トレチノインと、強力な漂白作用のあるハイドロキノンで、肌を活性化し、にきび、しみ ..
トレチノインは表皮の深い層にあるメラニン色素を外に出してしまう働きを持っています。トレチノインは表皮の細胞を活発に増殖させるために、表皮の細胞はどんどん押し上げられていきます。言い換えれば、ターンオーバーを2週間程度に速める手段として、トレチノインを使うということです。そのときにメラニン色素を一緒に持ってあがっていき、2ないし4週間でメラニン色素を外に出してしまいます。
これらのシミに有効です。 老人性色素斑(日光や加齢によるシミ); 炎症後色素沈着(傷、やけど、湿疹の後にできるシミ); 肝斑
ニキビは、皮脂腺の機能が亢進するとともに、毛穴の入口の角質が異常に厚くなり蓋をすることによって起こります。トレチノインは、皮脂腺の機能を低下させ、角質をはがす作用があるため、ニキビ治療に大変効果的です。にきびが十分に改善した後も、引続き治療をすることによって、ニキビ後の赤みも消えていきます。
通常、表皮内で作られたメラニン色素は肌のターンオーバーとともに排出されますが、メラニン色素の産生と排出のバランスが崩れると、メラニン色素が沈着してシミと呼ばれる状態になります。
シミ、肝斑、炎症後色素沈着に対してはハイドロキノン、トレチノインの外用が効果的です。 対象疾患
当院では、しみの治療として、トレチノイン・ハイドロキノン療法を行っています。
できてしまったメラニンを追い出す作用のトレチノインの上に、メラニンの新生を抑制するハイドロキノンを重ね塗りし、メラニンの塊であるシミを取り除いて薄くする治療です。トレチノイン治療薬は単体だと、ニキビやシワやタルミの改善などに使用されますが、ハイドロキノンと併用することで、美白効果が高まります。
【効果のあるシミ】 皮膚の浅い部分(基底層から表皮)にメラニン色素が異常増殖・色素沈着している以下のようなシミに効果を発揮します。(太田母斑や真皮性のシミには効きません) 肝斑 褐色のシミで、額や頬、眼や口のまわりに左右対称に現れます。 雀卵斑(そばかす)
両頬や鼻の上に褐色の小さな斑点がたくさん散在するタイプのシミです。 炎症後色素沈着 ニキビ跡の色素沈着やアトピー性皮膚炎患者の色素沈着の改善にも有効です。 日光黒子(老人性色素斑)
主に中年以降の人の顔や手の甲、前腕など日光に長時間当たる部位によく発生します。 【治療の流れ】①まずは、診療時間内に受診してください。医師がシミの診察を行い、適切な治療を選択します。
↓②本治療の適応と判断されたら、ハイドロキノンクリーム、トレチノインクリームを濃度を選んで処方します。
↓③ご自宅で、気になるシミに1日1~2回、クリームを塗布していただきます。治療は2~6週間ほど継続します。途中、肌が赤くかさかさする現象が現れ、次第にシミが薄くなってきます。
【治療を受けられない方】妊娠中、授乳中の方
【料金について】
【もっと詳しく】トレチノインとは?
