デキサメタゾン(1 回 6mg 1 日 1 回 10 日間)を投与する。レムデシビルは、原則使用しない。迅


抗薬「アビガン」について、の治療薬として製造販売することを承認してもよいか審議するの部会が21日、開かれる。が16日、発表した。了承されれば、その後承認される。承認されれば、治療薬としてはレムデシビル、デキサメタゾンに続いて国内では三つ目となる。


私がアビガン承認に肯定的な理由【withコロナ時代の医療・呼吸器編】

富士フイルム富山化学は23日、新型コロナウイルス感染症を対象とした抗インフルエンザ薬「アビガン錠」(一般名:ファビピラビル)の国内第III相試験で主要評価項目を達成したと発表した。国内製薬企業が新型コロナウイルス感染症を対象とした第III相試験で主要評価項目を達成するのは初めて。同社は、来月にもアビガンの一部変更承認申請を行う予定で、承認されればレムデシビル、デキサメタゾンに続く3番目の治療薬となる。

新型コロナウイルスの特効薬というものは残念ながらまだなく、現状は他の疾患の治療に使用する既存薬の転用が行なわれています。日本で使用されている主な治療薬としては、抗インフルエンザ薬として知られるファビピラビル(アビガン)、2020年5月に新型コロナ治療薬として特例承認されたレムデシベル(ベクルリー)などが挙げられます。
そのほか、未承認ですが、重症感染症の治療薬・デキサメタゾン(デカドロン)は、「標準的な治療法」として厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き(第4版)」に掲載されています。

[PDF] 新型コロナウイルス感染症に対する アビガン(一般名

7月21日に日本で2例目の新型コロナウイルスの治療薬として厚生労働省に認定されました。デキサメタゾンは1960年代初頭から、アレルギー反応や関節リウマチ、喘息など様々な疾患に利用されるステロイド系抗炎症薬で、すでに日医工が製造をしており、保険にも適応されています。

新型コロナウイルスの治療薬として富士フィルム富山化学によって開発されました。現在、新型コロナウイルスの治療薬としての承認を目指しており、富士フィルムは今月中にクウェートでの1000人規模の治験を始める予定です。

薬食審 12月21日に第二部会 アビガンの新型コロナ適応拡大を審議

この度、群馬パース大学大学院 木村博一(キムラヒロカズ)教授(59 歳)の研究チームが、杏林大学医学部、札幌医科大学、日本大学理工学部、国立感染症研究所ならびに横浜市立大学医学部との共同研究で、インフルエンザの治療薬の一種であるファビピラビル(製品名:アビガン錠200mg®、製造販売元:富士フイルム富山化学)の新型コロナウイルス増殖抑制機構をドッキングシミュレーションという手法を用いて、分子レベルで明らかにし、微生物の専門誌()に掲載されました。これらは、ファビピラビルの新型コロナウイルス治療薬候補としてのエビデンスを提供し、今後の創薬にも役立つ成果です。以下にその概要を報告します。
現在のところ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対し、レムデシビルやデキサメタゾンが標準的に活用されるようになってきているほか、いくつかの市販薬(ファビピラビル、シクレソニドなど)が、本感染症の治療に有効であることが示唆されています。 ファビピラビルは、新型インフルエンザウイルス感染症治療薬として、国内で製造販売承認を取得している医薬品です。また、別の効果として、この抗ウイルス薬が新型コロナウイルス感染症に効果があるとのデータを示されていますが(Esposito, S et al., Le Infezioni in medicina 2020, 28 (2), 198-211)、その詳細は不明でした。
そこで、新型コロナウイルスのゲノム複製に関与するウイルスタンパク質(RNA依存性RNAポリメラーゼとNSP15)とファビピラビルとの相互作用を先端バイオインフォマティクス技術ならびに高性能コンピューターを駆使したドッキングシミュレーションという手法を用い、ファビピラビルの分子レベルでの抗ウイルス効果を詳細に研究しました。その結果、ファビピラビルは、新型コロナウイルスゲノム複製を司る酵素であるRNA依存性RNAポリメラーゼの活性中心付近と結合するだけでなく、ウイルスゲノムの複製末端にファビピラビルが取り込まれ、ウイルスゲノム複製を停止させることを明らかにしました。一方、ファビピラビルは、ウイルスゲノム修復酵素(NSP15,エンドヌクレアーゼ)には作用しないということもわかりました。今後これらの結果は、ファビピラビルの分子レベルでの新型コロナウイルスに対する抗ウイルス作用のメカニズム解明に貢献するだけでなく、今後の新しい抗ウイルス薬の設計などの創薬にも役立つ情報として期待されます。
なお、これらの結果は、試験管内で実験により再現を確認することが必要と思われます。

[PDF] COVID-19 の薬物治療ガイドライン version 5 1