・手足の発疹は通常塗り薬は不要ですが、痛みや痒みがある場合は塗り薬を処方します。 ・手足口病の口内炎は残念ながら塗り薬は効果がありません。




まれに髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの怖い合併症が起こる場合があります。熱がなかなか下がらない、嘔吐や頭を痛がる、視線が合わないなど心配な症状が出てきた場合は受診しましょう。
また口の中の痛みが強く、水分や食事が全くとれずおしっこが出ない、ぐったりしてきたなど、脱水の症状が心配な際も早めに受診してくださいね。


デキサメタゾン 口内炎 子供について | 医師に聞けるQ&Aサイト



名前の通り、手足や口の中に水疱性の発疹が出来ますが、実は手足だけではなくお腹や背中、お尻や陰部など…全身に発疹が出来るお子さんもいます。お尻や陰部にまで出来るとびっくりしてしまいますよね!!また中には口の中の発疹の痛みで、食べたり飲んだり出来なくなる子もいます。
発疹が出ると心配になりますが、体の発疹は痒みや痛みがないことが多く、おおよそ1週間程度で自然に消えていきます。
発熱は国立感染症研究所によると、38℃以下の熱で経過することがほとんどとされていますが、当院に受診されるお子さんは38℃以上の高熱が出ている子が多い印象です。
咳や鼻水の風邪症状は出ませんが、風邪と同時に手足口病にかかる子もいます。
「コクサッキーウイルスA6」という名のウイルスが流行した年には、爪が剥れてしまう症例も報告されました(このウイルスは流行しないで欲しいですね😢)

みなさんこんにちは🌞
連日暑くてジメジメした日が続きますね!猛暑日も増えてきたので、熱中症には十分お気を付けください💦

また夏日が多くなるにつれて、「夏風邪」と言われるウイルス感染の病気が流行してきました。今回は夏風邪の1つで、現在大流行中の「手足口病」についてお話します。 当院でも6月の下旬頃から、手足口病に罹るお子さんが急増し、ここ最近は当院に受診される4人に1人ぐらいのお子さんが診断されています。

デキサルチン口腔用軟膏®︎(デキサメタゾン)を処方します。 デキサメタゾンはステロイドで強い抗炎症作用を持つため

手足口病に対する特効薬はありませんが、口内炎に対して鎮痛薬で痛みを和らげたり、粘膜保護剤の軟膏などが処方されることがあります。
飲食では酸味や塩味などの刺激が強い食品を避け、プリンやゼリーなどの口通りのよいものがよいでしょう。また、飲食ができなくなって脱水が生じることを防ぐために水分をこまめに摂取することも重要です。

口の中の粘膜や手のひら、足の裏、足の甲などに水疱性の発疹が現れて、1〜3日間発熱することがあります。水疱は、かさぶたにならずに治る場合が多く、1週間程度でなくなります。1〜2ヶ月後に手足の爪がはがれることがありますが、大事にはいたらず、すぐに新しい爪が生えてきます。
そのほか、口の中にできた水疱がつぶれた後にできる口内炎(口の中にできた潰瘍)がひどく、食事や飲みものを受けつけなくなることから、「脱水症状」を起こすこともあります。 また、まれに脳炎を伴って重症化することもあるので注意が必要です。

手足口病の感染経路は以下が考えられます。

夏になると子どもを中心に患者数が増える感染症が、「手足口病」「ヘルパンギーナ」「咽頭結膜熱」。"子どもの三大夏風邪"と呼ばれたりもしますが、例年6月から8月にかけてそれぞれの流行がピークを迎えますので、特徴や注意点を確認し、事前の感染対策に備えましょう。

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手足口病は夏季に流行し、7月にピークを迎えるウイルス性の感染症です。原因ウイルスは「エンテロウイルス」「コクサッキーウイルス」で、複数の種類があるので何度もかかる可能性もあります。患者のほとんどは子どもで、5歳未満の小児が80%を占めますが、まれに大人にも感染します。

