ジスロマックはクラミジアや淋病等の性感染症など様々な細菌感染症を防ぐ効果があります。特徴・副作用・服用方法などについても紹介しています。
細菌を原因とする感染症はいくつかありますが、ジスロマックの効果が期待できるのは次の感染症です。
淋菌性咽頭感染の治療薬は?(一般)公益社団法人 福岡県薬剤師会
ジスロマックは、クラミジアによる尿道炎や子宮頸管炎に対しても効果的です。
淋病に対して点滴薬として使用されるのが、セフェム系の抗菌薬であるセフトリアキソンです。
ジスロマック錠250mgの効果・効能・副作用 | 薬剤情報 | HOKUTO
淋病にのみ効果を発揮するアミノグリコシド系の抗菌薬で、血管の多い筋肉に注射するので、静脈注射の次に早く効果が現れやすい とされています。
【1】尿道炎・子宮頸管炎,肺炎,骨盤内炎症性疾患を除く感染症:(1)本剤で治療開始し,4日目以降でも臨床症状が不変又は悪化の場合,医師の判断で適切な他剤に変更。(2)外国の臨床における体内動態試験の成績から,本剤500mgを1日1回3日間経口投与することにより,感受性菌に対して有効な組織内濃度が約7日間持続することが予測されているので,治療に必要な投与期間は3日間とする。【2】尿道炎・子宮頸管炎:(1)投与開始後2~4週間は経過観察し,効果を判定。(2)本剤1000mgを1回投与することにより,アジスロマイシン感性のトラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)に対し有効な組織内濃度が約10日間持続することが予測されているので,治療に必要な投与回数は1回とする。【3】肺炎:(1)本剤で治療開始し,4日目以降でも臨床症状が不変又は悪化の場合,医師の判断で適切な他剤に変更。(2)アジスロマイシン注射剤から本剤に切り替える場合,症状に応じ投与期間変更可。
淋菌,クラミジアとも咽頭検体の一部の核酸増幅法にて検出可能である29)30)32)34)35)37)~40)
ジスロマックもすでに薬剤耐性菌の報告があり、十分な治療効果が得られない菌が増えつつあります。
166-167: 2008年6月号)アジスロマイシン(1g、単回投与)はクラミジア感染症の治療に推奨されている。これは、淋菌と梅毒トレポネーマに対する活性を示すが、淋菌に対しては、1gの投与量では不適切な治癒率(93%)しか示さず、2gの投与量では効果はあるが耐容量を超えるため淋菌への治療には推奨されていない。クラミジア・トラコマティスと淋菌の重感染は一般的に見られるが、淋菌の感染が認識されず、クラミジア感染のみと診断された場合はアジスロマイシンが低い投与量で使用される傾向にある。淋菌薬剤耐性サーベイランスプログラム(GRASP)は2001年以降、耐性の出現と拡大を検出する目的で、淋菌のアジスロマイシンへの感受性を監視している。耐性の定義は最小発育阻止濃度(MIC)>0.5mg/lである。GRASPにより以下のことが示された。2001~2006年の期間、低レベルアジスロマイシン耐性が年間増加しており、2005年には英国内では2.2%まで増加した。イングランドとウェールズでは5%以上を示した。2007年には高レベルアジスロマイシン耐性(MIC 4,096mg/l)を示す分離株が6株見つかり、すべて異性間性的接触のある患者から検出された。第一選択薬には感受性があった。患者にはアジスロマイシンは使用していなかった。分離株6株のうち5株はリバプール、1株はカーディフの実験室から分離された。6株はシークエンス解析により同一であったことから、異性間性的接触のあるコミュニティーにおける集団発生が示唆された。クラミジア感染症の治療にアジスロマイシンの治療を受ける割合は増加しており、2000年は5%未満であったのに対して2006年は40%まで増加していた。(HPA, HPR, 2, No.14, 2008)
淋菌感染症と一緒に感染していることも多いため、淋菌とクラミジアの同時検出 ..
