コブラ KING 3D プリント 2023 SUPERNOVA 20 パター 右用


プーマジャパンは4月13日(土)からコブラの最新パターとして『3D PRINTED パター』と『VINTAGE パター』の2シリーズを発売する。

3D PRINTED PUTTER』は、アルミニウムやカーボン、ナイロンといった素材を複合するマルチマテリアル構造で性能を高めたシリーズだ。最大の特徴は、「3Dプリンター」で出力したナイロン製のカートリッジをヘッド内部に搭載していること。これにより従来製法のパターよりも慣性モーメントを高めながら、心地良いフィーリングを生み出すことができるという。


コブラ 3D Printed Putter スーパーノヴァ (SUPERNOVA) 2024

コブラのパターは、フェース上部から4度、3度、2度、1度とロフト角が変化する「ディセンディング ロフト テクノロジー」を採用している

打点ブレへの強さと同時に南プロが感じたのは、ストローク中のヘッド軌道が安定することだ。

「ヘッドの慣性モーメントが相当高いのか、振っていて軌道がすごく安定します。しかも、インパクトでフェースが真っすぐ戻ってくるのです。過去の慣性モーメントが高いパターには、ダウンスイングでフェースが開きやすい傾向も見られたのですが、コブラのパターには、それが全くありません。とても不思議な感覚です。ヘッドの中心のいい位置に重心があるのでしょう。自然にヘッド軌道が良くなって、ストロークが安定してくれますよ」(南)

『3D PRINTED PUTTER』は、精密にデザインされたナイロン製のカートリッジを内蔵することで、圧倒的な高慣性モーメント化に成功している。同時にヘッド上部を軽量なカーボン製にして低重心化も図っているため、よりヘッド軌道が安定しやすくなっているのだ。

KING 3D SUPERNOVA-20 KBS CT TOUR スチール コブラ パター

コブラの最新パター『3D PRINTED PUTTER』と『VINTAGE PUTTER』は、アームロックタイプを含めるとトータル18モデルがラインナップされている。南は選び方のポイントについて、アドレスしたときの“顔”を一番大切にしてほしいと語る。

「自分に合ったパターを選ぶ上で、最も大切なのはヘッドの顔です。ターゲットに対して真っすぐ構えやすいことが大前提で、その次に振り心地や打感を考えると良いでしょう。顔の好みが合わないパターだと思わぬミスが出たりするからです。ただし、コブラの2シリーズは、どのモデルも高いレベルの寛容性が備わっています。あえて、今まで使ったことのない顔のモデルに挑戦してみるのもおすすめですよ」(南)

ここからは、ヘッド形状ごとの南のインプレッションを紹介していくので、自分に合ったモデル選びの参考にしてほしい。

安心感のある幅広ブレード『GRANDSPORT(グランスポーツ)』

1つ目は『3D PRINTED PUTTER』シリーズでラインナップされている『GRANDSPORT』。幅広でヘッド後方に突起のついた大きめのブレード型パターで、重心角35度のクランクネックとアームロックのモデルを選ぶことができる。

4月13日(土)から発売されるコブラの最新パターが『3D PRINTED パター』と『VINTAGE パター』だ。コブラらしい革新的なテクノロジーを搭載したパターに仕上がっているようだが、ゴルファーにどんなメリットをもたらしてくれるのか。今回はパッティングに詳しいツアープロコーチ、南秀樹に最新パターをテストしてもらった。

コブラゴルフ KING キング 3D プリント スーパーノバ SB パター

HP社のマルチジェットフュージョンプリントテクノロジーを使用して作成された「3Dプリントナイロン格子カートリッジ」をヘッド内部に構築しているのが特徴です3Dプリントされた格子構造によって重量配分を最適化することが可能になります。安定性と高慣性モーメント化に貢献していますまた、3Dプリントカートリッジは重量削減に加えてボディのサポート構造としても機能します。とのこと今作の3モデルのヘッドは以下のパーツで構成されますが使用していることでも有名なSIKゴルフとも提携しており、されています。フェース面に4段階のロフトを備えており、様々パッティングスタイルやストロークでも安定した打出しと転がりを実現しますコブラ3Dプリントパターではこの技術を用いて、6061アルミニウムインサートでSIKフェースを作成しています。より軽量かつ柔らかなな打球感が得られたそうです▶

コブラ3Dプリントパターではこの技術を用いて、6061アルミニウムインサートでSIKフェースを作成しています。より軽量かつ柔らかなな打球感が得られたそうです

福岡の超有名YouTuberさんと初のコラボ!コブラの3Dパター初実戦 浮羽カントリー

ツノ型形状を採用しているのが。よりメカメカしいデザインとなっていて個人的にもかなりそそられる1本です5,700を超えるMOI値を誇り、信じられないほどの安定性が手に入るとコメントされています。ツノ部分にはそれぞれ3Dプリントカートリッジが使用スーパーノバに関してはコブラは、と謳っていますアルミニウム製のSIKフェースインサートを搭載し、あらゆるパッティングストロークに対応可能です。右打ちと左打ちの両方のモデルが展開されます


パターに悩んだら一度手にして欲しい逸品

最後に南は、「ゴルフを長くやるほど、ミスショットの嫌な感覚が体に染み付いています。特にパターは、プロであってもだんだんと感覚が悪くなって、距離も方向もあいづらくなっていきます。そんな感覚のズレを補ってくれるのはクラブで、コブラの『3D PRINTED PUTTER』と『VINTAGE PUTTER』は多くのゴルファーの助けになるはずです。アライメントが取りやすいし、何よりミスヒットへの強さが段違いです。自信を持って、おすすめできるシリーズですよ」とコメント。

“パット・イズ・マネー”という格言からも分かるように、パターはスコアメイクの鍵を握る重要なクラブ。もっとゴルフが上手くなりたい、ベストスコアを更新したいと願うゴルファーには、ぜひ革新的なテクノロジーを積んだコブラの最新パターを試してほしい。パッティングのイメージが大きく変わること間違いなしだ。

✦取材協力/高松グランドカントリークラブ
✦撮影・構成/田辺直喜