【指定第2類医薬品】ラクピオンEXローション 80ML かゆみ止め 虫刺され.
佐藤製薬株式会社(社長:佐藤誠一)では、ステロイド成分「デキサメタゾン酢酸エステル」とかゆみ止め成分「リドカイン塩酸塩」、抗ヒスタミン作用のある「ジフェンヒドラミン塩酸塩」を配合した虫さされ、かゆみによく効く『タクトプラスローション』(指定第2類医薬品)を4月8日(月)より新発売いたします。
【薬剤師が解説】虫刺されにおすすめのステロイド配合の外用薬9選
『タクトプラスローション』は、炎症を抑えるステロイド成分「デキサメタゾン酢酸エステル」に、局所麻酔作用によりかゆみを抑える「リドカイン塩酸塩」を配合したローションタイプの外用湿疹・皮膚炎用薬です。虫さされなどによる、今すぐにでも止めたいつらいかゆみや湿疹にすぐれた効果を発揮します。あせもなどの広範囲や届きにくい患部にも塗りやすいローションタイプです。また、スーッとする爽やかな清涼感がかゆみを鎮めます。レジャーなどの外出や汗をかく機会が増えるこれからの需要期に向けて、店頭での販売を強化してまいります。
◎症状は、どう変化していく?
蚊に刺された!そんなとき、何がイヤかって、あのかゆみですよね。
蚊に刺されると、すぐにその部位が盛り上がり、かゆくなって、赤く腫れることもあります。これは蚊の唾液に対してすぐにアレルギー反応が出ているもので、即時型反応といわれます。
蚊に刺されたあとしばらくしてから、水ぶくれを伴う紅色の発疹ができることもあります。これもアレルギー反応の一種で、時間がたってから出ることから遅延型反応といわれます。このときにかきむしり、水ぶくれを破ったり皮膚を傷つけたりしてしまうと、その傷口に細菌が感染することもあります。感染すると、傷口が膿や熱をもち、痛みが出ることがあります。
また、刺された部位を長期にわたってかき続けることで、へこんだような傷(潰瘍)になったり、固いしこり(結節)になったりするほか、炎症によってメラニン色素が増加し、色素沈着を起こすこともあります。こうなると、元のきれいな肌に戻るには時間がかかります。
蚊などに刺されたあとの悪化や、炎症の慢性化を防ぐには、早い段階できちんと虫さされ薬を使ってかゆみを抑え、かき壊さないようにすることが大切です。
【指定第2類医薬品】ラクピオンEXローション 80ML かゆみ止め 虫刺され
◎虫さされに似ているけど違う、ほかの皮膚症状
虫さされのほかにも、皮膚がかゆくなることがありますよね。虫さされに似た症状の、主な皮膚症状を見てみましょう。
・じんましん・・・食べ物や薬剤などのアレルギーで起こることが多いが、ほかにもストレスや物理的刺激、運動や体温上昇などが原因になる。かゆみを伴って皮膚がぷっくりと盛り上がるが、通常、数時間で消え、皮膚にあとは残らない。ただし症状が長引くときや、ひどいときは皮膚科を受診したほうがよい。
・とびひ(伝染性膿痂疹・でんせんせいのうかしん)・・・もともと皮膚に存在する細菌(黄色ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌など)が、傷口やかき壊した部位で増殖して起こる。小さな水ぶくれが広範囲に広がったり、かさぶたができたりする。患部を触った手で触ることで、離れた部位にもあっという間に感染が広がる。そのさまが、火事から離れた場所に火の粉が飛んで火事が広がるのに似ているため「とびひ(飛び火)」といわれる。子どもに起こりやすい。抗菌薬の服用が効果的なので、皮膚科を受診したほうがよい。
・帯状疱疹・・・水ぼうそうはウイルスによって起こるが、治ったあともウイルスは神経節に潜伏し続ける。ストレスや過労、感染症などで免疫力が落ちたときなどに、潜伏していたウイルスが活性化し、発症することがある。帯状、あるいは一部分に集中して痛みを伴い、その後水疱が集中してできる。抗ウイルス薬の内服が必要なので、皮膚科を受診したほうがよい。
◎虫さされに使う薬の成分
虫さされ薬は、何を基準に選べば良いのでしょうか? まず、虫さされ薬にはどんな成分が入っているかを見てみましょう。
○ステロイド成分or抗ヒスタミン成分
このどちらか、もしくは両方が配合されていることが多いです。
○局所麻酔成分、局所刺激成分、殺菌成分、血行促進成分 など