トレチノインとはレチノールやレチナールと同じくビタミンAの誘導体で、ビタミンAの活性本体です。生理作用はレチノールの100倍もあり、ニキビ、しみ、しわ、そばかすなどに有効です。米国ではまず、難治性ニキビの治療薬として認知されました。その後、シミやシワなどの紫外線による皮膚の老化にも効果が認められることがわかり、現在までに多くの患者さんに皮膚の若返り治療薬として使用されています。 トレチノインの皮膚に対する作用
① 角質をはがす② 表皮の細胞分裂を促進し、皮膚の再生を促す
③ 皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑える④ 真皮のコラーゲンの生成を促し、タルミや小ジワを改善する
⑤ 表皮内でヒアルロン酸などの分泌を高め、皮膚をみずみずしく保つ お肌に塗布することで、古くなった角質をはがし、表皮の細胞分裂を急速に早めて新しい皮膚を再生します。その際、表皮の底に沈着したシミの原因(メラニン色素)までもぐんぐん浮き上がらせてはがすだけでなく、ハリや潤いのもととなる真皮層のコラーゲンやエラスチン線維を刺激するので、生成が高まり短期間でしみやシワの目立たない弾力のあるみずみずしい素肌へと生まれ変わらせるのが特徴です。
ハイドロキノンとは? ハイドロキノンとは、しみの原因となるメラニン色素をつくる細胞(メラノサイト)の数を少なくする美白剤です。数年前から市販の化粧品へのハイドロキノン配合ができるようになり、ハイドロキノン配合の化粧品が発売されるようになりましたが、市販化粧品に許可されているハイドロキノン(医薬部外品)の濃度は低く、効果的なしみ治療は期待できません。また、知識のないまま使用することによりお肌に悪影響を与える恐れもあります。
ハイドロキノンの美白効果として挙げられるのが、新しいシミができるのを予防する効果とすでにできたシミを薄くする効果です。シミの原因であるメラニン色素は、皮膚にあるアミノ酸「チロシン」が、色素細胞により酸化反応を受けることで生成されます。
“炎症後色素沈着”という状態になる場合があります。 これは、ケガ、虫刺され、やけど、かぶれ、ニキビなどの後に
妊娠中・妊娠予定の方は使用できません!ビタミンA誘導体により、胎児への奇形のリスクを高める可能性があります。
ハイドロキノンはメラニン色素の生成にかかわる酵素チロシナーゼの働きを抑制したり、メラニン色素を生成するメラノサイトの働きを弱めたりする働きがあります。また、強い還元作用により生成されたメラニンを薄くする作用も期待できます。
紫外線対策が重要で、ハイドロキノン・トレチノインなどの外用やトラネキサム酸・ビタミンCなどの内服が有効です。 炎症性色素沈着 ..
それに比べて真皮内のメラノサイトにはメラニンが詰まっているので、メラニンにレーザーが反応し、メラノサイトごとやっつけてしまうことが出来ます。
トレチノインは、強力な作用のある薬剤のため、使用すると反応性の皮膚炎が起こります。皮膚が赤くなったり、ぽろぽろと角質が取れてきますが、これは、薬かぶれなどのアレルギー反応ではなく、むしろこうした反応が出ていれば、トレチノインの効果が出ていると考えられます。適度な範囲であればまったく心配ありません。
しみは、褐色の色素沈着で、ホルモンと紫外線が関係します。妊娠時にみられることもしばしばあります。 老人性しみ(老人性色素 ..
肌の漂白剤ともいわれるハイドロキノンですが、全てのシミに対して美白効果があるわけではありません。ハイドロキノンで効果があるのは。皮膚の浅い部分にある表皮のシミです。そのため、皮膚の深い部分にある真皮のシミや、表皮と真皮にまたがっているシミに対しては、レーザー治療など他の治療が必要になります。
しみ. 老人性色素沈着、炎症後色素沈着、肝斑などの改善が期待できます。 にきび、毛穴の開き.
≪ハイドロキノンで効果があるシミ≫
日光黒子・肝斑・そばかす(雀卵班)・炎症性色素沈着
≪ハイドロキノンで効果がないシミ≫
太田母斑・ADM
トレチノインとは? シミや色素沈着の改善に効果を発揮 トレチノイン酸(Retinoic acid : RA)は.
肌の角質をとるトレチノイン治療をしているときには、ハイドロキノンはしみるためヒリヒリしたり皮膚が赤くなったりすることがあります。刺激が強い場合は、トレチノインを一時休んで、ハイドロキノンだけを使用してください。痛みが強すぎる、血がにじんでくる、ひどくしみる、赤くなりすぎるなどの症状が出た場合は、トレチノインを中止して、診察をお受けください。(ハイドロキノンは、使用していて大丈夫です)
シミの外用治療『東大式トレチノイン・ハイドロキノン漂白療法』
しみは皮膚内で色素沈着がおこっている場所が浅いか深いかによって異なってきます。 皮膚の比較的浅い部分で色素沈着をおこしている場合は表皮性と呼ばれます。皮膚の深い部分の場合は真皮性と呼ばれます。
治療後2週間で日光性(老人性)色素斑は綺麗になりましたが、治療後約1ヶ月にはやはり強い炎症後色素沈着を認めました。 ..
トレチノインは、コラーゲン増生を促す数少ない薬ですので、しわにも効果が期待できます。目じりなどの深いしわの場合は、少なくとも3ヶ月は使用する必要があります。また、使用開始すぐは、皮剥けがひどくなることがありますので、プロペトなどの保湿剤による十分な保湿が必要です。
ニキビ跡治療 (赤み 色素沈着) | 肌のクリニック 高円寺 麹町
トレチノイン酸はビタミンA誘導体で、生理活性はビタミンAの約50-100倍です。
このトレチノイン(レチノイン酸)は、誰でも血液中にごく微量流れているものですから、抗原抗体反応を起こしたり、アレルギー反応を起こすことはないといわれています。
トレチノイン(レチノイン酸)は米国でもともとしわ・にきびの治療医薬品として、FDAに認可されており、非常に多くの患者さんに皮膚の若返り薬として使用されている実績があります。
しみ治療(老人性色素斑) · 毛穴の開き・毛穴の黒ずみ · にきび治療 · にきび跡の凹凸治療.
