また、じんましんやアトピー性皮膚炎などかゆみを伴う皮膚疾患に対しても効果があります。ただし、市販薬のアレグラは、皮膚の症状には使えません。


アレルギー科とは、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などアレルギー物質により目や鼻、耳、皮膚、気管、気管支などにいろいろな症状が出る疾患を取り扱う専門の診療科です。
1996年に認められた比較的新しい診療科です。


アレグラ(錠:30、60mg), 湿疹、皮膚炎、 アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の重症度合いは、皮疹の面積と症状の強さが判断基準となります。 加えて、皮疹は面積より個々の皮疹の重症度が重要視されます。血液検査で、血清IgE値や末梢血好酸球数、血清TARC値が上がってくるため、重症度を決める参考となります。

アトピー性皮膚炎は適切な治療によって症状をコントロールすることで、良い状態を保つことが可能です。また、成長と共に症状が改善していくことが、多くの症例から分かっています。
治療は以下を目標として進められます。

1). アレルギー性鼻炎。 2). 蕁麻疹。 3). 皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)に伴うそう痒。 ..

アトピーとはアレルギーとほぼ同じ意味の言葉ですが、アレルギーの中でも特に遺伝傾向が強く、両親どちらかがアレルギー体質の場合、60~70%、両親の場合は、90%ほどの確率で遺伝します。 アトピー性皮膚炎は、「湿疹ができる」、「皮膚がかゆくなる」、「皮膚が赤みを帯びる」などの症状が現れる皮膚の病気です。 乾燥肌、刺激に反応しやすい皮膚、かゆみを感じやすい性質、心理的ストレス、外部からの物理的な刺激など、いろいろな要素が関係していて、複数の原因が重なると症状が出てくると考えられます。

アトピー性皮膚炎は皮膚のバリア機能の改善や維持と、炎症の抑制が主な治療となります。このことから、患者様の生活環境や生活習慣などの改善も必要になっていきます。治療方法としては以下のようなものがあります。

アレルギー性鼻炎,蕁麻疹,皮膚疾患(湿疹・皮膚炎,皮膚そう痒症,アトピー性皮膚炎)に伴うそう痒。 · 用法・用量

皮膚疾患に効果的な外用薬として、ステロイドやタクロリムスなどが有名ですが、「怖い薬」というイメージが先行していました。現在は科学的に十分な有効性と安全性が検証されており、医師の指導のもと、安心して使用することができます。
非ステロイド系の抗炎症薬(NSAIDs)もありますが、ステロイド外用薬と比べて効果がきわめて弱く、接触皮膚炎を発症することもあるので、アトピー性皮膚炎の治療には不向きです。
アトピー性皮膚炎の炎症は速やかに、確実に鎮静させることが重要です。そのためにステロイド外用薬とタクロリムス外用薬及び、コレクチム外用薬を併用して治療を進めていきます。

乾癬とアトピー性皮膚炎が合併することは病因論的にほとんど無いと言われていますが、当クリニックにおいては若い患者さんを中心に、なぜか女性に多く、しばしばおられます。このような場合も抗アレルギー薬の投与は両方の疾患に有効なわけですから一石二鳥と言えます。余談ですが、紫外線治療も両方の疾患に保険適応があり、合併している患者さんには強く勧めています。

アトピー素因とは、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎 ..

抗ヒスタミン薬には第一世代、第二世代があります。初めに第一世代抗ヒスタミン薬が開発されましたが、脳への影響が大きく、強い眠気や認知機能を低下させるなどの副作用がありました。そのため第二世代が開発され、現在では第二世代抗ヒスタミン薬が主流になっています。第二世代抗ヒスタミン薬は副作用も少なく、効果の持続、アレルギー反応の治療効果も優れています。

中波紫外線療法は紫外線の「免疫の働きを調節する作用」を利用した治療方法です。アトピー性皮膚炎のほか、掌蹠膿疱症、乾癬、尋常性白斑、円形脱毛症などの難治性疾患に有効です。照射範囲が患部に限られるので、健康な皮膚へ影響を与えることがありません。 従来の紫外線療法で改善しにくかった皮膚病変にも効果があり、安全性が高いことも確認されています。


アトピー性皮膚炎患者 17 名に,塩酸オロパタジン(アレロック!錠)を投与し ..

アレグラは一般的な花粉症の薬です。あまり強くない抗ヒスタミン薬ですので、作用が強すぎるという心配もなく、眠気などの副作用が少ないことも特徴です。

最近発売になったアレルギーのお薬です。 花粉症やアレルギー性鼻炎で使用する、 「アレグラ」「クラリチン」「アレロック」など、 ..