夏に流行するウイルスですが、新型コロナウイルスの流行以降、その他のウイルスの流行時期にも変化がみられているので注意が必要です。

手足口病の原因ウイルスは複数あるため、

今年は、全国的に手足口病が大流行しています。
新型コロナウイルス感染症に対して行動制限を含めた感染対策を強化していた数年間は、子どもたちから手足口病の原因ウイルスとの接触機会をも奪う形となりました。その結果、一昨年の春以降、行動制限が解かれた生活に戻る中、手足口病の原因ウイルスに対する免疫を持たないお子さんたちの間で大流行を招いているものと推察しています。私のクリニックでも今年は6月から患者さんが増え始め、7月に大きく増加、8月初旬にさらに増加し、未だ収束の兆しはみられません。手足口病の原因ウイルスは複数に及ぶことから、1~2カ月の間に複数回、手足口病に罹っているお子さんも少なくありません。縁起でもないお話になりますが、流行期間中に今一度、手足口病に罹る可能性もあり得ますので、お問い合わせの内容についてお答えさせていただきます。

手足口病は学校保健安全法での明確な出席停止期間が設けられていません。


保育園などで独自に基準を定めている場合は、指示に従うようにしましょう。
ただし2〜4週間は便中からウイルスが排出されるので排泄物の処理には注意してもらうようにしなければいけません。


図 口腔部における手足口病とヘルパンギーナの主な水疱発現部

特異的な治療法はない。抗生剤の投与は意味がなく、合併症を生じた場合の特異的な治療法は確立されていない。発疹にかゆみなどを伴うことは稀であり、抗ヒスタミン剤の塗布を行うことはあるが、通常は外用薬として副腎皮質ステロイド剤は用いない。口腔内病変に対しては、刺激にならないよう柔らかめで薄味の食べ物を勧めるが、何よりも水分不足にならないようにすることが最も重要である。経口補液などで水分を少量頻回に与えるよう努める。ときには経静脈的補液も必要となる。発熱に対しては通常解熱剤なしで経過観察が可能である。しかし、元気がない、頭痛、嘔吐、高熱、2日以上続く発熱などの場合には髄膜炎、脳炎などへの進展を注意する。 ステイロイドの多用が症状を悪化させることが示唆されている。 予防としては有症状中の接触予防策および飛まつ予防策が重要であり、特に手洗いの励行などは重要である。患者あるいは回復者に対しても、特に排便後の手洗いを徹底させる。 なお、重症例が多く報告されている台湾および中国を中心としたアジア諸国では、実用化を目指したEV71(手足口病)ワクチン開発が進められている。

手足口病

通常は臨床的になされることが多く、水疱性発疹の性状、分布が重要であり、季節や周囲での流行状況などが参考となる。鑑別診断としては、口腔内水疱についてはヘルパンギーナ、ヘルペスウイルスによる歯肉口内炎、アフタ性口内炎などが挙げられる。手足の発疹に関しては、水痘の初期疹、ストロフルス、伝染性軟疣腫(水いぼ)などが鑑別の対象となる。

手足口病の症状と治療法浜松市中央区(旧南区)のいがらし皮ふ科

近年のコクサッキーA6による手足口病では、従来のHFMDと発疹の出現部位が異なり、水疱は扁平で臍窩を認め、これまでより大きいこと3)や、手足口病発症後、数週間後に爪脱落が起こる症例(爪甲脱落症)が報告されてい る4)。

手足口病に特効薬はなく、通常は1週間すれば軽快するので、特別な治療は必要ない。 口腔粘膜に軽い発疹や痛みの強い口内炎などができ、口内炎が悪化して食事ができない場合は、刺激の強い物や熱い物は避け、あまり噛まずに飲み込める柔らかい薄味の食べ物を与え、脱水状態にならないように水分補給をすることが重要である。

通常のCA16およびEV71による手足口では3~5日の潜伏期をおいて、口腔粘膜、手掌、足底や足背などの四肢末端に2~3mmの水疱性発疹が出現する(図2)。時に肘、膝、臀部などにも出現することもある。

手足口病・ヘルパンギーナ

プール熱と診断された場合は、主な症状がなくなった後2日を経過するまで、登校・登園の停止が学校保健安全法で規定されています。ただし、検査キットでアデノウイルスを確認しても目の症状がなければ、病名はアデノウイルスによる咽頭炎となります。同じウイルスですからプール熱と同じく欠席するのが良いはずですが、咽頭炎の場合は規定がないのが現状です。一方で、手足口病とヘルパンギーナは、登校・登園の制限がありません。この2つの病気は、不顕性感染者も多く、登校・登園制限が効果的とは言えないため、本人の症状に応じて登校・登園することも可能です。
プール熱、手足口病、ヘルパンギーナは、毎年、流行が始まる時期が違うため、今年の流行についても、まだ予想できません(2017年5月上旬時点)。都道府県や国立感染症研究所では、流行状況を調査していますが、地域ごとに状況は違うため、私はクリニックがある調布市内の流行状況についての情報交換を大事にしています。これらの夏かぜは対症療法が中心で、さらに症状には個人差がありますので、薬剤師の方々には患者さん個々の症状に応じた服薬指導をお願いしたいです。症状が改善したからといってすぐに服用を止めるのではなく、決められた期間は服用を続けるよう指導をお願いします。

手足口病 ..

