【NHK】イギリス、オックスフォード大学の研究チームは、炎症を抑える作用のある既存の薬を新型コロナウイルスの複数の患者に投与した結…


英オックスフォード大学の研究チームによると、低用量のデキサメタゾンは新型ウイルスとの戦いで画期的な突破口になる。


新型コロナ重症例、デキサメタゾンで28日死亡率が低下/NEJM

新型コロナウイルスに対し、様々な既存の治療法の効果を試す世界的規模の臨床試験の一貫として、デキサメタゾンが試された。

新型ウイルスのパンデミック(世界的流行)の初期からイギリスでデキサメタゾンを治療に使用していた場合、最大5000人の命が救えたはずだと研究者たちは言う。

☞ 新型コロナウイルス感染症(病原体がベータコロナウイルス属のコロナ ..

さらに、新型コロナウイルスによる感染症「COVID-19」の患者が多く出ている貧しい国にとっても、安価なデキサメタゾンを使う治療は大いに役立つと期待される。

新型コロナウイルスに20人が感染した場合、19人は入院しないまま回復する。入院する人もほとんどは回復するものの、重症化して酸素供給や人工呼吸器を必要とする人もいる。

新型コロナウイルスは指定感染症であるため、患者は公的医療保険によって ..

新型ウイルスに感染した患者の体内では、ウイルスと戦う免疫系が暴走することがある。その免疫系の過剰反応による体の損傷を、デキサメタゾンが緩和するものとみられる。

はい。スペインのKern Pharma SL社製のデキサメタゾン注射液4mg/ml(1mlアンプル入り)が、COVID-19ではなく、HIV/AIDSに関連する疾患管理への使用において事前認証を得ています。
別のデキサメタゾン注射剤も現在評価中です。
自社製品の事前認承に興味があるメーカーは、事前認証チーム()に詳細をお問い合わせください。

新型コロナウイルス用デキサメタゾン 市場の成長、予測 2025 に 2032

状況が許す限り、新型コロナウイルスで入院中の患者にはただちに投与を開始すべきだと、ランドレイ教授は促した。

3月に始動した新型コロナウイルス治療薬の無作為化臨床試験「リカバリー・トライアル」は、も調べたものの、心臓疾患や致死率の悪化につながるという懸念から、ヒドロキシクロロキンについては試験を中止した。


COVID-19は,新型コロナウイルスであるSARS-CoV-2 ..

重度の低酸素血症を呈する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の成人入院患者において、デキサメタゾンの12mg投与は6mgと比較して、28日後の生命維持装置を使用しない生存日数を改善せず、28日と90日後の死亡率にも差はないことが、デンマーク・コペンハーゲン大学病院のMarie W. Munch氏らCOVID STEROID 2 Trial Groupが実施した「COVID STEROID 2試験」で示された。研究の成果は、JAMA誌オンライン版2021年10月21日号で報告された。

本研究は、重度の低酸素血症を有するCOVID-19患者におけるデキサメタゾン12mgと6mgの有効性の比較を目的とする医師主導の二重盲検無作為化試験であり、2020年8月27日~2021年5月20日の期間に、4ヵ国(デンマーク、インド、スウェーデン、スイス)の26病院で行われた(Novo Nordisk財団などの助成を受けた)。

対象は、年齢18歳以上、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染が確定されて入院し、(1)酸素補充療法(流量≧10L/分)、(2)低酸素血症に対する非侵襲的換気または持続陽圧呼吸療法、(3)侵襲的機械換気のいずれかを受けている患者であった。

被験者は、最長10日間、デキサメタゾン12mgを静脈内投与する群または同6mgを投与する群に、1対1の割合で無作為に割り付けられた。

主要アウトカムは、28日時点の生命維持装置(侵襲的機械換気、循環補助、腎代替療法)なしでの生存日数とし、層別変数で補正された。副次アウトカムは事前に8つが設定され、今回の解析では、そのうち5つ(90日時点の生命維持装置なしの生存日数、90日時点の生存退院日数、28日時点と90日時点の死亡、28日時点の1つ以上の重篤な有害反応)が評価された。

982例(年齢中央値65歳[IQR:55~73]、女性31%)が解析に含まれ、デキサメタゾン12mg群に497例、同6mg群に485例が割り付けられた。このうち971例(12mg群491例、6mg群480例)で主要アウトカムのデータが得られた。介入期間中央値は両群とも7日で、12mg群の9例(1.8%)、6mg群の11例(2.3%)が医師の指示に反して28日以内に退院した。

