[PDF] レセプトにコメント記載が望ましい項目と内容(抜粋)
【従前】(編集部で一部改変)
慢性心不全
▽効能または効果において「ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る」とされているので、使用に当たっては十分留意する
▽効能または効果に関連する注意において「左室駆出率が保持された慢性心不全における本薬の有効性・安全性は確立していないため、左室駆出率の低下した慢性心不全患者に投与する」とされているので、投与開始に当たっては、左室駆出率の計測年月日および左室駆出率の値をレセプトに記載する
▽他の医療機関で左室駆出率を測定した場合には、当該測定結果・医療機関名をレセプトに記載することで差し支えない
レセプト摘要欄の記載方法が変更 ―10月診療分よりコード記録義務化
これを受け、保険診療の中で本剤を慢性心不全患者に使用する場合の留意事項においても次のような見直しが行われました。
レセプトコメントの記載方法は、大きく分けて4パターンです。しかし、同じ診察項目でも患者様の状況によって異なるので、慣れないうちは自己判断せずに必ず確認しましょう。コメントコードをうまく使いこなし、更に業務効率化ができるよう今後もサポートしていきます。
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つまり、従前は投与が認められていなかった「左室駆出率の保たれた慢性心不全」患者にも本剤を投与することが可能になっています。
▽「臨床成績」の項において、「左室駆出率の保たれた慢性心不全患者を対象とした国際共同第III相試験(DELIVER試験)の結果」を追記する
10月診療分以降のレセプト「摘要」欄記載について | 情報掲示板
▽「効能または効果に関連する注意」の項において、慢性心不全に関する「左室駆出率の保たれた慢性心不全における本薬の有効性・安全性は確立していないため、左室駆出率の低下した慢性心不全患者に投与する」旨の記載を削除する
【見直し後】(編集部で一部改変)
慢性心不全
▽効能または効果において「ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る」とされているので、使用に当たっては十分留意する
(後段の留意事項を削除)
[PDF] コメントマスター登録内容の一部変更(令和5年4月24日公表)
しかし今般、臨床試験の結果「「左室駆出率の保たれた慢性心不全における本薬の有効性・安全性」が確立されたことから、次のように「効能または効果に関連する注意」に見直しが行われました。
このうち「慢性心不全」の対象については、これまで「左室駆出率の保たれた慢性心不全における本薬の有効性・安全性は確立していない」とされ、「左室駆出率の低下した慢性心不全患者」のみが投与対象となっていました。
別表Ⅱ 診療報酬明細書の「摘要」欄への記載事項等一覧(薬価基準)
紙レセプトで請求する場合も、電子レセプトのようにコメント記載は必須条件となっています。当然ですが、紙レセプトはレセコンでチェックができないので目視で間違いがないか確認するしかありません。
標記について、令和6年2月9日付けで医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の
レセプトのコメントとは摘要欄に入力する必要情報のことです。状況に応じた適切なコメントを記載しておくことで、返戻や査定リスクを減らすことができます。しかし、実際にどのように記載すれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
今回は、レセプトのコメント例や最適なコメントコードについて解説していきます。
[PDF] 別表Ⅱ 診療報酬明細書の「摘要」欄への記載事項等一覧(薬価基準)
慢性心不全や糖尿病などの治療に用いるフォシーガ錠、「左室駆出率の保たれた慢性心不全」患者にも投与可能とする。このため、これまで「左室駆出率の数値」などのレセプト記載を求めていたが、不要とする—。