前立腺肥大症に適応がある選択的α1受容体遮断薬のゴロ(覚え方)
腫瘍マーカー
全9種類の腫瘍マーカーのゴロとまとめ一覧
関西のVIPはアホ
関西の:肝細胞がん
VIPは :PIVKA-Ⅱ(VIP→反対にするとPIV)
アホ :AFK
※腫瘍マーカーのPIVKA-ⅡとAFKといえば、肝細胞癌。
CAの須田さん
CA:CEA
須:膵臓がん
田:大腸がん
※腫瘍マーカーのCEAと言えば、膵臓癌と大腸癌。
CAとすいとん飯行くーく?
CAと飯行くーく?:CA19-9
すい :膵臓がん
とん :胆道がん
※腫瘍マーカーのCA19-9と言えば、膵臓癌と胆道癌(消化器系がん)
C?いや、Aカップで大誤算!
CとAと大誤算で、「CA15-3」
カップなので、「乳がん」
※腫瘍マーカーCA15-3と言えば、乳癌。
寿司を至急返上しろ!
寿司:SCC
至急:子宮頸がん
返上:扁平上皮がん
※腫瘍マーカーSCCと言えば、子宮頸癌と扁平上皮癌。
パッサパサなパパ
パッサ:PSA
パサな:PAP
パパ :前立腺がん
※腫瘍マーカーPSAとPAPと言えば、前立腺癌。
シラフで非情な采配
シラフで :CYFRA21-1
非情な采配:非小細胞肺がん
※腫瘍マーカーCYFRA21-1と言えば、非小細胞肺癌。
第六回
1.アレンドロン酸の作用はどれか。1つ選べ。
ヒドロキシアパタイトに結合し、破骨細胞の機能を抑制する。
ビスホスホネート製剤(~ドロン酸)の作用
抗RANKL製剤 RANKL-RANKの結合を介した破骨細胞の分化を抑制して骨吸収を低下
デノスマブ
カルシウム受容体を刺激して副甲状腺ホルモンの分泌を抑制する。
シナカルセト
小腸からのカルシウムの吸収を促進する。
アルファカルシドール
カルシトリオール
エルデカルシトール
2.スクレロスチンの働きを抑制して、骨吸収を抑制し、骨形成を促進する。
ロモソズマブ
3.骨粗しょう症に当てはまる記述はどれか。1つ選べ
脆弱性骨折を生じやすい。
椎体の脆弱性骨折によって背骨が曲がる。
老年女性に多い
子宮や乳房のエストロゲン受容体には作用しないが、骨組織のエストロゲン受容体に作用する薬物はどれか。1つ選べ
骨組織のみ→ラロキシフェン、バセドキシフェン
第七回
1.シスプラチンの抗腫瘍作用の主な機序はどれか。1つ選べ
●プラチナ(白金)でどんな橋をつくる?新人が耳にし、吐き気催す。
「プラチナ」語尾:~プラチン、プラチナなので白金製剤
「どんな橋をつくる」DNAに架橋を形成し、(DNAの複製を抑制)
「人」(副作用)腎毒性
「耳」(副作用)聴力障害
「吐き気催す」(副作用)悪心・嘔吐
DNAへの架橋形成
2.トポイソメラーゼⅡを阻害してDNA合成を阻害するのはどれか。1つ選べ。
ハクビシンは干支ポジションに見染められず
「ハクビシン」(アントラサイクリン系)語尾:~ビシン
※語尾例外で、ミトキサントロン
「干支ポジション」エトポシド(商:ラステット、ペプシド)
「に見染ら」Ⅱ、トポイソメラーゼ阻害
3.
この記事では、男性ホルモンをマインドマップとゴロを活用してわかりやすく解説します。 ..
