【医師が解説】手足口病の症状とは?対策やおすすめの市販薬も紹介


手足口病は、エンテロウイルス科に属するウイルスによって引き起こされます。主な原因となるウイルスは以下の通りです。


子供が手足口病になり、その後妻が大量の口内炎ができました、手足口病かどうかはわかりませんが、子供に…

そのほか、コクサッキーウイルスA10などが原因になることもあります。そして、これらのウイルスが以下の感染経路を経て、手足口病として発症します。

しかし大人も感染する可能性があり、さらに近年で大人の手足口病の感染例が増えているという論文もあり、特に子供を持つ大人の方も要注意な感染症の1つです。

・手足の発疹は通常塗り薬は不要ですが、痛みや痒みがある場合は塗り薬を処方します。 ・手足口病の口内炎は残念ながら塗り薬は効果がありません。

手足口病の人は、通常、。さらに症状が消えてからといわれています。

一般的には、5歳以下の子どもに多く見られします。「手足口病」「ヘルパンギーナ」「咽頭結膜熱(プール熱)」の3つのことを「子供の3大夏風邪」ということもありますね。

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手足口病は、その名のとおり、手足、口に発疹ができる病気です。
手足には水泡が、口の中には口内炎ができます。舌にできることもあり、痛みがあります。熱はほとんどないことが多いですが、2日程度の短期間の発熱がみられることがあります。発疹は手のひら、足の裏、ひざ、おしりなどに比較的よく見られます。症状は通常は比較的軽く、数日で回復しますが、口内炎、特に舌にできた場合は痛みが強く食事や水分がとれずに脱水になる場合があります。合併症としては、無菌性髄膜炎、脳炎、心筋炎、急性弛緩性麻痺などがあります。無菌性髄膜炎、脳炎はエンテロウイルス71による手足口病が流行したときに多く発症するといわれています。

手足口病とは、主に「手・足・および口の中や周りにに発疹や水ぶくれが現れる感染性の病気」です。手と足と口にできるから「手足口病」。ネーミングもそのままですね。

普段通り保湿剤を塗布して大丈夫です。 口の中を痛がる時は、冷たくてのど越しのよい薄味の食べ物がおすすめです。 2024年7月8日

手足口病は主に5歳以下の子供がかかることが多く、一般的な症状としては次のようになります。通常ウイルスに感染してから3-5日くらいに症状が現れることが多いです。

また、特にコクサッキ―ウイルスA6感染により手足口病の症状が消失してから、1か月以内に、一時的に手足の爪の脱落を伴う症例も報告されていますが、自然に治るとされていますね。


図2.手足口病における水疱性発疹

実は、子供に多く感染しますが、大人にもうつすこともあるのが手足口病の特徴の1つ。しかも、大人の場合、痛みがかなり辛い症例もある感染症です。(筆者も経験しましたが「こんなに痛い感染症があるんだ」と思ったほど痛かったです)

図 口腔部における手足口病とヘルパンギーナの主な水疱発現部

上記のような症状がみられた場合は、手足口病を疑いながら小児科や皮膚科できちんと診断を受けることが感染拡大防止の面でも大切です。

こどもの病気「手足口病」 | まいぷれママの子育てあのねっと

夏になると増えてくるウイルス感染症の1種が「手足口病」。突然手や足にぶつぶつができ、のどもヒリヒリ痛みが出てきたらびっくりしますよね。しかも2024年は10月なのにもかかわらず大流行しています。

手足口病について

プール熱、手足口病、ヘルパンギーナは、小児が夏期に罹りやすいかぜであるため「夏かぜ」と呼んでいますが、夏期の中でもいつ流行するかは年や地域によって違いがあります。プール熱を起こす原因ウイルスはアデノウイルス、手足口病とヘルパンギーナの原因となるのは、エンテロウイルスと呼ばれるウイルスのグループです。どちらにも数十種類の型があり、それぞれいくつかの型がプール熱、手足口病、ヘルパンギーナを起こします(表)。この3つの夏かぜの原因ウイルスは、毎年、流行の型が違い、さらに複数の種類の型が流行する傾向にあります。小児は原因となるウイルスの抗体を持たないので、数年は罹りやすい状態ですが、罹っていくうちに抗体ができていくため、徐々に罹りにくくなります。

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手足口病は学校保健安全法での明確な出席停止期間が設けられていません。


保育園などで独自に基準を定めている場合は、指示に従うようにしましょう。
ただし2〜4週間は便中からウイルスが排出されるので排泄物の処理には注意してもらうようにしなければいけません。

