AGA治療に用いられる「プロペシア」について、詳しく解説いたします。


AGAの治療薬として、世界中で使用されている「」と「」。これら2種のAGA治療薬は、FDA※2の認可を受けており、日本皮膚科学会のAGA(男性型脱毛症)診療ガイドラインでもAGAに最も有効な医薬品として推奨されています。
AGA治療に対しての効果が実証されている薬ではありますが、人によっては副作用が発生することもわかっています。そのため、処方には医師の診察が必要です。
誤った認識での服用や服用中の副作用による体の変調を見逃すことがないよう、使用時の注意事項と副作用について解説します。


薄毛を引き起こすのは男性ホルモンの「ジヒドロテストステロン(DHT)」

フィナステリドを主成分とした治療薬には「プロペシア」と、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の「フィナステリド錠」があります。その「フィナステリド錠」について、効果や副作用をご紹介します。

本邦で実施した男性におけるAGAを対象とした臨床試験の結果から、フィナステリド(0.2 mgおよび1mg)はプラセボと比べて有意に脱毛の進行を遅延し、さらに十分な安全性を示しました。外国で実施された男性におけるAGAを対象とした臨床試験において、フィナステリド1mgは5年間にわたり高い安全性を示し、頭髪の持続的な改善および脱毛の進行遅延効果、前頭部、頭頂部のAGAに対する有効性、およびヘアサイクルの改善を示しました。

フィナステリドを服用しても抜け毛が止まらないのですがなぜですか?

84日分の処方:
・フィナステリド「トーワ」16,860円(税込・診察料込)/(約1ヶ月あたり5,620円)
・プロペシア25,680円(税込・診察料込)/(約1ヶ月あたり8,560円)

フィナステリド(プロペシア)は男性型脱毛症(以下AGA)の治療、予防薬として最も重要な薬剤です。

AGA治療薬「プロペシア(フィナステリド)」男性型脱毛症 飲み薬

毛包においてテストステロン(男性ホルモン)がジヒドロテストステロン(活性型男性ホルモン)に変換されるのを防ぎ、AGAの治療、予防につながります。治療効果に関しては、AGAの患者様のうち少なくとも40%以上の患者様で増毛が見られ、少なくとも85%以上の患者様で薄毛の進行が防がれることがわかっています。

AGA(男性型脱毛症)治療に有効とされる成分として「」と「」の2つがあげられます。頭皮の細胞を活性化し発毛を助ける効果があるミノキシジルに対して、フィナステリドは、毛髪を弱らせ抜け毛の原因となる男性ホルモンを抑制することで、薄毛の進行を防ぐ効果があります。

「フィナステリド錠」は、AGA治療薬として日本で最初に発売された「プロペシア」と同様の成分が配合され、効果が認められている後発医薬品です。

2015年に国内で承認を取得したことをきっかけに、現在ではさまざまな医薬品メーカーから販売されています。それまでにもAGA治療でプロペシアをはじめとする治療薬を長期間服用していた患者さまにとっては、ジェネリック医薬品が販売されたことで治療費を削減できるようになりました。
当院では「フィナステリド錠(VTRS)」の販売も開始しました。

[PDF] 5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬 男性型脱毛症用薬 フィナステリド錠

3ヵ月の連日投与により効果が発現する場合もありますが、効果が確認できるまで通常6ヵ月の連日投与が必要です。また、効果を持続させるためには継続的に服用する必要があります。
なお、服薬量の増量による効果の増強は確認されていないため、上限でも1日1mgの投与で十分です。フィナステリドを6ヵ月以上投与しても男性型脱毛症の改善がみられない場合には投薬を中止します。また、6ヵ月以上投与する場合であっても、定期的に効果を確認し、継続投与の必要性について検討する必要があります。

AGAは、テストステロンと呼ばれる男性ホルモンと還元酵素5αリダクターゼが結びつくことで生成される「ジヒドロテストステロン(DHT)」が主な原因です。


AGA治療薬 プロペシア (フィナステリド)の主な効果 · 薄毛の進行を防ぐ効果

フィナステリドには、AGAによる抜け毛の進行を抑える効果があると考えられています。
AGAの主な原因は毛根にある5α還元酵素がテストステロン(男性ホルモン)と結びつき、抜け毛を進行させるDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されるためです。

フィナステリドは「5α還元酵素」を阻害し、5α還元酵素がテストステロンと結びつくのを妨げる作用があります。
そのため、AGAが発症する要因であるDHTの生成を抑えることができ「AGAの進行を抑える」効果が期待できます。具体的な効果としては抜け毛の減少、硬毛の増加などが挙げられます。

【医師解説】フィナステリドについて。服用ポイント、作用・副作用

ある研究ではフィナステリドを5年間服用したところ、99.4%の症例において「写真評価で効果あり」との結果が出たと報告しており、非常に高い効果が期待できると言えるでしょう。

還元酵素II型阻害薬 フィナステリド(プロペシア 錠0.2 mg

頭髪は生える→育つ→抜けるというサイクル(毛周期)を繰り返しています。本来は2-6年かけて育つはずの頭髪がAGA(男性型脱毛症)を発症すると数か月から1年という短いサイクルで抜けてしまいます。
十分に育つ前に抜けてしまうため「抜け毛が増えた」「薄毛が目立つ」と感じるようになるのです。