抗ヒスタミン薬には第一世代、第二世代があります。最初に開発された第一世代抗ヒスタミン薬は脳への影響が大きく、強い眠気や認知機能を低下させるといった副作用があるため第二世代抗ヒスタミン薬が開発されました。現在では第二世代抗ヒスタミン薬が主流になっています。第二世代抗ヒスタミン薬は副作用も少なく、効果の持続、アレルギー反応の治療効果もすぐれたものといえます。

気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎の ..

厚生労働科学研究「アトピー性皮膚炎の発症・症状の制御および
治療法の確立普及に関する研究」(2011-2013年度)

アトピー性皮膚炎患者の夜間掻破行動に対するアレロック錠(R)の影響

一般的には抗ヒスタミン作用が強い薬剤は、症状の改善効果が高いと考えられています。しかし、薬の効き方は個人差があるため、報告されている抗ヒスタミン作用の強さが効果と一致するとは限りません。いろいろ試してご自身に合った薬剤を見つけていくお手伝いをさせていただきます。

小児アトピー性皮膚炎患者(7〜16歳)を対象に、オロパタジン塩酸塩(1回5mg、1 ..

手のひらや足の裏のかさかさしたところ、肘の外側・膝の前のかさかさ、魚鱗癬のような発疹、びらん・きずのひどくないときは、尿素軟膏

(5).を改善するもの・・・系外用剤、非ステロイド系外用剤

(6).汗、浸出液の水分を取り除いて、乾かすもの、あせもに・・・亜鉛華軟膏、カチリ、カラミンローション

などに分類できますが、それぞれいくつかの効果を合わせ持っています。

たとえば、亜鉛を含む亜鉛華軟膏やカチリにも、多少とも消毒効果やかゆみを押さえる効果があります。
亜鉛華軟膏をびらん部に対して抗生剤の外用剤やステロイド外用剤に用いることもあります。

湿疹と細菌感染の重なったところには、たとえばとびひには、抗生剤の外用剤単独で用いられることもあります。
湿疹状態ととびひが重なっていれば、ステロイド外用剤に抗生剤をした軟膏(たとえばテラコートリル軟膏、リンデロンA眼軟膏、リンデロンVG軟膏など)も用いられます。
ただし、ステロイドが強くなると、感染症が悪化することが多く、私は、とびひにはリンデロンVG軟膏は用いていません。

外用剤は、湿疹ができた原因を考えて、症状の程度に応じて、こまめに使い分ける心がけが必要です。
外用剤は、擦り込まずに、うすく広げるように病変部にだけ塗ります。

ステロイド外用剤は症状を改善しますが、決して原因治療ではありません。

ただし、湿疹があるためにひっかいてさらに湿疹を悪化させる悪循環があるとき、湿疹が他のところに湿疹をつくっているようなとき(自家感作性皮膚炎)、ステロイドを外用するしかないかもしれません。
湿疹があるためにひっかいてどんどん悪化させるような状態でなければ、悪化させている原因がなくなるまで保湿剤で経過を見るのもひとつの方法です。

皮膚かさかさしているからと、たとえワセリンであっても、何も考えずにいつも全体に塗るのは考え物です。
保湿剤の外用は、皮膚の乾燥が湿疹に変化するところだけで十分です。

長期的には外用剤は化粧品と同じで、化粧でかぶれる・接触皮膚炎を起こす可能性のある人は、すべての外用剤が合わなくなる可能性を頭に置いておいた方がよいと思います。

乾燥肌はもしかすると成人になっても残り、ずっと続く自分の肌かもしれません。
少しはそれに慣れることも必要です。
この時期はアトピー性皮膚炎がよくなる時期です。
幼稚園ころまで全身に広がっていた湿疹も、小学校高学年になると、肘窩などに少し残しただけで、嘘のようによくなる例が多いようです。

それだけに、女の子なら初潮があるまでに、ステロイドを使わないでもひどくならない状態になっていないと、成人型のアトピー性皮膚炎に移行することになります。
学童期になると、湿疹は肘窩・膝窩・頸部などのに限られるようになり、なります。
これがのアトピー性皮膚炎の典型的な湿疹です。

急に暑くなり、汗をかくようになって悪化する場合が多く、いわゆるアセモに類似した発疹です。
湿疹は、汗の刺激(又はアレルギー)とかゆみのために掻いた結果と考えられます。

小学生になり、長い時間座るようになったために、や太股の後ろにできる湿疹もこれに相当します。
座ることが刺激になっている場合、電車やバスなどではできるだけ座らないようにしたいものです。
学校などでやむ得ず座るときは、厚めの座布団を敷いて、風通しをよくし、汗やそれの刺激を減らすのがよいときがあります。
肥満のために起こっていることもあります。