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プール熱の原因の多くはアデノウイルス3型ですが、4、7型や2、11型などの場合もみられます。主な症状は急な発熱や咽頭痛、結膜炎ですが、食欲不振や頭痛、全身倦怠感を伴うこともあります。罹患年齢は5歳以下が約6割を占めます1)。特に7型は重症化し、肺炎や細菌による二次感染を併発しやすいことがあります。アデノウイルスには50種類以上の型があり、様々な型が年間を通して発見され、最近では、秋や冬にもプール熱が流行することもあります。プール熱を引き起こす型の他に、嘔吐・下痢、肺炎、流行性角結膜炎(はやり目)、さらには出血性膀胱炎を起こすものもあります。冬には嘔吐・下痢を引き起こすノロウイルス、ロタウイルスがよく知られていますが、アデノウイルスが原因の場合もあります。はやり目、プール熱のどちらも結膜炎を起こしますが、プール熱による結膜炎は結膜(白目)の炎症で、流行性角結膜炎は角膜(黒目)にも炎症が及ぶという違いがあります。
プール熱は、プールだけでなく一般的なかぜと同様に、くしゃみや咳による飛沫で感染します。また、患者さんの目を拭いたタオルや目をこすった手から接触感染をします。
診断は、症状と検査キットによる迅速検査で行いますが、通常は血清型までは判定しません。アデノウイルスが検出されてもプール熱の典型的な症状である目の症状がなく、発熱、咽頭痛があるという場合は、アデノウイルスによる咽頭炎という診断となる場合もあります。

手足口病ってどんな病気

手足口病について、薬局で患者さんから質問を受けやすい内容をまとめました。
もし現場で困った際はファーマシスタの検索窓から「手足口病」と検索いただけるとこちらの記事を閲覧できます。

手足口病 | はやかわこどもクリニックWebSite

手足口病とヘルパンギーナを起こすエンテロウイルスは、ポリオウイルス、コクサッキーウイルスA群、コクサッキーウイルスB群、エコーウイルス、その他のエンテロウイルスで構成されるウイルスグループに属するウイルスの総称です。現在、エンテロウイルスを迅速に検出する検査キットはないため、手足口病とヘルパンギーナの診断は、流行状況を参考に症状で診断します。稀に重症化して髄膜炎、脳炎や心筋炎を引き起こす場合があります。

手足口病とは

手足口病の原因ウイルスは1つではありません。コクサッキーウイルス、エンテロウイルスなど複数のウイルスが「手足口病」として発症します。

手足口病|横浜木村泌尿器

「」
と薬局でお父さんやお母さんから手足口病の疾患や食生活についての相談を受けたことがある薬剤師もいらっしゃるのではないでしょうか。

手足口病

そのため、です。特に周りに手足口病の方がいる場合は、1回目と同様に感染予防に努めた方がよいでしょう。

手足口病 ..

特に夏の時期に小児に流行する感染症が手足口病です。

手足口病と薬局でよく受ける質問

実は、2014年の大人の手足口病の方を対象とした中国の研究によると、以下の人は手足口病に感染しやすいことが言われています。

手足口病に特効薬はなく、通常は1週間すれば軽快するので、特別な治療は必要ない。 口腔粘膜に軽い発疹や痛みの強い口内炎などができ、口内炎が悪化して食事ができない場合は、刺激の強い物や熱い物は避け、あまり噛まずに飲み込める柔らかい薄味の食べ物を与え、脱水状態にならないように水分補給をすることが重要である。

手足口病は、学校で予防すべき伝染病1~3種に含まれていない。主症状から回復した後もウイルスは長期にわたって排泄されることがあるので、急性期のみ登校登園停止を行って、学校・幼稚園・保育園などでの流行阻止をねらっても、効果はあまり期待ができない。本疾患の大部分は軽症疾患であり、集団としての問題は少ないため、発疹だけの患児に長期の欠席を強いる必要はなく、また現実的ではない。通常の流行状況での登校登園の問題については、流行阻止の目的というよりも患者本人の症状や状態によって判断すればよいと考えられる。

小児の夏かぜ(プール熱、手足口病、ヘルパンギーナ)

読んで字の如く手や足、口の中に発疹、水疱ができる疾患です。罹患年齢は2歳以下が大半で4歳位までの幼児を中心に感染し、夏以外に秋から冬にかけて流行する年もあります1)。主な原因ウイルスは、コクサッキーウイルスA16、A6、エンテロウイルス71などです。発疹は、肘、膝、臀部に出ることもありますが、痒みや痛みはほとんどありません。一方、口腔内や舌の水疱は小潰瘍ができることもあり、痛みます。発熱する場合もありますが、これらの症状が全部出現するわけではなく、同じウイルス型に感染した患者さん同士でも症状には個人差があります。例えば、手足だけ、あるいは口腔内だけに発疹が出るなど、兄弟でも症状が違うこともあります。多くの場合、症状は1週間程度で消失します。