おしっこが痛い、ムズムズする、ウミが出る、などの症状が出たときは尿道炎かもしれません。男性尿道炎には淋菌性、クラミジア性、非淋菌非クラミジア性があります。
「淋病」とは淋菌(Neisseria gonorrhoea)感染症のことをさしますが、一般的にはドロドロとした黄色い(膿性な)ウミを伴う尿道炎のことをいいます。治療には即効性のある注射薬が必要です。最近は、ロセフィン、トロビシン、ニトロフラントイン、ホスホマイシンなどの注射薬が多く使用されています。
最近の淋菌には、テトラサイクリンやニューキノロンは効果がないというのは本当ですか。 ..
疲れたとき、生理前後、寝不足、ストレスが溜まったときなどに性器ちかくの水泡・腫れ・痛み・かゆみが繰り返しおこる。こんなときは、性器ヘルペスのウイルス(HSV)が考えられます。性器ヘルペスのウイルス(HSV)は一度感染してしまうと皮膚の神経をさかのぼり、体の奥に潜んでしまい、寝不足、ストレス、飲み過ぎ、風邪、女性では生理など、体の抵抗力が下がったときに再発します。最近は治療薬の進歩で、きちんと治療すれば、昔ほど怖がる病気ではなくなりました。症状の強さに関係なく、性器ヘルペスは神経のウイルス感染症ですから、塗り薬は症状を緩和したり、皮膚の保護をするだけで、根本的な治療ではありません。内服治療が基本です。出された薬は症状が無くなっても全部きちんと飲みましょう。次の再発のために取っておくことは、自覚症状だけをごまかすので、パートナーに移しやすくしてしまいます。
飲酒してしまうとジスロマックの効果が減少し、クラミジアが完全に治らなくなる恐れがあります。 クラビット
・ジスロマックの主成分のアジスロマイシンは、細菌感染による感染症の治療に用いられるマクロライド系の抗生物質
非クラミジア非淋菌性尿道炎|大阪市北区の泌尿器科 若月クリニック
このページでは、ジスロマックの効果や副作用、飲み方などの基本情報を解説しています。
淋菌感染症との混合感染があることから,淋菌とクラミジアの同時検出 ..
・淋病などの性感染症の他、幅広い細菌感染症の治療に用いられる
・この薬は、感染症の原因となる細菌の増殖を阻止または殺菌する作用があります。 ・次の病気の人に処方されます。
「淋病」は正式名称を淋菌感染症といい、男性に多い性感染症です。といわれ、感染していても気づかずにいる方も多くなっています。しかし、女性も治療せずに放置しておくと、など、男女問わず適切な治療が不可欠な病気です。
[PDF] アジスロマイシン単回投与製剤の女性性感染症治療への 臨床応用
ジスロマックの主成分のアジスロマイシンは、細菌感染による感染症の治療に用いられるニューキノロン系の抗生物質です。
細菌は細胞の分裂によって増殖していきます。
性感染症 Sexually Transmitted Infection
男性が淋菌に感染すると、排尿時の痛みを感じたり、尿道から白い膿(うみ)が出たりするなど、クラミジアに似た症状を発症します。しかしがあり、さらに感染を放置してしまうと前立腺炎や精巣上体炎、無精子症になる危険性もあるため、注意が必要です。
淋菌感染症(淋病)の場合、完治するのに何日くらいかかりますか?