所見
関節裂隙の狭小化、骨棘の形成、
軟骨下骨の硬化
・治療
関節腔内へのヒアルロン酸の注入
(関節の可動性の回復)
非ステロイド性抗炎症薬の投与(鎮痛)
問題9 変形性関節症に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
青問7巻 病態・薬物治療 112 ページ
1 軟骨の変性によって起こる全身性自己免疫疾患である。
→ × 自己免疫疾患ではない。
2 高頻度にPIP関節(近位指節間関節)が侵される。
→ PIP関節が障害を受ける変形性関節症をブシャール結節という。
ヘバーデン結節ではDIP関節(遠位指節間関節)が障害される。
3 関節のX線所見として、骨棘形成が特徴的である。
→ ○(関節がすり減るために生じる)
4 関節液の減少が認められる。
→ 疾患の初期では関節液の減少が認められる。
炎症が強くなると滲出液が関節腔にたまって関節液が増加することもある。
5 軽症例よりプレドニゾロンの経口投与が汎用される。
→ × 軽症例では痛み止めとして非ステロイド性抗炎症薬が経口投与される。
膝関節の摩耗への対処としてはヒアルロン酸の関節内腔への注射が行われる。
アルキル化薬*
問1 抗悪性腫瘍薬であるシクロホスファミド水和物の作用機序として正しいも
のはどれか。1つ選べ。
1 チミジル酸合成酵素阻害
2 トポイソメラーゼI阻害
3 微小管タンパク重合促進
4 DNA のアルキル化◯
5 二本鎖 DNA 架橋形成◯
問2-1 副作用である出血性膀胱炎の防止のため、メスナを併用する抗悪性腫
瘍薬はどれか。1つ選べ。
1 フルオロウラシル
2 シタラビン
3 メトトレキサート
4 イホスファミド◯
5 イリノテカン
問 2-2 シクロホスファミドの副作用である出血性膀胱炎に対して用いられる薬物
はどれか。1つ選べ。
1
ジスルフィラム
2 デフェロキサミン
3 メスナ◯
4 レボホリナート
5 ナロキソン
問3シスプラチンの主な作用機序はどれか。1つ選べ。
1 DNA のアルキル化
2 微小管形成阻害
3 トポイソメラーゼI阻害
4 チミジル酸合成酵素阻害
5 DNA への架橋形成◯
問4 脳腫瘍の治療に用いられる医薬品はどれか。1つ選べ。
1 ゲフィチニブ
2 フルオロウラシル
3 イリノテカン塩酸塩水和物
4 イマチニブメシル酸塩
5 ニムスチン塩酸塩」◯
代謝拮抗薬*
問5 次の代謝拮抗薬のうち、ジヒドロ葉酸還元酵素を阻害する薬物はどれか。
1つ選べ。
1 メルカプトプリン
2 メトトレキサート、◯
3 フルオロウラシル]
4 シタラビン
5 テガフール
問6 フルオロウラシル(5-FU) の抗腫瘍
効果を増強する薬物はどれか。1つ選べ。
1 レボホリナートカルシウム◯
2 メルカプトプリン
3 メトトレキサート」
4 イリノテカン塩酸塩)
5 ドキソルビシン塩酸塩
問7 シタラビンオクホスファートの主
な作用機序はどれか。1つ選べ。
1 ジヒドロ葉酸還元酵素阻害
2 チミジル酸合成酵素阻害
3 DNAポリメラーゼ阻害◯
4
4
DNA のアルキル化
5 プリン合成阻害
問8 活性代謝物がデオキシシチジン三
リン酸(ACTP)と競合し、DNAポリメラ
ーゼを阻害するのはどれか。1つ選べ。
1
1 ボルテゾミブ
2 エキセメスタン
3 ゲムシタビン◯
4 マイトマイシンC
5 スニチニブ
問9 次の抗悪性腫瘍薬のうち、プリン
代謝拮抗薬はどれか。1つ選べ。
1
シクロホスファミド
2 フルオロウラシル
3 メトトレキサート
メルカプトプリン◯
5 ドキソルビシン
抗腫瘍性抗生物質 * *
問10-1 DNA に架を形成することに
より DNA複製を阻害する抗腫瘍抗生物質
はどれか。1つ選べ。
1 カペシタビン
2 2 ピンクリスチン
3 パクリタキセル
