないのに副作用が出る、ということです。副作用を軽減するために少量から始めます。気持ちが悪いといっても、嘔吐するほどのことはほとんどなく、2、3日で消失することが多いです。眠気は飲んですぐ眠くなる場合、飲んだ時はそれほどでもないのに、翌日朝起きたら眠い、翌日の午後になると眠い、といった場合があります。逆に目がさえて眠れなくなるという場合もあります。眠気が自分の睡眠時間に当たるように時間を調整して飲んでください。食事には関係なくのんで構いません。眠気は3~4週間続くことがありますが慣れてきます。これらの副作用はだんだん慣れてきます。

ドグマチール(スルピリド)という薬もよく効きます。ドグマチールは胃・十二指腸潰瘍とうつ病に適応がある薬です。まさに神経性胃炎に最適という薬です。心療内科でサインバルタやレクサプロ、トリンテリックスを処方されているけど胃の調子が悪い。消化器内科でドグマチールを処方されたけれど良くならなかったという人も多いです。消化器症状にはSSRI・SNRI・S-RIMとドグマチールを一緒に使うととてもよく効きます。ドグマチールは母乳が出たり、生理が遅れたりといった副作用がありますが、原クリニックでは50mg錠の半分(通常使用量の6分の1)を1日量にすることによって、副作用を減らし同等の効果を得ています。ドグマチールのこのような副作用は内服を止めればすぐ改善します。

このためレクサプロで胃腸症状が認められた場合の対処法としては、

レクサプロの副作用として、数字にあらわれている以上に多いのが性機能障害です。

レクサプロ・サインバルタ・トリンテリックス等を飲んで嘔気や眠気の副作用が強かったのでやめたという人がいますが、原クリニックでは少量からゆっくり始めることで副作用の出現がかなり抑えられています。

※抗うつ剤についての副作用を比較したい方は、『』をお読みください。

なかなか相談しにくい副作用であるがゆえに、困っていても表に出てこない副作用です。

レクサプロの副作用で最も多いのは、胃腸症状になります。承認時の臨床試験では、


エスシタロプラム)の効果や副作用について | 水戸メンタルクリニック

内服を続けることで副作用が軽減する場合もありますが、程度により減量や中止、他の薬剤に変更することや、副作用に対して、対処療法的に副作用止めの薬剤を使用することもあります。

胃薬を飲もうと思うのですか何系の胃薬が良いのでしょうか?(H2ブロッカー、胃粘膜保護など)

ボルチオキセチンは2019年発売された新しい抗うつ薬です。副作用は他の抗うつ薬と比較すると少ないですが、嘔気や下痢といったセロトニンに関係する副作用に加え、眠気、頭痛などが生じることがあります。

過去に、ストラテラ、レクサプロ、オランザピンといったメンタル系の薬を服用 ..

副作用については内服することで軽減することもありますが、眠気やだるさが強い場合や食欲増加に伴う体重増加が目立つ場合は、減量や中止、他の薬剤に変更を行います。

ドグマチールは胃薬として開発されたお薬で、使われていくうちに抗うつ効果が ..

ミルタザピンははSSRIやSNRIでみられる嘔気や下痢などといった副作用は起きにくいです。全般的に副作用は少ない薬剤ですが、他の抗うつ薬と比較すると眠気、食欲増加や倦怠感といった抗ヒスタミン作用による副作用が出現しやすいです。そのため、うつ病・うつ状態の方で、不眠や食欲低下の目立つ方にその改善も図る目的で使用することがあります。

レクサプロ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

いずれも状態次第ですが、副作用が出た際は減量や中止、場合によっては副作用止めの薬剤を使用することもあります。

レクサプロという薬を飲みはじめました。 最初の一週間は5mg、その後問題なさそうなら10mgになる予定です…

SNRIはSSRIと同様、他の抗うつ薬と比較し、副作用は少ないとされています。しかし、セロトニン系に作用することで起きる、嘔吐・下痢、不眠・性機能障害などが生じる可能性があります。詳しくはSSRIの項目をご覧ください。

過去に、ストラテラ、レクサプロ、オランザピンといったメンタル系の薬を ..

セロトニンを増強する薬(SSRIなど)の服用初期に生じる副作用です。発熱や発汗、頻脈、高血圧、筋緊張、アカシジア(主に手足のむずむず)、興奮、けいれんなど出現します。めったに起きませんが、注意が必要です。対処としては、薬剤の中止です。中止することで24時間以内には症状は消失することが多いです。

その日は解熱剤(カロナール500)と胃薬(テプレノンカプセル50mg)のみが処方されました。

アクチベーション症候群(賦活症候群)は特ににSSRIの投与初期や用量を変更した際に生じることのある副作用です。

レクサプロをはじめとしたSSRIでは、吐き気や下痢は他の抗うつ薬よりも多いです。 対処法としては、

なかなか相談しにくい副作用であり、診察時にも私も積極的に確認をしないこともあります。しかし、性機能障害が生じると日々の生活のQOLが下がります。遠慮せず、診察時に相談をしてください。

[PDF] レクサプロ錠 10mg、20mg に係る医薬品リスク管理計画書

あまり抗うつ効果は強はありません。副作用としては、眠気や頭痛、めまいが出現することがあります。そのため、不眠のある方に対して、睡眠薬的な役割を期待して使用されることがあります。しかし、眠気や頭痛、めまいなどが強い場合は、減量や中止を行います。

レクサプロ(成分名:エスシタロプラム)はS S R I(選択的セロトニン再取り込み ..

排尿困難があると尿が出にくくなります。特に男性の方で前立腺肥大などがあると尿の出にくさがさらに悪化してしまうことがあるため、処方は控えます。排尿障害に対する副作用止めのお薬もありますが、そのお薬の副作用もあるため、私の場合は、排尿障害がある場合は、減量、中止をすることが多いです。

レクサプロ(成分名:エスシタロプラム)はS S R I(選択的セロトニン再 ..

排尿困難があると尿が出にくくなります。特に男性の方で前立腺肥大などがあると尿の出にくさがさらに悪化してしまうことがあるため、処方は控えます。排尿障害に対する副作用止めのお薬もありますが、そのお薬の副作用もあるため、私の場合は、排尿障害がある場合は、減量、中止をすることが多いです。

レクサプロの吐き気と3つの対処法【医師が教える抗うつ剤の全て】

*抗コリン作用(アセチルコリンの働きを抑えることで出現する副作用)

副作用としては、高プロラクチン血症、錐体外路症状があります。

SSRIはヒスタミン受容体をブロックする働きがあるため、眠気が出ることもあります。一方で別の受容体に作用すると不眠が生じることもあります。真逆な副作用ですが、個人によって出現する場合としない場合があります。眠気が出る場合は、夕方や眠前に内服をする場合や不眠がある場合は朝に内服をしていただくことがあります。それでも改善がなく、生活に支障がある場合は減量や中止をします。

*その他の注意すべき副作用

セロトニンの受容体が脳にあることで抗うつ効果や抗不安効果などが期待できますが、消化管(胃や腸など)にもセロトニンの受容体があるため、吐き気や下痢症状が現れることがあります。これらの副作用は投与初期に生じやすいですが、しばらくすると自然に軽減することがあります。軽度であれば内服を継続することもあります。しかし、副作用が強く出る場合は、無理せずに中止をしてもらいます。

状態によっては胃薬や制吐剤を併用することもあります。

SSRIは三環系抗うつ薬と比較すると副作用が少なく、十分な効果が期待できる薬剤です。セロトニン系に作用する薬剤であるため、副作用としては、主に吐き気・下痢・不眠・性機能障害などが出現することがあります。