糖尿病・肥満症薬が好調な外資製薬2社が23年の日本の業績を発表しました。ノボは「オゼンピック」「リベルサス」の拡大で過去最高売上高を更新。


OWL833は現在、糖尿病と肥満症の適応で臨床第2相(P2)試験が終了した段階にあります。2型糖尿病を対象に行ったP2試験では、26週間の投与でHbA1cが用量依存的に最大2.1%低下し、体重も最大9.6%減少。1日1回の投与で皮下注射製剤と同等以上の効果が期待されています。2型糖尿病でない肥満症を対象に行ったP2試験でも、36週間投与した結果、体重が14~15%減少すると推定されました(中間解析結果に基づく推定)。主な有害事象は消化器症状で、これはGLP-1受容体作動薬に共通して認められるものです。


(中医協)総会は11月11日、ノボノルディスクファーマの糖尿病治療薬「リベルサス ..

中外製薬は12月16日にメディア・投資家向けのR&D説明会を開催し、オンコロジー領域以外の主要な自社創製品について、その開発状況やポテンシャルを明らかにしました。この場で取り上げられた開発品の1つが、同社の御殿場研究所(静岡県御殿場市)で生まれたOWL833(一般名・orforglipron=オルフォルグリプロン)。分子量は一般的な低分子化合物よりかなり大きいものの、ほかのGLP-1受容体作動薬とは異なる非ペプチド型で、経口投与が可能となっています。開発戦略の方向性から、中外は2018年に同薬の全世界での開発・販売権をリリーに導出しました。

GLP-1受容体作動薬への需要が世界的に高まっています。海外では2型糖尿病に加えて肥満症での処方が拡大しており、生産が追いついていません。日本国内でも出荷に制限がかかるなど供給に支障をきたしていますが、新薬の登場で市場は拡大を続けています。

リベルサス (セマグルチド(遺伝子組み換え)) ノボ=MSD [処方薬]の解説

米イーライリリーは今月2日、2023年第3四半期(1~9月期)決算を発表し、GIP/GLP-1受容体作動薬「マンジャロ」(一般名・チルゼパチド)の世界売上高が29億5770万ドル(約4500億円)に達したことを明らかにしました。22年6月に世界で初めて米国で発売されて以降、飛躍的に市場を拡大させています。糖尿病領域世界トップのノボノルディスク(デンマーク)も同日、GLP-1受容体作動薬「オゼンピック」の23年第3四半期の世界売上高が656億5300万デンマーク・クローネ(約1兆4300億円)に達し、為替変動の影響を除いて前年同期から58%増加したと発表しました。

新規作用機序を持つ新薬が継続的に投入されている糖尿病領域で、また1つ新たな治療薬候補の存在が注目を集めています。中外製薬が創製し、米イーライリリーに導出した経口GLP-1受容体作動薬「OWL833」(開発コード)です。糖尿病と肥満症をターゲットに開発が進んでおり、順調にいけば2025~26年の申請が見込まれています。

リベルサス (セマグルチド(遺伝子組み換え)) ノボ=MSD [処方薬] の ..

P3試験は23年上半期の開始を予定しており、順調にいけば25~26年の申請が見込まれます。ただ、米リリーは日本でのOWL833の開発状況について現時点で公表していません。同社はこれまで、日本でも世界同時開発を通じてグローバルのポートフォリオを完全にカバーしてきましたが、同薬については「グローバルの開発タイミングとの連動性についてはコメントを控える」(日本法人)としています。

リベルサス®錠の効果を発揮させるためには、患者さんに正しい服用方法を理解・実行していただくことが重要です。
今回は、リベルサス®錠の服用方法の設定根拠と、服薬支援のポイントについて、東京医科大学茨城医療センター 薬剤部 部長 松本 晃一 先生にご解説いただきました。

※令和4年1月以降、制度が5年延長され、税制対象医薬品の範囲が拡充されました。 (対象有効成分リスト)

経口GLP-1受容体作動薬としては、ノボノルディスクファーマの「リベルサス」(セマグルチド)がすでに国内外で承認されていますが、服用後30分間はほかの薬剤の服用や飲食ができないなど、用法に一定の制約があります。一方、OWL833は食事や水分の摂取に制限はなく、発売にこぎつければ、両剤は市場で真正面から競合することになるでしょう。

ご監修・ご出演
東京医科大学茨城医療センター 薬剤部 部長 松本 晃一 先生


リベルサス®錠は、2020年6月29日に国内の医薬品製造販売承認を取得し、同年11月18日に薬価基準に収載されました。 2021年2月5日

2型糖尿病がある方の膵β細胞機能の観点からみた早期治療の重要性と、リベルサス®錠の有効性・安全性について、川崎医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科学教室 教授 金藤 秀明 先生にご解説いただきました。

ノボ、初の経口GLP-1製剤「リベルサス」を発売 MSDとコプロ

経口GLP-1受容体作動薬 リベルサス®錠が、2021年に発売されました。
今回は、糖尿病治療の目標を見据えた上で、日常臨床において如何にリベルサス®錠を活かしていくかについて、奈良県立医科大学 医師・患者関係学講座 教授 石井 均 先生にご解説いただきました。

[PDF] GLP-1受容体作動薬及びGIP/GLP-1 受容体作動薬の適正使用について

2型糖尿病治療における経口GLP-1受容体作動薬リベルサス®錠への期待について、GLP-1による血糖調節メカニズムや本剤の臨床試験データから、公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院 理事長 稲垣 暢也 先生にご解説いただきました。

リベルサス、マンジャロ、オゼンピック、サクセンダ、ビクトーザなど、オンライン診療によるGLP1 ..