4 マイトマイシンC◯
5
5
エトポシド
問10-2 マイトマイシンC の作用機序
はどれか。1つ選べ。
1
1 微小管形成阻害
2 葉酸代謝拮抗
3 トポイソメラーゼI阻害
4 DNA への架橋形成◯
5 DNAポリメラーゼ阻害
問11 ドキソルビシンの作用機序はどれ
1
2
3
4
5
インターカレーションによる DNA
及びRNA合成阻害|◯
DNA のアルキル化
微小管タンパク重合促進
トポイソメラーゼI阻害
アンドロゲン受容体遮断
問 12トポイソメラーゼII を阻害して DNA
合成を阻害するのはどれか。1つ選べ
1 シクロホスファミド
2 イリノテカン
3 ノギテカン
4 ドキソルビシン◯
5 ビンクリスチン、
植物由来薬*
問 13 トポイソメラーゼIIを阻害して DNA合成を阻害するのはどれか。1つ選べ。
1 シクロホスファミド
2 イリノテカン
3 ノギテカン
4 エトポシド◯
5 ビンクリスチン
問 14-1 トポイソメラーゼI阻害薬は
どれか。1つ選べ。
1 ドセタキセル水和物
2 イリノテカン塩酸塩◯
3 エトポシド
4 ドキソルビシン塩酸塩
5 ピンクリスチン硫酸塩
問 14-2 DNA トポイソメラーゼIを阻害
して抗悪性腫瘍作用を示すのはどれか。
1つ選べ。
ドセタキセル
1
2ノギテカン◯
3
4
5
エトポシド
ドキソルビシン
ビンクリスチン
問15 抗腫瘍薬ビンクリスチンの作用
機序はどれか。1つ選べ。
1 DNA アルキル化
2 チューブリン重合阻害◯
3 アロマターゼ阻害
4 トポイソメラーゼ阻害
5
ピリミジン代謝阻害
分子標的薬**
問16-1 次の抗悪性腫瘍薬のうち、分子標的治療薬はどれか。1つ選べ。
1 イリノテカン塩酸塩
2 ゲフィチニブ◯
3 メトトレキサート
4 ニムスチン塩酸塩」
5
5 ドキシフルリジン
問 16-2 上皮成長因子受容体(EGFR)
チロシンキナーゼを選択的に阻害し、抗悪性腫瘍作用を示すのはどれか。1つ選
1
2
3
4
5
ボルテゾミブ
ブレオマイシン
イリノテカン
イマチニブ
ゲフィチニブ◯
問 17-1 ヒト血管内皮増殖因子
(VEGF)に結合することで、血管新生を
抑制する抗悪性腫瘍薬はどれか。1つ選
1
1
2
3
4
5
ソラフェニブ
ベバシズマブ◯
ドキソルビシン
イリノテカン
ゲフィチニブ
問 17-2 ヒト血管内皮増殖因子
(VEGF)を標的とした抗悪性腫瘍薬はど
れか。1つ選べ。
1 トラスツズマブ
2 リツキシマブ
3 ベバシズマブ◯
4 ニボルマブ
5 セツキシマブ
問 18 ヒト血管内皮増殖因子受容体
(VEGFR)を標的とした抗悪性腫瘍薬は
どれか。1つ選べ。
1 ラムシルマブ◯
2 トラスツズマブ
3 ゲフェチニブ
4 ニボルマブ)
5 イピリムマブ、
問19-1 ヒト上皮増殖因子受容体2 (HER2)
を標的とする分子標的薬はどれか。1つ選
べる
1 リツキシマブ
2 ベバシズマブ
3 トラスツズマブ◯
4 セツキシマブ
5 エルロチニブ
問 19-2 ヒト上皮増殖因子受容体2 (HER2)
を標的とする分子標的薬はどれか。1つ選
1
2
3
4
5
リツキシマブ
ベバシズマブ
ペルツズマブ◯
セツキシマブ
エルロチニブ
問19-3 ヒト上皮増殖因子受容体2
CHER2)を標的とする分子標的薬はどれか。
1つ選べ。
1 ゲフィチニブ
2 ソラフェニブ
3 ラパチニブ◯
4
イマチニブ
5
エベロリムス
問20 腫瘍細胞のプロテアソームを阻
害し、NF-KBの活性化を妨げることに
より、腫瘍細胞のアポトーシスを誘導す
るのはどれか。1つ選べ。
1 ボルテゾミブ◯
2 ブレオマイシン
3 イリノテカン
4 イマチニブ
5 ゲフィチニブ
間 21-1免疫チェックポイント阻害薬
に分類されるのはどれか。1つ選べ。