汗をかくことが原因になっているとき、ワセリンやヒルドイドソフトなどの保湿剤だけでは効果は不十分です。
かゆみ止めの外用剤(たとえばレスタミン軟膏)を使ったり、汗を乾かすカラミンローション、消毒やかゆみ止めの作用があるアセモの外用剤(カチリ)や亜鉛華軟膏も利用されます。
きずがあって二次感染やとびひが心配のときは、抗生剤の外用剤も用います。
抗ヒスタミン剤などの内服も有効です。

それでどうしても駄目なときは、ステロイド外用剤ということになります。
汗をかいてかゆくなり、そのために出来た湿疹にステロイドを塗っても、すぐに再発します。
汗部位を越えて広がる傾向があるときは、ステロイドを外用する以外にないかもしれません。



湿疹があるために、ひっかいてさらに湿疹を悪化させる悪循環が起きているときは、結局はステロイド外用剤でその悪循環を止めるしかないかもしれません。

患者本人が精神的に湿疹をなおしたいという気持ちが強いときにも、やはりステロイドを塗った方がよいと思われます。

夏場だけの湿疹ならば、ステロイド外用剤を用いても問題はないと思われます。
必要以上に使って大丈夫ということにはなりませんが。
汗部位を越えてに発疹が広がっているときは、小児型のアトピー性皮膚炎というよりは、むしろ成人型のアトピー性皮膚炎に変化した、と考えた方がよいかもしれません。
その場合、もともと強いアレルギー状態であったり、遺伝的にアレルギー体質が強いこともありますが、何か他に原因がないか探す必要があります。


アレグラやアレジオンをはじめ、抗ヒスタミン薬は市販でも購入できます。 しかし ..

成人型アトピー性皮膚炎に変わる原因・悪化要因

原因・悪化要因としては、



があげられます。
内容的には、ほとんど成人型でみられる悪化要因と同じです。


小児アトピー性皮膚炎患者(7~16 歳)を対象に、オロパタジン塩酸塩(1 回 5mg ..

a.アトピー性皮膚炎の皮膚の状態が良い時にワセリンやヒルドイドソフトなどの保湿剤を塗ってお肌のスキンケアをするのは正しい治療法です。

「アレルギー疾患」とは、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎・結膜炎(花 ..

成人型のアトピー性皮膚炎にならないためには、

小児型のアトピー性皮膚炎のテーマは、まさにいかにして成人型のアトピー性皮膚炎に変化するのをかということです。
ステロイド外用剤で悪循環を止めるだけで問題の解決になればそれでよいのですが、そんな単純な解決方法で必ずしもよい結果が得られるとは限りません。

上に掲げた原因・悪化要因の一覧の中で、小児期に最も扱いにくいのは(1)と(4)(5)の免疫担当細胞、すなわち白血球の機能異常です。

とくに体内の感染微生物がアレルギーに関与しているとき、ステロイドなどの免疫抑制剤は正常免疫を抑制するために、それら原因物質を増やすだけということになる可能性があります。

単にIgE抗体やRASTの問題ではないということです。
ましてや、卵アレルギーなどの食物アレルギーは病気の原因・悪化要因と直接つながっていません。

これらの異常反応を抑えているメカニズムがおかしくなっても、症状として現れます。
それを起こす原因の一つが(2)のストレスです。
(6)のステロイドの使いすぎもそれになるかもしれません。

環境要因など外的問題は、積極的に対処することはできますが、それを起こした免疫担当細胞の異常については積極的に対処する方法はないかもしれません。
成長によって免疫系の異常が改善されないとき、遺伝的要因が密接に関与しているときはさらに問題解決は難しくなります。

それでも、まず、白血球の機能異常がするものか、検討が必要です。


アトピー性皮膚炎はアレルギーの病気です。 抗アレルギー剤を飲んでいる ..

b.ところが、アトピー性皮膚炎の皮膚の状態が悪化している時に、ワセリンやヒルドイドソフトを塗っても効果はありません。
アトピー性皮膚炎が悪化している時には適切なステロイドの塗り薬を塗ってアトピー性皮膚炎の火事を鎮火してあげるとお肌は良くなります。

成人アレルギー性鼻炎,蕁麻疹,皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎,痒疹,皮膚そう痒症,尋常性乾癬,多形滲出性紅斑)。 · 用法・用量

代表的な抗ヒスタミン薬の副作用は眠気です。もともとアレルギーをおさえる薬として使われていた薬剤で、眠気が強いため睡眠改善薬として発売されている薬剤「ドリエル」もあるほどです。眠気の出やすさと薬の強さは関係ありません。眠気が強いからといってアレルギーの症状を改善する効果も強いというわけではないのです。
多くの抗ヒスタミン薬の添付文書は自動車の運転に関しての注意喚起がされており、医師が処方する際に参照する添付文書には以下の3群に分けて記載があります。花粉症の時期には眠くならない薬を探される方もいらっしゃると思いますので参考にしてください。