はじめにレクサプロが承認されたスウェーデンが含まれるEUでは、
7.2 肝機能障害患者、高齢者、遺伝的にCYP2C19の活性が欠損していることが判明している患者(Poor Metabolizer)では、本剤の血中濃度が上昇し、QT延長等の副作用が発現しやすいおそれがあるため、10mgを上限とすることが望ましい。また、投与に際しては患者の状態を注意深く観察し、慎重に投与すること。[8.7、9.1.1、9.1.2、9.3、9.8、11.1.4、16.1.1、16.1.2、16.5、16.6.2-16.6.4参照]
この作用をと言いますが、これによってレクサプロの効果がより安定します。
通常、成人にはエスシタロプラムとして10mgを1日1回夕食後に経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて行い、1日最高用量は20mgを超えないこととする。
5.1 抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること。[8.1-8.4、9.1.3、9.1.4、15.1.1参照]
に分けてみていきましょう。レクサプロ以外の抗うつ剤との比較も行っていきます。
5.1 抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること。[8.1-8.4、9.1.3、9.1.4、15.1.1参照]
5.2 本剤を12歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること。[9.7.2参照]
レクサプロの特徴としては、効果と副作用のバランスが良いことがあげられます。
5.2 本剤を12歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること。[9.7.2参照]
5.2 本剤を12歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること。[9.7.2参照]
※レクサプロの効果について詳しく知りたい方は、『』をお読みください。
エスシタロプラムはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)に分類される抗うつ薬で「レクサプロ」という商品名で販売されています。ジェネリック医薬品も多く販売されており、その場合は名前に「エスシタロプラム」とつきます(以降「エスシタロプラム」にて統一します)。
エスシタロプラムはデンマークで開発された抗うつ薬です。2001年にスウェーデンで初めて承認され、その後ヨーロッパ全土に広まり、日本でも2011年に「うつ病・うつ状態」の効能・効果で承認されています。2014年12月末までに、米国、英国、カナダ、オーストラリアなど世界98の国と地域で使用され、約3億5千万人以上に対して投与されたと推定されています。
※レクサプロの副作用について詳しく知りたい方は、『』をお読みください。
エスシタロプラムは2011年にうつ病・うつ状態に適応を取得し、2015年に社交不安障害も取得しています。スウェーデンでは2010年に女性の月経前不快気分障害(PMDD)の適応も取得しています。
ジェネリック医薬品になると、様々な製薬会社が製造を行います。
うつ病のメカニズムはまだ完全に解明されていませんが、脳内の神経間で情報伝達を行っているセロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質が関与していることがわかっています。細胞から細胞にバケツリレーのように神経伝達物質をやりとりして情報を伝えています。しかし、うつ病の患者さんはこの神経伝達物質が減少してしまい、情報がスムーズに伝わらなくなっています。セロトニンやノルアドレナリンは意欲や活力を伝える働きをしているため、うつ病の症状があらわれます。
不安を訴える患者を診たら、ベンゾジアゼピン系(BZ系)抗不安薬を処方する──。
5.3 社会不安障害の診断は、DSM注)等の適切な診断基準に基づき慎重に実施し、基準を満たす場合にのみ投与すること。注)DSM:American Psychiatric Association(米国精神医学会)のDiagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders(精神疾患の診断・統計マニュアル)
系抗うつ薬で問題となる副作用を軽減することに成功しました。 その後 ..
エスシタロプラムは脳内においてセロトニン神経系に選択的に作用するお薬です。セロトニンが取り込まれる入口に蓋をし、脳内のセロトニン濃度を高めることで抗うつ作用をあらわします。このような作用から、選択的セロトニン再取り込み阻害剤といわれています。
したがって、CYP2D6 で代謝される三環系抗うつ剤、フェノチアジン系抗精神病剤、リスペリドン、 ..
不安感の調節や意欲に働きかけるセロトニンが増すことで、人から注目される場面で強い不安を感じて仕事や学校生活といった社会生活を円滑に送れない社交不安障害も改善されます。
同一成分薬: レクサプロ錠 10mg、レクサプロ錠 20mg(持田製薬株式会社).
1回10mgを1日1回夕食後に服用します。年齢・症状により適宜増減しますが、増量は1週間以上の間隔をあけて行い、1日最高用量は20mgまでとされています。
−(レクサプロ錠:2011年4月22日承認、CTD2.6.4.4.3、
社会不安障害の効能・効果が承認されるまでの国内臨床試験において、1,099例中717例(65.2%)に副作用が認められました。その主なものは以下の通りです。
<結論>新たに発症したうつ病エピソードに対して、初期治療薬としてセルト
また、うつ病により気持ちが不安定な状態でエスシタロプラムなどの抗うつ薬を飲むと、死にたいと考える自殺念慮や、実際に自殺を企てる自殺企図のリスクが逆に高くなることがあるといわれています。特に飲みはじめや飲む量を変更した時に、不安感などの症状が悪化することがあります。24歳以下の患者ではリスクが増加しやすいといわれているので注意が必要です。
[PDF] 新たに向精神薬に指定される内服薬の投薬期間について(案)
急に使用を中止した場合にも、不安になる、イライラする、あせる、興奮しやすくなる、めまい、感覚の異常、頭痛、吐き気などの症状があらわれることがあります。エスシタロプラムの使用を中止する場合は、時間をかけて、少しずつ量を減らしていきます。
ブチロフェノン系:ハロペリドール(セレネース)・ブロムペリドール(インプロメン)・チミペロン(トロぺノン)など · 非定型抗精神病薬
7.1 本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら投与すること。
うつ病 | 相生山ほのぼのメモリークリニック | 名古屋市緑区
7.2 肝機能障害患者、高齢者、遺伝的にCYP2C19の活性が欠損していることが判明している患者(Poor Metabolizer)では、本剤の血中濃度が上昇し、QT延長等の副作用が発現しやすいおそれがあるため、10mgを上限とすることが望ましい。また、投与に際しては患者の状態を注意深く観察し、慎重に投与すること。[8.7、9.1.1、9.1.2、9.3、9.8、11.1.4、16.1.1、16.1.2、16.5、16.6.2-16.6.4参照]
脳内5-HT神経系の賦活化により惹起されるマウスの行動変化を増強したが、ノル
「こころみ医学の内容」や「病状のご相談」等に関しましては、クリニックへのお電話によるお問合せは承っておりません。
infoでは、医薬品、薬物治療に関する情報を配信しています【動画の概要】 選択的セロトニン再取り込み阻害薬 レクサプロ ..
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SNRIは下行性疼痛抑制系の賦活作用により鎮痛効果を発揮すると考えられている。 ..
また、エスシタロプラムを服用することで心臓疾患を悪化させる可能性があります。心不全や不整脈を有する患者さんは病状によっては服用することができません。
精神科・心療内科では、パニック障害や社会不安障害に処方されるセロトニン系抗 ..
これら以外にも併用するには注意が必要なお薬がいくつかあります。現在エスシタロプラム以外に服用しているお薬がある場合は医師・薬剤師に相談してください。また、妊娠中の方や授乳中の方は胎児や母乳中へエスシタロプラムが移行することがわかっているため服用の必要性を確認するようにしてください。
レクサプロやジェイゾロフトは効果と副作用のバランスが良いお薬として紹介 ..
※以下では「レクサプロ」として、エスシタロプラムの効果や副作用をお伝えしていきます。