これらが配合されているかどうかは、商品によって異なります。
各成分について、もう少し詳しく見てみましょう。
○ステロイド成分(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、デキサメタゾン酢酸エステルなど)
炎症を鎮める作用があります。
作用の強さによって5つのランクに分けられており、OTC医薬品に使われるのはウィーク、ミディアム、ストロングの3つです。
デキサメタゾンプロピオン酸エステル軟膏0.1%「日医工」の基本情報
炎症のある部位で活性(抗炎症作用)を有し、体内に吸収されると代謝・分解されて低活性化される「アンテドラッグ型ステロイド」と呼ばれる種類のものもあります。
なお、ステロイド成分は免疫を抑える作用があるので、感染性の炎症や、水虫のかゆみなどに使用してはいけません。
○抗ヒスタミン成分(ジフェンヒドラミン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩など)
体内でアレルギー症状を引き起こす、ヒスタミンという物質のはたらきを阻害することで、かゆみを鎮める作用があります。
○局所麻酔成分、局所刺激成分(リドカイン、-メントール、-カンフルなど)
患部の感覚を一時的に鈍くすることで、かゆみを抑えます。
○殺菌成分(イソプロピルメチルフェノールなど)
かき壊しなどの傷口に細菌感染するのを防ぎます。
○血行促進成分(トコフェロール酢酸エステルなど)
患部の血行を良くします。
では、どの症状にどの成分が合っているのでしょうか?
赤みが残る虫さされ、ぶり返すかゆみにしっかり効く!
デキサメタゾン酢酸エステルを配合した虫さされ、かゆみ治療薬です。
[PDF] くすりのしおり 商品名:デキサメサゾンクリーム0.1%「イワキ」
効能・効果:虫さされ、かゆみ、湿疹、かぶれ、皮膚炎、あせも、しもやけ、じんましん
有効成分:デキサメタゾン酢酸エステル、ジフェンヒドラミン塩酸塩、リドカイン、-メントール、-カンフル
赤みが残る虫さされ、ぶり返すかゆみにしっかり効く!
デキサメタゾン酢酸エステルを配合した虫さされ、かゆみ治療薬です。
通常、湿疹・皮膚炎群、痒疹群、虫さされ、薬疹・中毒疹、乾癬、掌蹠膿疱症などの治療に用いられます。
ボアラ(一般名:デキサメタゾン吉草酸エステル)は、血管収縮作用や抗炎症作用のあるステロイド外用剤で、皮膚の炎症を改善する作用があります。
ステロイド外用薬は強さにより5段階に分けられますが、ボアラの強さは上から3番目のストロングクラスです。同じ強さのステロイド外用薬としては、(ベタメタゾン吉草酸エステル)、ベトネベート(ベタメタゾン吉草酸エステル)、メサデルム(デキサメタゾンプロピオン酸エステル)、フルコート(フルオシノロンアセトニド)などがあります。
でも…。顔やデリケートゾーンにステロイド配合薬を使うのはNG?
医薬品の研究開発から製造・販売までを行う複合型医薬品企業の株式会社富士薬品(本社:埼玉県さいたま市 代表取締役社長:高柳 昌幸、以下「富士薬品」)は、2024年5月22日(水)、虫さされなどによるかゆみを鎮める皮膚用薬「フジアロー®DX」(第②類医薬品)を新たに発売します。※
「フジアロー®DX」は、炎症を抑えるデキサメタゾン酢酸エステルと、かゆみを鎮めるジフェンヒドラミン塩酸塩を配合した、スーッとクールな使い心地の塗り薬です。手を汚しにくい容器のため、気になるときにサッと塗ることができます。
「フジアロー®DX」は、「セイムス」をはじめとする富士薬品グループのドラッグストアおよび、富士薬品グループの公式通販でご購入いただけます。
※製造販売元は、富士薬品グループの東和製薬株式会社です。
デキサメタゾン酢酸エステルは、はれ・赤み等の炎症を抑えます。 ..
ボアラは虫刺されにも効果がありますが、あまったボアラを自己判断で使用するのは避けてください。
ステロイド外用薬は、症状や部位に応じた適切なものを使用しなければ、十分な効果が期待できないばかりでなく、副作用が生じる可能性が否定できません。「たかが虫刺され」と思うかもしれませんが、あまっている薬を使うのではなく、症状がひどい場合は受診して適切な治療を受けるようにしましょう。