本家キャロルシェルビーが唯一公認したリプロダクションモデル「スーパフォーマンスコブラ」のオーナーさんにお聞きした様子をお伝えします。
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スーパフォーマンスmk3の中古車一覧(1~5件)【グーネット】
※車両本体価格でのシミュレーション結果の場合、 諸費用(256万円)を登録時までに現金でお支払いいただく場合の支払い例となります。
ビンテージなスポーツカーに乗りたい。でも、安全性やメンテナンスを考えたらとても…。そんな諦め掛けていた夢を叶えてくれるのが、ここで紹介するスーパフォーマンスのMKⅢだ。
スーパフォーマンス MK3 · 欧州車 · SOLDOUT · CUSTOM ORDER · 友だち追加数
だが、今この車両を日本で乗ろうとしても、保安基準などが変わり新規登録はまず不可能。かろうじて継続車検であれば走行可能だが、メンテナンスや信頼性を考慮すると、簡単には手が出せるとは思えない。でも、そんな夢を抱くオーナーに手を差し伸べるのが、ウイングオート。同社はスーパフォーマンス社が製作した、キャロル・シェルビーから唯一公認されたライセンスモデルの代理店でもあり、可能な限りオリジナリティを維持しつつ、近代的な装備を施し、安全性も重視しているのがポイントと言える。
ちなみに、ちょっとばかり試乗させてもらったのだが、フィールは抜群に素晴らしく、パワー的にもこれで十分という感じ。この上にはシェルビー アメリカンが発売するCSXシリーズと同等の427cu. in.(約7000cc)のエンジンや現代の最新ユニットも用意されるというが、日本の公道を走る限りにおいては302 cu. in.で十分というか、「これでも持て余すんじゃないか」と感じるほどのパワー感だった。
こういった、ホイールベースが短くて車高が低くて軽量で電子制御のアシストのないクラシカルなリアルスポーツカーというのは、体感速度が半端ではなし、法定速度で走っているだけでも十二分に楽しい。
とはいえ、昔ながらのマニュアルミッションで、ハンドルもブレーキも重く、エアコンも付いてなく、居住環境によっては年に2回くらいのキャブレター調整も必要だしと、現代のスポーツカーとは比べものにならないくらい「面倒」な部分もあるに違いないが、それででも、あえて「これが良い」と本気で思えるほど刺激的。
それって「誰もが乗れるクルマじゃないよ」的な優越感もあるし、アメ車の旧車好きであるなら、ボディデザインからエンジンフィール、ステアリングフィール、ブレーキフィールにおいて、当時の面影を如実に感じることができるのだから、飾り用のフルレストア済みのC2コルベットも良いが、このスーパフォーマンス・マーク3は現代の交通事情にも即応するだけに、走りを楽しむ相棒として、購入候補にあげても良いと思うのである。
シェルビーコブラ エンブレム の 刺繍を施したフロアマット / スーパフォーマンス ・ マークⅢ
モチーフとなったのは、シェルビーコブラ427 S/Cとなる。パワーユニットは、現行マスタングに搭載されるV8・5ℓエンジン。コンピュータやミッションなどもそのまま流用することで、各種警告灯もインパネ内部にさりげなく装備されているので、現代のクルマの様な感覚で乗れると言っても過言ではない。また3点式シートベルト、ヘッドレスト、保安基準に適合したサイド出しマフラー、ハイマウントブレーキランプなど、スタイルを極力崩さずに、21世紀的にアップグレードが図られている。
エンジンはもっともスタンダードな、コヨーテV8・5ℓを搭載。排気量は確かに小さいが、技術の革新は明確で、427が強烈に加速するのに対し、MK Ⅲはマイルドにスピードを上げていく感じだそうだ。大きなラジエターには電動ファンも備わっており、オーバーヒート対策も万全。なお標準ではパワーが要るステアリングで、エアコンもない。軽い気持ちで乗るのではなく、むしろ本気でスポーツ走行を楽しむつもりで購入すべきクルマかも知れない。フロントノーズの奥にはオイルクーラーと、巨大なラジエターを覗かせており、非常に個性的なスタイルと言えるだろう。
輸入車その他 スーパフォーマンス MK3 COBRA シェルビー コブラ
ACコブラをモチーフにした「MK3」や「MK2」をはじめ、GT40、デイトナ・クーペ、コルベットといった様々な名車のリプロダクション・カーを制作しているSuperformance(スーパフォーマンス)社。
そんな Superformance 社の車両を日本に輸入&販売しているのが「スーパフォーマンス・ジャパン」である。
で、今回取材させてもらった車両が「Superformance MK3(スーパフォーマンス・マーク3)」。このSuperformance MK3は、ACコブラをモチーフにした「リプロダクション・カー」であるのだが、その他多数のコブラのレプリカ車と一線を画すのは、Superformance社が「Carroll Shelby Licensing, Inc., 」の認可を受けた公認ボディを使用し製作されていること。
ただし、名称やエンブレムに「Shelby」や「Cobra」は使用しておらず、「本物」のコブラであるShelby Americanが販売するCSXシリーズとは異なるのだが、オーダーで搭載するエンジンやミッションの内容によっては、Superformance MK3を限りなく本物に近づけることは可能である。
もっとも、Superformance MK3の最大の魅力は、オプションでフォードの最新エンジンである5リッターV8「コヨーテ」(もちろんインジェクション仕様)と10ATを組み合わせ、エアコンもパワステも搭載して最新のマスタングGTと変わらない仕様で気軽に所有することも可能だということ。
その気になれば2.3リッター直4エコブーストを搭載することも可能ということだから驚きである。
そんななか今回取材したのは、スーパフォーマンス・ジャパンが輸入するマーク3の中では最もベーシックな302キュービックインチのV8エンジン&5MTを組み合わせたモデル。
ベーシックとは言うものの、これはこれでいかにも往年のキャブ車らしいビートを刻み、この年代のアメ車特有の感動的なフィールが味わえるのである。
メーター類など、インパネの配列はオリジナルと同じ。ステアリングはモト・リタを標準で装備。オプションとなるが、トレメックの5MTを装備。今回の車両には装備されていないが、パワーステアリングも設定される。ステアリングの左下には各種警告灯をシンプルに追加しているので、現代のクルマしか運転したことがなくても同じ感覚で運転できるだろう。アルミペダルも装備されており、ここにだけSUPERFOMANCEのロゴがあしらわれているが、スタイルを損なわない様に配慮しているのが感じ取れる。