28日時点の生命維持装置なしの生存日数中央値は、12mg群が22.0日(IQR:6.0~28.0)、6mg群は20.5日(4.0~28.0)であり、両群間に有意な差は認められなかった(補正後平均群間差:1.3日、95%信頼区間[CI]:0~2.6、p=0.07)。

副次アウトカムである90日時点の生命維持装置なしの生存日数中央値は、12mg群が84.0日(IQR:9.3~90.0)、6mg群は80.0日(6.0~90.0)であった(補正後平均群間差:4.4日、99%CI:-1.6~10.4)。また、90日時点の生存退院日数は、それぞれ61.5日(0~78.0)および48.0日(0~76.0)だった(4.1日、-1.3~9.5)。

さらに、28日時点の死亡率は、12mg群が27.1%、6mg群は32.3%(補正後相対リスク[RR]:0.86、99%CI:0.68~1.08)、90日時点の死亡率は、それぞれ32.0%および37.7%(0.87、0.70~1.07)であり、いずれも有意差はみられなかった。

28日までに1つ以上の重篤な有害反応(敗血症性ショック、侵襲性真菌症、臨床的に重要な消化管出血、デキサメタゾンに対するアナフィラキシー反応)が発現した患者の割合は、12mg群が11.3%、6mg群は13.4%であり、両群間に差はなかった(補正後RR:0.83、99%CI:0.54~1.29)。体外式膜型人工肺(ECMO)は、12mg群が3例(0.6%)、6mg群は14例(2.9%)で使用された。

なお著者は結果について、「本試験は、有意差を同定するには、検出力が十分でなかった可能性がある」としている。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により低酸素状態だが呼吸補助を要 ..

新型コロナウイルス感染症(Covid-19)はびまん性肺障害と関連している.グルココルチコイドは,炎症が関与する肺損傷を修飾することで,呼吸不全および死亡への進行を抑える可能性がある.

新型コロナワクチン未接種. 発症 2 日目に抗原定性検査陽性,発症 9 日目に自宅から救急要請.入院後,デキサメタゾン,レムデシビル,.

Covid-19 で入院した患者において可能性のあるさまざまな治療を比較する非盲検対照試験で,患者を,デキサメタゾン(6 mg を 1 日 1 回)を最大 10 日間経口または静脈内投与する群と,通常治療のみを行う群に無作為に割り付けた.主要転帰は 28 日死亡率とした.この評価の最終結果を報告する.

抗ウイルス薬は細胞内に侵入した新型コロナウイルスの増殖を阻害する作用が ..

FAQ広場は、新型コロナウイルス感染症に関する情報交換を目的としており、呼吸器学会員をはじめ医療従事者の方々に幅広くご利用いただきたいと思います。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き(第5.2版)

新型コロナウイルスに関係する内容の記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報としてやのウェブサイトなど公的機関で発表されている情報もご確認ください。またワクチンに関する情報はのウェブサイトをご確認ください。

デキサメタゾン内服薬の供給不足下における新型コロナウイルス感染症患者およびがん患

新型コロナウイルス感染症の治療薬として国内で2番目に承認された「デキサメタゾン」という薬をご存知でしょうか。合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)で、免疫抑制、抗炎症、抗アレルギー作用があります。

[PDF] ステロイドパルス療法が著効した新型コロナウイルス感染症の 1 例

デキサメタゾンは、新型コロナウイルス感染症に感染して症状が悪化し、酸素吸入、または人工呼吸器を付ける状態になった方に投与すると、抗炎症作用によって有害な炎症反応を抑制、または予防する可能性があると期待されています。
しかしようなので、使用するタイミングが大切です。

軽症患者等を対象とした新型コロナウイルス感染症治療薬の治験について

現在、日本国内で新型コロナウイルス感染症にデキサメタゾンが使用された報告はありませんが、特定の症状以外では、下記の用法・用量が推奨されています。

令和3年9月3日 厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部 事務連絡

国内だと日新製薬が製造販売を行っている「デキサメタゾンエリキシル0.01%」がジェネリックにあたるようです。
海外だともっと種類があり、「デクマックス」「デコート」などがそれにあたります。