[PDF] 腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧(2014改訂20版)
薬局に勤めていた時もかゆみに悩まされる透析患者さんは多くいらっしゃいました。
[PDF] クレアチニンクリアランス(ml/分) 透析患者の場合
腎機能低下患者ではAUCの増加、消失半減期の延長がみられます。透析患者には禁忌です。CLcr10ml/minの患者には禁忌です10)。
添付文書の【使用上の注意】では腎機能低下患者に対する記載はありませんが、【薬物動態】ではCmaxが1.5倍及び1.7倍、消失半減期が1.6倍及び1.8倍と少し増加・延長しています8)。
また、末期腎不全患者ではP糖たんぱく質の機能低下によりAUCが2.8倍増加するという報告があります5)。
透析患者に対する投薬ガイドライン 13th Edition ..
かゆみをコントールするのは透析患者さんのQOL向上させるためにもとても重要ですね。
腎機能低下患者ではCmax、AUCが増加し、高い血中濃度が持続する可能性があります6)。
を 1 日 2 回経口投与する.通常, 7 歳以上12歳未満の小児
適応は既存治療では効果不十分な透析患者、慢性肝疾患患者のみで、用量は1日1回2.5μg(最大5μg)です3)。
【参考文献】
1)患者さんとともに理解するCKDと血液透析 南江堂
2)鳥居薬品ホームページ レミッチ®製品情報
3)レミッチ®添付文書
4)レミッチ®医薬品インタビューフォーム
5)腎機能別薬剤投与量 じほう
6)アレロック®添付文書
7)ジルテック®添付文書
8)アレグラ®添付文書
9)タリオン®添付文書
10)ザイザル®添付文書
血液透析患者においてフェキソフェナジンの服用によりジゴキシンの血清中濃度が低下した症例 ..
透析のかゆみに関与している内因性オピオイド、βエンドルフィンはオピオイドμ受容体を作動させます。
このμ受容体の活性化によりかゆみが発生します。
今挙げた抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、保湿剤、ステロイドでも効きにくい場合、ヒスタミン以外のケミカルメディエーターや神経線維の表皮内伸長、内因性オピオイド(βエンドルフィンなど)等が関与している可能性があります2)。
[PDF] 【4】Q&A 腎機能に応じた抗菌薬の投与量について
痒みに対して抗ヒスタミン薬が投与されるケースもありますが、透析患者に禁忌の薬剤や、減量が必要な薬剤がありますので薬剤師は注意が必要です。
腎機能別抗菌薬投与量一覧 (日本腎臓病薬物療法学会等から抜粋・改編)
多くの透析患者さんにかゆみの症状はみられます。
かゆみのメカニズムは特定されていませんが、色々な要因があります。
いくつか要因を挙げてみました1)。