コブラも…洪水で自宅に巨大ヘビ 雨季に捕獲要請1日200件 タイ
死闘がどのようなものだったのかについて、ネブラスカ大学リンカーン校のシャブ・モハマディ氏は、1枚の写真から断言することは難しいと断りつつも、「他のヘビを捕食するキングコブラがアミメニシキヘビに襲いかかったことで戦いが始まった」と推察しています。つまり、キングコブラが仕掛けて戦いが始まり、アミメニシキヘビが応戦したというわけです。キングコブラはアミメニシキヘビの首に噛みつくことに成功しましたが、毒を送り込み獲物を麻痺させる前にアミメニシキヘビに巻き付かれ、窒息死した模様。なお、毒牙の餌食になったアミメニシキヘビは敵を圧殺することには成功しましたが、命を落としたようです。
中国南西部・雲南省の村で住民が巨大なヘビを発見し 、警察に通報した。ヘビは体長およそ3.4メートルで 、警察によるとキングコブラだという。
キングコブラは世界で最も長い毒ヘビとされ、全長5メートルに達する例もある。「ヘビを食べるもの」という意味の属名「Ophiophagus」の名の通り、キングコブラは主に他の種類のヘビを食べる。コブラは捕食する際、相手の頭部の付け根を狙って毒液を注入し、神経伝達を阻害し、体を麻痺させて死に至らしめる。(参考記事:)
キングコブラは最も大きな個体は5メートルを超える体長を持つ「世界最大の毒ヘビ」として知られ、獲物に噛みついて毒を送り込み仕留めてから飲み込むという戦法を採り、主に他のヘビを捕食します。これに対してアミメニシキヘビは最大9メートルを超えて成長した個体が確認されている「世界最大のヘビ」で、は虫類や小型のほ乳類を絞め殺してから獲物を丸呑みします。
写真の2匹のヘビはいずれも大型の個体で、首を締め上げられているのがキングコブラ、首に噛みつかれているのがアミメニシキヘビ。アミメニシキヘビは特徴的なアミメ模様をしており、対するキングコブラは細かな鱗を持ちます。アメリカ自然史博物館のフランク・バブリンク氏によると、アミメニシキヘビに匹敵する大型のキングコブラは、写真左上に見える体の表面に白い斑点のラインが消えかかっていることから、大人の個体だとのこと。
本物のヘビのぬいぐるみ,300 cm,巨大なボア,コブラ ..
「キングコブラは、出会ったヘビの大半を襲うと考えられます」とシーヒー氏は話す。一方のアミメニシキヘビは世界最長のヘビで、全長9メートル以上の個体もいる。捕食するときには自分の体で相手を締め付ける。通常は哺乳類を食べ、ヘビを食べることはない。(参考記事:)
「もしどちらかが捕食していたとするなら、キングコブラがニシキヘビを食べようとしていたのでしょう」と、バーブリンク氏は考える。「どちらも失敗しましたけどね」
タイ 「雨期」で街が浸水 住宅地に巨大ヘビ! コブラも…捕獲要請「1日に200件も」 タイは熱帯ですから、まあ普通にヘビがいるわけですが。
写真が撮影された場所は不明ですが、キングコブラの生息域とアミメニシキヘビの生息域の重なり合いや、写真に写り込むペットボトルなどのゴミの散乱する砂地などの手がかりから、東南アジアのどこかであることは間違いないそうです。
「確かにコブラは他のヘビを食べますが、人がふざけてこのように仕組んだとも考えられます。キングコブラを飼っている人がいますからね。もしかすると、こいつらを一緒に溝に入れたらどうなるか試してみないかって思った人がいたかもしれません。(写真の)両側に盛り土がありますから。もちろん、誰の手にもよらず、自然界の中で起こったとも考えられます。私が現場に居合わせたらよかったんですが、残念です」(参考記事:)
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きっかけが何だったにしろ、今回の経緯は明らかだろう。キングコブラが自分にはのみ込めそうにない餌に手を出したが、それが巨大なニシキヘビだったため、ニシキヘビの得意技で反撃された。体に巻きつかれ、絞め殺されてしまったのだ。そして、ニシキヘビの体もコブラの毒には対抗できなかった。(参考記事:)
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