治療は対症療法が中心になります。一般的に解熱剤は、熱が38.5℃以上あり、ぐったりしている場合、また母乳や水分が取れない場合に脱水症状を進行させないために使います。抗菌薬は高熱が続き、細菌による二次感染が疑われる場合のみ投与します。
手足口病の皮膚の発疹には、基本的に外用薬は使いません。水疱瘡の場合は、水疱ができるとカチリ(フェノール・亜鉛華リニメント)を塗ることがあります。これは水疱瘡の発疹は皮膚の少し深いところにできるため、早く乾かしてかさぶたにするために塗布します。手足口病の発疹は、痒みや痛みもなく比較的皮膚の浅いところにできるため、外用薬は必要としません。もともとアトピー性皮膚炎や、湿疹の痒みがある場合には抗ヒスタミン剤を使うことがあります。水疱瘡と手足口病の流行時期が重なって区別が難しい時には、数日様子をみて発疹の数や分布、その後の変化をみて鑑別します。
手足口病とヘルパンギーナにみられる口腔内の発疹にも基本的には外用薬は使いません。痛みが強い場合のみトリアムシノロンアセトニドやデキサメタゾンを使います。ただし、ステロイドを使いすぎるとかえって治りにくくなることがあるので注意が必要です。
プール熱による結膜炎も抗菌薬の点眼薬は効果がありません。炎症がひどい場合には、眼科を受診してもらうようにしています。

手足口病|横浜木村泌尿器

手足口病について、薬局で患者さんから質問を受けやすい内容をまとめました。
もし現場で困った際はファーマシスタの検索窓から「手足口病」と検索いただけるとこちらの記事を閲覧できます。

「手足口病?口内炎が痛い。ステロイド系の軟膏の薬効は ..

CA16、EV71、さらにCA6などのエンテロウイルス(A群エンテロウイルス, Enterovirus A)が病因となる。ヒト-ヒト伝播は主として咽頭から排泄されるウイルスによる飛沫感染でおこるが、便中に排泄されたウイルスによる経口感染、水疱内容物からの感染などがありうる。便中へのウイルスの排泄は長期間にわたり、症状が消失した患者も2~4週間にわたり感染源になりうる。腸管で増殖したウイルスがウイルス血症後中枢神経系(特にEV71)に到達する と、中枢神経症状を起こしうる。いちど手足口病を発病すると、その病因ウイルスに対しての免疫は成立するが、他のウイルスによる手足口病を起こすことは免れない。

手足口病とは ..

「」
と薬局でお父さんやお母さんから手足口病の疾患や食生活についての相談を受けたことがある薬剤師もいらっしゃるのではないでしょうか。

・手足口病 | しばさき小児科

特に夏の時期に小児に流行する感染症が手足口病です。

手足口病について

1997年4~6月にマレーシア・サラワクでは手足口病の大流行が見られ、急速な経過で死亡する例が30例以上報告された。1998年2月頃より台湾において手足口病が増加し、5月をピークとする大流行となった。手足口病に関連する髄膜炎、脳炎、急性弛緩性麻痺(acute flaccid paralysis:AFP)などが相次ぎ、EV71が分離され、12月までに台湾全土で死亡が78例と報告された。この時期から、東アジア地域を中心として、多数の死亡例を伴う大規模な手足口病流行が断続的に発生している。近年では中国(2008~2010年、2010年は死亡例905例)やベトナム(2011年)で死亡例が報告されている()。国内においては1997年大阪で、HFMDの発生状況は例年をやや下回る程度であったが、手足口病あるいはEV71感染と関連が濃厚な小児の死亡例が3例報告された。3例ともに急性脳炎と肺水腫が認められた。その後、2000年6~8月に兵庫県で脳炎による死亡例を含むHFMDの流行がみられ、EV71が検出されている2)。

こどもの病気「手足口病」 | まいぷれママの子育てあのねっと

図1.手足口病の年別週別の定点あたり報告数(2014年10月15日現在)