トレチノインはしみ全般に有効ですが、真皮性のしみの治療には不十分です。トレチノイン治療と同時に他の必要な治療を受ける必要があります。 最初の診断で治療方法や期間、それに伴う費用などの概略もお示しすることが出来ます。
美容皮膚科外来 基本情報|北里大学北里研究所病院(東京都港区)
しみの原因であるメラニン色素を作らせなくする漂白剤です。しみの治療としては、トレチノインでメラニン色素を外に押し出し、ハイドロキノンで新しいメラニン色素をつくるのを防ぐのが効果的です。ハイドロキノン単独でなく、トレチノインとの併用をお奨めします。市販されている、いわゆる美白化粧品は、このハイドロキノンに比べて成分の作用が非常に弱いものです。
トレチノイン | 敏感肌も安心のくみこクリニック四条烏丸院 京都
メラニン合成酵素であるチロジナーゼの阻害剤であり、さらにメラニン色素を作るメラノサイトに対して細胞毒性があります。
要は、しみの原因であるメラニン色素を作らせなくする漂白剤です。トレチノイン及びハイドロキノンの組み合わせで日光性黒子、雀卵斑、炎症後色素沈着、肝斑、・ニキビ・乳輪の黒ずみ・肌のくすみ・毛孔性苔癬など皮膚の浅い部位が主体のシミの治療を行います。
IPLによる光治療、Qスイッチルビーレーザーによるレーザー治療の併用が効果が高い場合もございます。
トレチノイン・ハイドロキノン療法のみだけですと、皮膚の深い部位のシミはとれません。深いシミに関しては当院ではQスイッチルビーレーザーによる治療をおすすめしております。
深いシミ(太田母斑、遅発性両側性太田母斑、異所性蒙古斑)はQスイッチレーザーですと保険で治療することもできますのでお気軽にご相談ください。
トレチノイン治療| 自由が丘駅徒歩2分 | 美容皮膚科女医・皮膚科専門医
なおハイドロキノンによる皮膚症状がみられたときは、使用間隔を長くしたりすることもあります(1日1回、2日に1回など)。皮膚科の美白治療では5~10%の濃度のハイドロキノンを使用することもありますが、用法用量を守ることで、リスクを抑えながらシミ治療を行います。
新宿駅前うわじま皮膚科 美容皮膚科 しみ しわ わきが ダイエット
しみ治療は基本的には処方されたトレチノインクリームと美白剤であるハイドロキノンクリームを毎日患部に塗っていただくという形になります。トレチノインの作用でターンオーバーが速くなると、多少剥けてきたり、赤くなったりしますが、しみの種類や肌質によって個人差がありますので、特に1クール目はきめ細かいアドバイスが必要となります。
また治療期間中は保湿剤とオイルで皮膚を保護する必要が出る方もあります。
天王寺区|上本町|肌診断|皮膚癌検診|ZO(ゼオ)スキンシステム
ビタミン剤などが必要に応じて処方されます。
しみの種類によっては他の治療(レーザーなど)や手術を行います。
シミについて|久喜市のあきえ皮膚科クリニック|肝斑 そばかす 女医
ハイドロキノンは皮膚への刺激やアレルギーのリスクがあるため、敏感肌やアレルギーが気になる方は、事前にスタッフへご相談ください。必要に応じてパッチテストを行ってください。
【入手経路】 国内販売代理店経由で購入しております。
時間に余裕があれば、朝とお風呂上がりに1日2回塗布します。時間がない場合は夜のお風呂上がり1回からはじめます。
ちょっと赤くなってわずかに皮膚がポロポロと剥けるくらいなら、そのまま継続してください。赤みが強い、皮膚の刺激感がある場合は塗布回数を1日2回なら1回へ、1日1回なら2日に1回に減らします。症状が治まれば元に戻します。
1ヵ月ほどしても効果が見られないときは1日2回であれば塗布量を増やします。やや厚めに塗布します。1日1回であれば2回にしてください。