1
トラスツズマブ
2 ペルツズマブ
3 ニボルマブ◯
4 パニツムマブ、
5 ゲフィチニブ
問21-2 免疫チェックポイント阻害薬
に分類されるのはどれか。1つ選べ。
1 フルベストラント、
2 ボルテゾミブ
3 イピリムマブ◯
4 エベロリムス
5 イマチニブ
ホルモン感受性腫瘍治療薬 * * * * * *
問 22 抗エストロゲン作用を有する乳が
ん治療薬として、最も適切なのはどれ
か。1つ選べ。
1
エストラジオール
2 クロルマジノン酢酸エステル
3 タモキシフェンクエン酸塩◯
4 メチルテストステロン
5 アナストロゾール
問 23 抗アンドロゲン作用を有する前
立腺がんの治療薬として正しいのはどれ
か。1つ選べ。
1 1 ビカルタミド◯
2 ダサチニブ
3 イリノテカン
4 カルボプラチン
5 インフリキシマブ
問24 タモキシフェンクエン酸塩の投与により発症のリスクが上昇するのはど
れか。1つ選べ。
1 乳がん
2 2 前立腺がん
3 膀胱がん
4 子宮体がん◯
5 子宮頸がん
問25 閉経前乳がんに用いる薬物はど
れか。1つ選べ。
1 アリルエストレノール
2 エキセメスタン
3 エンザルタミド、
4 リュープロレリン◯
5 レトロゾール
問26-1 ゴナドトロピン放出ホルモン
(Gn-RH)受容体の脱感作により、精巣の
テストステロン合成・分泌を抑制するの
はどれか。1つ選べ。
1 メトトレキサート、
2 ホスフェトロール]
3 エトポシド
4 4 タモキシフェン
5 リュープロレリン◯
問26-2 ゴナドトロピン放出ホルモン
(Gn-RH)受容体の脱感作により、精巣の
テストステロン合成・分泌を抑制するの
はどれか。1つ選べ。
1 メトトレキサート
2 デガレリクス
3 エトポシド
4 タモキシフェン
5 ゴセレリン◯
問26-3 ゴナドトロピン放出ホルモン
(Gn-RH)受容体の遮断により、精巣のテ
ストステロン合成・分泌を抑制するのは
どれか。1つ選べ。
1 メトトレキサート
2 デガレリクス◯
3 エトポシド
4 タモキシフェン
5 ゴセレリン
問27-1 閉経後乳がんの治療に用い
る薬物はどれか。1つ選べ。
1 デュタステリド
2 アナストロゾール◯
3 リュープロレリン酢酸塩
4 フルタミド
5
ゴセレリン酢酸塩
問27-2 アロマターゼ阻害作用がある閉
経後乳がん治療薬として、最も適切なの
はどれか。1つ選べ。
1 クロルマジノン酢酸エステル
2 エチニルエストラジオール
3 テストステロンエナント酸エステル
4 レトロゾール◯
5 タモキシフェンクエン酸塩
間1 YZDB 解答 (シクロホスファミドをと5も正解)
シクロホスファミド水和物は、アルキル化薬であり、主にグアニン塩基をアルキル化する。生体内で活性化された後、腫瘍細胞のDNA合成を
阻害し抗腫瘍効果を現す。二官能基アルキル化薬の場合はは結果として架橋が形成され、選択肢5も正解となるが、二官能基以外のアルキル化薬につ
いて問われた場合は誤となる。
間2-1 YZ模試
イホスファミドは、アルキル化薬であり、生体内での代謝を経て生成されたアクロレインにより、副作用として出血性膀胱炎等の整尿器系障
害を起こすことがあるため、アクロレインの無毒化を目的としてメスナと併用される。
問2-2
YZDB
解答3
シクロホスファミドの副作用である出血性膀胱炎に対して用いられるのはメスナである。出血性膀胱炎防止のため、尿量増加を図る必要があ
問3 YZDB
シスプラチンなどの白金製剤は、DNA に架橋を形成することにより、抗腫瘍作用を示す。
YZDB 解答5
脳腫瘍の治療には、脳への移行性の高いニムスチンなどが用いられる。テモゾロミドも脳腫瘍に用いられる。
間5 YZ模試 解答2