淋菌感染症は淋菌(Neisseria gonorrhoeae)という細菌による感染症です。主に性行為によって感染する性感染症です。性器クラミジア感染症とともに頻度の高い性感染症です。性行為の多様化を反映して咽頭や直腸などに感染する性器外感染が増加しています1)。女性は無症状のことが多く、気づかないうちに男性パートナーに感染させていることがあります1)。
[PDF] アジスロマイシン水和物の「使用上の注意」の改訂について
クラミジア性、淋菌(りんきん)性尿道炎の両方に効く抗生物質です。
性感染症による尿道炎は、従来はクラミジア性か、淋菌性なのか、または、重複感染なのか、の診断を受ける必要がありました。その上で、症状に合った薬で治療する必要があり、重複感染の場合は2種類の薬が必要でした。
ところが、新しい性病治療薬である「ジスロマックドライシロップ」の登場により、どちらに感染している場合も一つの薬で済むようになりました。もちろん、重複感染の場合も、このジスロマックドライシロップの服用だけで済みます。
ジスロマックドライシロップが優れている点は、1回飲み切っただけで効果が7日以上続き、ほとんどの場合、この1回の服用で完治します。
また、尿道炎の予防としても非常に効果があります。最近では、風俗店に行く前の「性病感染予防」として、ジスロマックドライシロップを飲むという使用方法も一般的になってきました(注)。
また、ジスロマックの副作用として主に下痢や腹痛、吐き気などの症状がみ ..
(注)※風俗店で挿入する「本番行為」では、必ずコンドームを着用してください。ジスロマックの服用でが予防できる性病は、尿道炎症状が主となる性感染症のみです。風俗女性には、クラミジアまたは淋菌が咽頭(のど)に生息していることが多く、口のみの性行為であるフェラチオ(オーラルセックス)だけでも、尿道炎に感染することがあります。ジスロマックドライシロップは、その感染予防にはなりますが、効果を100%保証することはできません。
[PDF] JAID/JSC 感染症治療ガイドライン2018―男性尿道炎とその関連疾患―
淋菌感染症は抗菌薬で治療します。セフェム系薬やアミノグリコシド系薬などが使用されます。ニューキノロン系薬やテトラサイクリン系薬は耐性が多く使用しません。経口抗菌薬のみで治療することは推奨されておらず、セフトリアキソン(セフェム系薬)を点滴で投与したり、スペクチノマイシン(アミノグリコシド系薬)を注射で投与して治療します1)。スペクチノマイシンは咽頭への移行が悪いため咽頭感染では使用されず、セフトリアキソンが主に使用されます1)。近年、淋菌の多剤耐性化が進んでおり、従来の抗菌薬が効かない淋菌が報告されています1)。
ジスロマック点滴静注用500mg(一般名:アジスロマイシン水和物注射用)の効能・副作用 ..
ジスロマックはアジスロマイシンを有効成分とした経口抗菌薬です。1回の服用で症状を改善することができます。ジスロマックは淋菌性尿道炎や淋菌性子宮頸管炎に対して使用されますが、性器クラミジア感染症にも使用することができます。淋菌感染症の20-30%はクラミジア感染を合併していると言われています1)。そのため、淋菌感染症と性器クラミジア感染症を同時に治療することができます。また、ジスロマックは淋菌やクラミジアによる尿道炎の予防としても使われることがあります。
東南アジアで女性と性行為をしたイギリス人男性が、既存の抗生物質が効かない史上最悪の「スーパー淋病」に感染していたことが明らかになった。
抗菌薬投与後に検査を行います。治癒の確認は淋菌が検出されるかどうかで判定します。尿道炎については自覚症状がなくなっても淋菌は消失していないことがあります。女性の場合、治療の失敗で不妊症や卵管妊娠の原因となるため、全例で治癒確認検査を行うことが推奨されています1)。
ジスロマック錠(250)、ジスロマック点滴静注用(500)、ほか後発品あり
淋菌感染症は性感染症です。パートナーも一緒に治療しましょう。女性は男性に比べて自覚症状に乏しいので、男性の淋菌感染が判明したら女性パートナーも医療機関を受診して検査や治療を受けましょう1)。女性は感染を放置してしまうと子宮外妊娠や不妊症などの合併症を生じてしまいます1)。「自覚症状がないから医療機関を受診しない」ということがないようにしましょう。