[PDF] デュタステリドカプセル0.5mgZA「AFP」 新発売のご案内
日本国内でデュタステリドを製造する場合はまずは原薬を海外から輸入してきます。
デュタステリドカプセル0.5mgZA「AFP」(デュタステリドカプセル)
各製薬メーカーがデュタステリドの製造をする場合、結局これらの下請けの製造会社にオーダーする形になります。
例えば、沢井製薬がジェネリックのデュタステリドを製造販売する場合はデュタステリドカプセル0.5mgZA「サワイ」のようになります。
デュタステリドカプセル0.5mgZA「AFP」とザガーロカプセル
アルフレッサはメディパルHDに継ぐ医薬品卸の2番手の会社ですが卸業務だけでなくデュタステリドの製造販売も行っています。
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薬剤 デュタステリドカプセル0.5mgZA「AFP」 東洋カプセル
17.1有効性及び安全性に関する試験
17.1.1国内第II相試験前立腺体積30mL以上の前立腺肥大症患者を対象とした二重盲検比較試験(1日1回24週間経口投与)において、用量依存的な前立腺体積の減少が認められた。デュタステリド0.5mgはプラセボに比し、前立腺体積を有意に減少させ、I‐PSS(国際前立腺症状スコア)及び最大尿流率を有意に改善した。
表1前立腺体積の投与前後の変化--------------------------表開始--------------------------
プラセボ(70例)0.05mg注)(67例)0.5mg(70例)2.5mg注)(67例)投与前平均値(SD)45.7(20.26)44.4(14.22)45.4(15.20)41.0(13.61)
24週後平均値(SD)42.1(21.26)37.9(14.72)34.6(14.66)30.7(11.85)変化率(%)-8.7-15.5-25.3-25.6
p値-0.021<0.001<0.001単位(mL)、変化率は線形モデルによる調整済み平均値
注)本剤の承認用量は1日1回0.5mgである。--------------------------表終了--------------------------
副作用発現頻度は、デュタステリド0.05mgで6%(4/70例)、デュタステリド0.5mgで15%(11/71例)及びデュタステリド2.5mgで13%(9/69例)であった。主な副作用は、デュタステリド0.05mgで勃起不全3%(2/70例)、デュタステリド0.5mgでリビドー減退4%(3/71例)、勃起不全3%(2/71例)及び射精障害3%(2/71例)、デュタステリド2.5mgで勃起不全4%(3/69例)及びリビドー減退1%(1/69例)であった。[5.参照]17.1.2国内第III相試験
前立腺体積30mL以上の前立腺肥大症患者を対象とした二重盲検比較試験(1日1回52週間経口投与)において、デュタステリド0.5mgはプラセボに比し、I‐PSS及び最大尿流率を有意に改善し、前立腺体積を有意に減少させた。表2I‐PSS、最大尿流率及び前立腺体積の投与前後の変化
--------------------------表開始--------------------------評価項目\投与群プラセボ(181例)0.5mg(184例)p値
I‐PSS(点)投与前平均値(SD)16.0(6.01)16.6(6.56)52週後平均値(SD)12.4(6.32)11.1(6.82)
変化量-3.7-5.30.003最大尿流率(mL/sec)投与前平均値(SD)11.2(4.41)11.2(4.13)
52週後平均値(SD)11.9(4.82)13.4(5.75)変化量0.72.2<0.001
前立腺体積(mL)投与前平均値(SD)49.4(17.16)50.2(19.79)52週後平均値(SD)44.7(17.36)35.1(19.04)
変化率(%)-10.8-33.8<0.001変化率及び変化量は線形モデルによる調整済み平均値
--------------------------表終了--------------------------図1I‐PSSのベースラインからの変化量の推移(変化量は線形モデルによる調整済み平均値)
<<図省略>>図2最大尿流率のベースラインからの変化量の推移(変化量は線形モデルによる調整済み平均値)
<<図省略>>図3前立腺体積のベースラインからの変化率の推移(変化率は線形モデルによる調整済み平均値)
<<図省略>>副作用発現頻度は、デュタステリド0.5mgで6%(12/193例)であった。主な副作用は、勃起不全2%(4/193例)、浮動性めまい1%(2/193例)及びリビドー減退1%(2/193例)であった。[5.参照]
注)本剤の承認用量は1日1回0.5mgである。
デュタステリドもジェネリック製造の不正問題の影響を受けて入手が難しくなってきています。
5α還元酵素1型/2型阻害薬; デュタステリドカプセル0.1mgZA「トーワ」; デュタステリド
18.1作用機序
デュタステリドは、テストステロンをジヒドロテストステロンへ変換する1型及び2型5α還元酵素を阻害する。ジヒドロテストステロンは前立腺肥大に関与する主なアンドロゲンである。18.2Invitro及び動物における成績
18.2.15α還元酵素阻害作用Invitroにおいて、ヒト1型及び2型5α還元酵素を阻害した。また、去勢ラットにおいて、外因性に投与したテストステロンの前立腺におけるジヒドロテストステロンへの変換を阻害した。
18.2.2前立腺組織中のジヒドロテストステロン濃度低下作用ラットに反復投与することにより、前立腺組織中ジヒドロテストステロン濃度を低下させた。
18.2.3前立腺縮小作用及び肥大抑制作用ラットに反復投与することにより、前立腺を縮小させた。また、去勢ラットに反復投与することにより、テストステロン誘発前立腺肥大を抑制した。
18.3ヒトにおける成績18.3.1血清中のジヒドロテストステロン濃度低下作用
前立腺肥大症患者にデュタステリド0.05~2.5mg注)を1日1回反復経口投与した時、血清中ジヒドロテストステロン濃度は投与2週までに速やかに低下した。反応は用量依存的であり、投与6ヵ月の0.5mgによる減少は89.7%と2.5mgと同程度で最大であった。18.3.2前立腺組織中のジヒドロテストステロン濃度低下作用
前立腺肥大症患者にデュタステリド0.5mgを1日1回反復経口投与した時、投与3ヵ月の前立腺組織中ジヒドロテストステロン濃度はプラセボ投与と比較して93%減少した(外国人データ)。注)本剤の承認用量は1日1回0.5mgである。
原薬の製造工程の一部でも海外に委ねているものまで含めると、全体の59.4%に当たる5381品目が海外製の原薬を使っているとされています。