メトトレキサートは、核酸合成に必要な活性型葉酸の産生に必要なジヒドロ葉酸還元酵素を阻害する葉酸代謝拮抗薬である。メルカプトプリ
ン水和物はプリン代謝拮抗薬、フルオロウラシル及びテガフール(フルオロウラシルのプロドラッグ)はピリミジン代謝拮抗薬、シタラビンは DNA ポ
リメラーゼ阻害薬である。
問6 YZDB 解答 1
レボホリナートカルシウムフルオロウラシル療法、レボホリナートカルシウム・フルオロウラシル持続静注併用療法として胃がん、結腸・
直腸がんに対しての抗腫瘍作用を増強する。
問7 YZDB 解答3
シタラビンオクホスファートは、シタラビンのプロドラッグであり、代謝されてシタラビンとなったのちに癌細胞内でリン酸化され、DNA ボ
リメラーゼを阻害してDNA の生合成を阻害する。
間8
青・改 解答3
間 P430 理論問題7選択肢3の解説、およびP434 問題 11 の選択肢3の解説参照のこと。
間9
YZDB
プリン代謝拮抗薬にはメルカプトプリンなどが、ピリミジン代謝拮抗薬にはフルオロウラシルなどがある。
間10-1 YZDB
マイトマイシンCは、放線菌から単離された抗腫瘍抗生物質であり、DNA 中のアデニンのN-6位及びグアニンの0-6、N-2位に架橋を形成
し、DNA複製を阻害する。
問10-2 YZ模試 解答 4(注意)
40 マイトマイシンCは、二重鎖 DNA に架橋を形成し、DNAの複製を阻害する抗腫瘍抗生物質の1つである。
5△選択肢としては不良。架橋の結果複製が阻害されるので、DNA polymerase 阻害とも言える可能性があるが、この場合酵素活性の直接限
害の有無を指していると思われる。
問11
YZDB 解答 1
ドキソルビシン塩酸塩やダウノルビシン塩酸塩などのアントラサイクリン系抗腫瘍抗生物質は、インターカレーションによる INA 及び IENA 合
成阻害作用とDNA トポイソメラーゼII阻害により、細胞周期の停止やアポトーシス誘導などによる抗腫瘍作用を示す。
間12
青改
間 11 の解説参照
間13
解答 4
ド及びドキソルビシン塩酸塩は、トポイソメラーゼII を阻害する。
エトポ
問14-1
YZDB
解答2
問14-2
解答2
イリノテカンは代謝されて活性体 SN-38 となり効果を示すが、ノギテカンは代謝を要しない。ノギテカンの適応:小細胞肺癌、がん化学療法
後に増悪した卵巣癌、小児悪性固形腫瘍、進行又は再発の子宮頸癌:イリノテカンの適応:肺がん、子宮頸がん、卵巣がん、胃がん、大腸がん、乳が
ん、悪性リンパ腫
間15
解答2
ビンカアルカロイドはチューブリンの重合を阻害して、微小管形成を抑制し、細胞周期の 1 期で停止させる。
間16-1 YZDB 解答2
ゲフィチニブは、上皮成長因子受容体(EGFR) チロシンキナーゼを阻害することにより、手術不能又は再発非小細胞肺がんに適応がある。
問16-2YZ模試 解答5
間16-1 解説参照
問17-1 YZ模試 解答2
ベバシズマブは、ヒト血管内皮増殖因子(VEGF)を標的としたモノクローナル抗体製剤であり、腫瘍組織から分泌される VEGF に結合し、血管
内皮細胞に発現する VEGF 受容体と VEGF との結合を阻害して腫瘍組織での血管新生を抑制するため、腫瘍細胞の増殖を抑制する。
間17-2YZ模試
間17-1解説参照。
間18
ラムシルマブは、VEGFR に対する完全ヒト型抗体である
間19-1
解答3
トラスツズマブは、ヒト化抗 HER2 モノクローナル抗体である。抗腫瘍作用のメカニズムとしては、受容体下流のシグナル伝達阻害と、抗体
依存性細胞傷害活性 ADCC(antibody-dependent cell cytotoxicity)などが挙げられる。
問19-2
ペルツズマブは、HER2 に対するヒト化モノクローナル抗体で、HER2 の二量体化に重要な細胞外領域に結合して二量体化を妨げる。HER2はリ