「リベルサス錠」(一般名・セマグルチド)は、国内初の経口GLP-1受容体作動薬。今年6月に承認を取得したが、8月の収載は見送られていた。薬価は同成分の注射薬「オゼンピック」を比較薬とする類似薬効比較方式Iで算定。剤形間比で注射薬の約7割とした上で、有用性加算II(5%)を適用し、外国平均価格調整による引き下げも行われた。ピーク時の売上高は116億円を見込む。

“GLP-1ダイエット”は速やかに規制当局へ連絡、製造販売元4社が警告

リベルサス®錠は、国内外の10に及ぶ一連の第3相臨床試験プログラム(PIONEER)において、その有効性・安全性データが報告されています。この動画では、日本人の […]

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ノボノルディスクファーマと日本イーライリリーが、2023年の国内業績を発表しました。両社ともGLP-1受容体作動薬が成長を左右する局面にあり、ノボは過去最高の売上高を更新。経口剤の投入で売り上げ拡大に拍車がかかる糖尿病とともに、海外で爆発的に市場が広がる肥満症の適応も成長を後押ししています。

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2型糖尿病治療における経口GLP-1受容体作動薬リベルサス®錠の位置づけについて、GLP-1の作用やガイドライン、臨床試験データから、信州大学医学部 糖尿病・内分泌代謝内科 教授 駒津 光久 先生にご解説いただきました。

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世界初、唯一の経口GLP-1受容体作動薬、リベルサス®錠の誕生により、2型糖尿病治療における選択肢の幅が広がりました。日本人の2型糖尿病がある方を対象に、DPP […]

■「リベルサス®錠3mg、同7mgおよび同14mg」製品概要

ノボの23年の売上高は1298億円(前年比8.5%増)で、過去最高を更新。過去5年間の年平均成長率は8.3%に達しました。業績を牽引するのは糖尿病治療薬で、市場での同社のシェアは19年の10.1%から23年には16.7%に上昇。GLP-1製剤に限ると約80%のシェアを握っています。かつては「ビクトーザ」だけでしたが、20年以降、セマグルチドを有効成分とする注射の「オゼンピック」と経口の「リベルサス」を投入。特に、リベルサスは経口の強みを生かして市場の5割程度を押さえるまでに浸透しています。

リベルサスに含まれるGLP-1はインスリンの分泌を促進し、血糖値をコントロールすることで食欲を抑えます。市販薬としてはまだ販売されていない成分です。

世界初、唯一の経口GLP-1受容体作動薬であるリベルサス®錠の処方を開始する際の説明のポイントや服用されている方をどのようにフォローしているか、また消化器症状を […]

リベルサス錠 7mg. リベルサス錠 14mg. 2.5 臨床に関する概括評価. ノボノルディスクファーマ株式会社. Page 2. Module 2.5. 2 of 83. 目次. ページ. 目次.

「ジセレカ錠」(フィルゴチニブマレイン酸塩)は、関節リウマチに対する5つ目のJAK阻害薬。類似薬効比較方式IIで薬価算定され、過去10年間に収載された類似薬の平均に合わせて1日薬価を4972.80円とした。ピーク時の予測売上高は258億円。

薬系サイト の リンク&検索. ○, 更新:ノバルティス(リニューアル). ○, 新着:テバ製薬. ○, MEDLINE &文献検索まめ知識 · 薬用植物図鑑. ○, 薬用・漢方薬の植物の解説.

2型糖尿病の治療にあたっては、ライフスタイルや合併症など糖尿病がある方一人ひとりのバックグラウンドを考慮した個別治療が求められています1。今回は、愛知県名古屋市で糖尿病や甲状腺疾患をご専門に診療されている糖尿病・内分泌内科クリニックTOSAKI 院長 戸崎 貴博 先生及び管理栄養士 佐藤 史織 先生に、クリニックでの2型糖尿病治療の取り組みや、経口GLP-1受容体作動薬であるリベルサス®錠を処方する際の注意点やその後のフォローなどについてお伺いしました。

リベルサスの転売で書類送検された事案を弁護士が解説

「アキャルックス点滴静注」(セツキシマブ サロタロカンナトリウム)は、光化学反応によってがん細胞を破壊する薬剤で、適応は頭頸部がん。薬価は原価計算方式で算定され、先駆け審査指定制度加算(10%)と有用性加算(5%)がついた。

GLP-1ダイエット注射・内服。リベルサス3mg1か月4510円。その他オゼンピック,ビクトーザ,サクセンダ,マンジャロを取り扱い。最短1時間後にオンライン診療可。

ご監修・ご出演
二田哲博クリニック姪浜 院長 下野 大 先生

2021年2月に、日本で初めての経口GLP-1受容体作動薬であるリベルサス®錠が発売され、有効性・安全性に関する情報が報告されています。これらをうまく活用するためには、正しい服用方法を理解・実行していくことが不可欠です。
そこで今回は、福岡県福岡市で糖尿病をご専門に診療されている二田哲博クリニック姪浜院長下野大先生に、リベルサス®錠を処方する際の流れや正しい服用を支援するためのポイントについてお伺いしました。

日本初の内臓脂肪減少薬「アライ」発売!

IQVIAの統計によると、23年の「糖尿病治療剤」の市場は7147億円で、「抗腫瘍剤」(1兆9368億円)に次ぐ規模となっています。その中でもGLP-1製剤は過去3年間で倍増し、1070億円と大台を突破しました。市場規模とシェアから推測すると、リベルサスの売上高は500億円程度となり、発売から3年余りでノボのトップ製品に立ちました。