キーワード:フィナステリド,男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia),5α- 還元酵素,ジヒドロテストステロン

では、それを例えば5年以上ずっと飲み続けるとどうなるのか?ということが次のテーマとなります。
ずっと飲み続けると髪が増え続けるのか、それともある程度で効果は頭打ちになるのか、それとも効果がピークになった後、またAGAが進行していくか?
という点です。

プロペシア錠1mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

フィナステリド5mg錠は、男性型脱毛症治療薬としてだけではなく、前立腺肥大症の治療薬として、世界100ヵ国以上で承認、発売されており、10年を超える安全性データから高い安全性が証明され、データにより裏付けられています。

男性成人には、通常、フィナステリドとして0.2mgを1日1回経口投与する

プロペシア(一般名:フィナステリド)は、AGA(男性型脱毛症:思春期以降の男性の進行性脱毛症)の治療に用いられる薬剤です。5α-還元酵素Ⅱ型を選択的に抑制してジヒドロテストステロンの産生を阻害し、抜け毛を減らしてAGAの進行をおさえます。
同系統のAGA治療薬としては、ザガーロ(一般名:デュタステリド)があります。

[PDF] 《フィナステリド錠》 5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬 男性型脱毛症用薬

AGA治療薬に関しては、症状の改善だけでなく、その後発毛した髪を維持するためにもがあります。フィナステリドに関しては、飲み続けることで身体に耐性ができてしまい依存状態になるということはないので、安心して飲み続けることができる薬です。

男性成人には、通常、フィナステリドとして 0.2mg を 1 日 1 回経口投

AGA は徐々に進行していきますので、「抜け毛が増えた」、「ボリュームが減った」というような初期症状の段階から適切な治療を行うことで、 AGA の進行を食い止めることが可能です。
髪や頭皮に違和感を感じているという方は、明らかな薄毛症状が出現する前に、お早めに医師にご相談ください。
当院では、フィナステリドを始め、多くの専門的な AGA 治療を取り扱っております。
どの治療薬に関しても、早期診断と早期治療によって、より効果的に使用することができます。

[PDF] 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

フィナステリド自体はあくまで、DHTの産生を邪魔するだけで、それ自体には、ホルモンとしての作用はありません。

AGA(男性型脱毛症) | 大阪茨木市の医療法人とくいクリニック

プロペシアは、男性における男性型脱毛症の進行遅延のみに適応があります。女性の脱毛症や、男性型脱毛症以外の脱毛症(円形脱毛症など)には使用できません。

AGA治療(プロペシア、フィナステリド、ザガーロ、デュタステリド)

聖心毛髪再生外来では、AGA治療薬の内服処方にあたり、事前に血液検査にて肝機能や腎機能などの状態を確認させていただきます。また内服治療中は定期的(6ヶ月)に血液検査を行い、専門医がその結果と診察をもとに処方を行っています。検査結果により医師が治療を中止したほうがよいと判断した際は、その指示に従っていただきます。

「男性AGA治療薬」 院内処方しております。 | 竹内内科小児科医院

フィナステリドの服用によって下記副作用が生じる可能性があると報告されています。

性欲減退、勃起不全、精子量減少、男性不妊などが挙げられます。
パートナーがおられる方は相談の上で服用を始められるのをおすすめします。

肝臓の機能障害の程度を示す指標であるAST・ALT・γGTP高値などが挙げられます。
定期的に血液検査を受け、肝機能に異常が無いか調べるようにしましょう。

治療開始後にも関わらず抜け毛の量が増えることがありま
初期脱毛はフィナステリドが作用することで生じる現象のため、ご安心ください。
服用から3ヶ月程度で収まることがほとんどです。

まれに男性ホルモンの乱れによって抑うつの症状が出ることがございます。

まれに乳房に痛みを感じたりすることがございます。

フィナステリドの副作用が生じる頻度はごくわずかですが、少しでも「副作用かな」と感じた場合は医師の診察を受け、指示を仰いでください。

男性型脱毛症 AGA:Androgenetic Alopecia

は、AGAの原因となる男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」の生成を抑制し、抜け毛を予防することを目的につくられたAGA治療薬です。
2015年より、国内初となるというジェネリック薬の販売も開始されています。(※薬の効果に差異はありません。)

男性型脱毛症 AGA:Androgenetic Alopecia

プロペシア錠の先発医薬品の特許切れに伴い、ジェネリック薬が多数の製薬会社からが発売されています。
当院で処方しているジェネリック薬のフィナステリド錠はファイザー製のものでしたが、2022年10月より沢井製薬製のものに変更しています。

AGAにはアボルブ(ザガーロと同じ成分)・プロペシア(フィナステリド)

フィナステリドの副作用として、下記の項目などが挙げられます。

●頭皮のかゆみ
●肝機能障害
●リビドー減退

しかし、実際には、長期投与試験期間中における副作用(臨床検査値異常変動も含む)のと発表されているので、と考えられています。

ただし、副作用は薬を服用してすぐに表れるものもあれば、長期的に服用することで現れるものもあり、服用する方の体調によっても変わってくるため、少しでも身体に異変を感じた時には、すぐに専門医に相談しましょう。

なお、女性や未成年は服用することができません。特に妊娠中の女性に関しては、フィナステリドが体内に吸収されると胎児に影響を及ぼす恐れがあるため、十分に注意が必要です。