ガンドが同定されておらず、HER2 が過剰発現することにより、隣接する HER2 同士の二量体形成のみで活性化する。
問19-3
ラバチニブは、EGFR/HER2 に対する低分子阻害集。EGFR 及び HER2 チロシン自己リン酸化を選択的かつ可逆的に阻害することで、アポトーシ
スを誘導し腫瘍細胞の増殖を抑制する。乳がんの転移にも用いられる。
間20
解答1
青間 P432理論題8および10の解説を参照
間21-1
解答3
ニボルマプは、完全ヒト型抗ヒトPD-1 モノクローナル抗体(オプジーボ)で免疫チェックポイント阻害薬に分される。
間21-2
イピリムマブは、完全ヒト型抗ヒト CTLA-4 モノクローナル抗体で、免疫チェックポイント阻害薬に分類される。
問22 YZDB 解答3
タモキシフェンクエン酸塩は、抗エストロゲン薬であり、乳がん細胞のエストロゲン受容体に対し、エストロゲンと競合的に拮抗し、抗エス
トロゲン作用を示す。
間23
YZ模試
解答1
前立腺がんの治療には、抗アンドロゲン作用を有するビカルタミドなどが用いられる。
間24 YZDB 解答 4
子宮体がんは子宮内膜に発生する悪性腫瘍であり、エストロゲンにより増殖が促進される。タモキシフェンクエン酸塩は乳がん組織のエスト
ロゲン受容体を遮断することにより乳がんの治療に用いられるが、子宮体部に対してはエストロゲン作用を示すため、子宮体がんの発症リスクが上昇する。
間25 YZ模試 解答 4
閉経前乳がんのホルモン療法に用いる薬物には、タモキシフェンクエン酸塩、リュープロレリン酢酸塩、ゴセレリン酢酸塩などがある。エキ
セメスタン、レトロゾールは、閉経後乳がんの治療に用いられる。アリルエストレノールは前立腺肥大症、エンザルタミドは去勢抵抗性前立腺がんの治療に用いられる。
問26-1 青改 解答 5
リュープロレリンとゴセレリンはいずれも、Gn-RE 誘導体であり、投与直後は下垂体 GnRH受容体を活性化してゴナドトロピン(LH および FSH)
の分泌を増大されるが、持続的投与によるネガティブ・フィードバックと受容体のダウンレギュレーションにより脱感作に至り、ゴナドトロピンの数出が抑制される。なお、ホスフェストロールは合成エストロゲンで、現在製造中止。青間 P430 理論問題6解説参照
間26-2
解答5
間25-1 解説および青間 P430 理論問題6解説参照
間26-3
解答2
デガレリクスはGnRH(=LH-RH) アンタゴニストである。下体 GnRH レセプターと可逆的に結合することにより、下垂体からの黄体形成ホルモン(LH)の放出を抑制する結果、精巣からのテストステロン分泌を抑制する。この下垂体性腺系機能抑制により、デガレリクスは前立腺癌の増殖を
抑制すると考えられる。
問27-1 YZ模試 解答 2
閉経後乳がんの治療薬として、アロマターゼ阻害薬のレトロゾール、アナストロゾールなどがある。なお、LH-RH 誘導体であるリュープロレリン酢酸塩、ゴセレリン酢酸塩は閉経前乳がんの治療に用いられる。フルタミドは抗アンドロゲン作用があり、前立腺がんの治療に用いられる。
問27-2 YZDB改変解答 4
アナストロゾールとレトロゾールは非ステロイド性、エキセメスタンはステロイド性のアロマターゼ阻害薬で、アロマターゼ阻害によりアンドロゲンからのエストロゲン生成を阻害し、がん細胞の増殖を抑制する。
2.
(ゴロ)
「男性に抗う」抗男性ホルモン薬→アンドロゲン受容体に拮抗
「クロールマジ」クロルマジノン(商:25mg製剤としてプロスタール)
→・を用いる。
※一方、として月経異常や黄体機能不全による不妊症に用いる。
「エースとれる」アリルエストレノール(商:パーセリン)→前立腺肥大に用いる